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掲載日:2019年1月25日
川口市を拠点に配食サービスや障がい者福祉サービスを行っているNPO法人くれおんを取材しました。今回はくれおんが運営している「cafeあみくる」を訪問し、小川代表と職員の方々にお話を伺いました。
ー「cafeあみくる」を始めたきっかけはなんですか?
お弁当販売の事業を行う中で、販売だけでなく食べられる場所が欲しいとの声があり、それに応える形でカフェを始めました。カフェ形態にすることによって、障がいのある人とそうでない人との相互理解の場、コミュニティの場になればよいと考えました。
ー名称の由来はなんですか?
“明るい未来が来る”という意味で「あみくる」です。他の団体と被らない名称を心がけました。
ー「cafeあみくる」のメニューや、運営体制について教えてください
日替わりランチのメニューは「あみくるおべんと屋さん」で調理したものをカフェまで配送し、提供しています。運営体制は職員1名と利用者の方(=障がい者の方)が午前午後で各3名ずつなので、1シフトあたり4名の体制で営業しています。
ー運営状況はどうですか?
徐々にお客様が増えてきています。ランチタイムでは日替わりランチが完売の日も増えてきました。また、「マイシティじゃーなる」や「J:COM」等のメディアにも取り上げられたことで、客層も広がりをみせています。これまでは利用者の方の御家族などといった身内が中心でしたが、徐々にそれ以外の方が増えています。
ー運営の中で何かこだわっていることはありますか?
「あみくるおべんと屋さん」で提供しているお弁当は500円ですが、日替わりランチは700円で販売しています。この差額200円分でデザートと2品のメニューを追加し、盛り付けにこだわったりという風に付加価値を付ける工夫をしています。また、来店した方には来店のきっかけを伺うなど、必ずコミュニケーションを行うようにしています。他にも身障者用トイレを設置することで、どのような方にも来店してもらえるよう設備を整えています。
ー活動の中で嬉しかったことや、目指すべき理想などはありますか?
やっぱり自分達の料理を食べてもらえることが何よりもうれしいですね。最近では地域の方などにも口コミで伝わり、カフェの知名度が上がってきているので、これからは普段利用者の方と接する機会がない人にも働く姿を見てもらうことで、お互いに偏見を無くしていきたいと思っています。
ー活動上の悩みはありますか?
初めてのことばかりだったので、苦労は多かったです。カフェの運営方針については会議を開き、何度も話し合いました。従業員として働いてもらう利用者の方には、食器や品物を丁寧に扱うことなどを覚えてもらいました。
ー今後の活動の展望についてお聞かせください
とりあえず今は、始めたばかりのカフェの安定運営に注力していきたいです。カフェに来店する方は依然関係者の割合が多いので、関係者以外の方にももっと来店してもらえるよう努力していきたいです。また、カフェギャラリーとして地域の方々の絵や陶芸など自慢の作品を展示してコミュニティーを広げていきたいと思います。
―最後に、県民の方々に向けたメッセージをお願いします
事業所「あみくる」を駅の近くに開設することにこだわったのも、このたび「cafeあみくる」を開業したことも、一般の人にもっともっと利用者の姿を見て、接してもらい、障がい者に対する偏見を払拭していきたいと考えたためです。障がい者にやさしい埼玉を目指して今後も活動をおこなっていきたいと思います。
御来店、お待ちしています。
NPO法人 くれおん (代表理事)小川 礼子 (電話)048-226-3133 (所在地)埼玉県川口市金山町3-18 (くれおんのホームページ)http://www.kureon.net/ |
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