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掲載日:2020年12月7日
寄居町用土地区で「フラワーガーデン中島」を営む中島さんの家は、もともと、養蚕と米麦中心の経営でしたが、それを有美子さんの就農に合わせて鉢物生産に切り替えたそうです。
埼玉県農業大学校での先進農家体験学習で、研修先が鉢物生産農家であったことや「家でできる仕事で、軽作業を中心に取り組めるものを」という父親のアドバイスもあり、就農当初から鉢花経営に取り組んでいます。
就農した当時は、ポインセチアやボサギクなど鉢物の他に花壇苗物など生産していたそうですが、ポインセチアとの作業性の良さや商品性の高さから、ハイドランジアを導入して、現在では、約760平方メートルの施設で鉢物生産に取り組んでいます。
ポインセチアについては、他の生産者より同じ鉢の号数でも一回り以上大きいボリュームを確保するというこだわりを就農時から続けており、品質も高く、特に専門店では「フラワーガーデン中島のポインセチア」として、季節のディスプレー装飾などに多く使われるなど高い評価を得ています。
銀賞
ノエル
フラワーガーデン中島
平成28年度オールジャパンポインセチアフェア
これから母の日を中心に出荷されるハイドランジアは、ピンクのガクアジサイ「ダンスパーティー」という品種が中心で、草姿とボリュームのバランスの良いものを出荷しているそうです。
「出荷はまだ先ですが、是非、私の自慢の花をお母さんや大切な人への贈り物としていただければ」と話してくださいました。
また、地域の仲間の人望も厚く、これまでに地元4Hクラブの会長や鉢物生産組織の会長などを歴任されるなど、まとめ役としても活躍されています。
今後の目標としては、「ここ数年の異常気象の影響で、毎年栽培管理が難しくなっている中でもお客様に喜んでいただける花栽培に取り組んでいきたい。」と語ってくださいました。
最後に、お客様へ鉢物を長持ちさせるために、「鉢への水やりは土の表面が乾いたらたっぷり行うこと」や「鉢皿に水をためないこと」、「エアコンの風などがあたらない場所におき、頻繁に動かさないこと」などのアドバイスをいただきました。
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