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総合トップ > くらし・環境 > ユニバーサルデザイン > 有識者の意見 > 埼玉県 ユニバーサルデザイン・ホームページ 【有識者の意見】(4)

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掲載日:2010年3月19日

埼玉県 ユニバーサルデザイン・ホームページ 【有識者の意見】(4)

高橋儀平さん

ユニバーサルデザインの背景

アメリカでは、ユニバーサルデザインはマーケットの関係で捉えられている。障害者のためのまちづくり・ものづくりではなく、誰もが使えるようなまちづくり・ものづくりへと移行してきた。日本でもユニバーサルデザインが受け入れられてきたのは、企業や行政が受け止めざるを得ない「高齢社会」の問題があるからである。高齢社会での社会資本整備をどうするかを考えたときに、次の時代への新しい発想としてユニバーサルデザインが受け入れられた。埼玉県は、今後急激に高齢化が進む県であり、いわば爆弾を抱えている。このことを考えても、ユニバーサルデザインを積極的に推進していかなければならないであろう。

バリアフリーとの関係

今は、交通バリアフリー法の制定、施行などもあって、バリアフリーという言葉自体がもつ意味が広範に変化してきている。平成7年の総理府の障害者白書で述べられた4つのバリア(物理的バリア、制度的バリア、文化・情報面のバリア、意識のバリア)を拡大し、すべての市民を対象にしていくとすればユニバーサルデザインの概念と余り変わらない側面を持っていくると思う。

埼玉県はバリアフリーという言葉で、「さいたま新都心」や「建築カレッジ」などを実施してきているが、実態はユニバーサルデザインで求められている内容も多く含まれている。アメリカで言われてきたユニバーサルデザインの概念(7原則)と埼玉県がバリアフリーということで実施してきた施策や事業とを比較すると、ユニバーサルデザインに含まれる部分とユニバーサルデザイン以外の特別な部分があることに気がつくであろう。

建築者側にとってはバリアフリーとユニバーサルデザインが余り変わらない表現を持つ場合も少なくない。しかし、今後の施策を展開する場合、対外的にはユニバーサルデザインという新しい概念により打ち出していくことが効果的である。

プロセス

ユニバーサルデザインは、基本的には仕事のプロセスである。最初はデザインという商品そのものから始まって7原則などがつくられたが、その後、商品を生み出すためには、そこに至る色々なプロセス(ユーザーの参加がポイント)が大変重要であると言われてきている。そのプロセスがないので、使えないもの、不便なものが生じてきた。プロセス自体もユニバーサルデザインづくりの枠の中に含められる。

今までの狭い意味でのバリアフリーは、悪く言うと、デザインが障害者のみ対応に特化していたり、使う人が明らかに限定されているようなものがあった。これからは、一人でも二人でも多くの人が「ものをつくる考える場」に参加する。そうしたプロセスがユニバーサルデザインの基本である。

ユニバーサルデザインの限界

ユニバーサルデザインはみんなのデザインと言われるが、オールマイティではない。そうした限界を知りながら作業すること、ユニバーサルデザインの概念を見極めるということが必要である。完全なものを誰が求めているかについても議論する必要がある。課題ははっきりしており、実施するか否かである。実施してみて後戻りするようなことがあってもよい。そのことを包含すること自体がユニバーサルデザインの実践であるから。

高橋儀平氏のプロフィール

1948年埼玉県生まれ。1972年東洋大学工学部建築学科卒。同大学助手、講師を経て1994年から現職。工学博士(東京大学1993)、一級建築士(1975)

専門分野:住宅及び地域施設(保健・医療・福祉施設)の計画及び設計福祉のまちづくり、ユニバーサルデザイン計画

主な著書・論文

  • Universal Design Hand Book (共著、米国McGraw-Hill社、2001)
  • 東京都住宅改修アドバイザーマニュアル(編著、2001)
  • 障害者福祉論(共著、中央法規、2001)
  • 神奈川県福祉のまちづくりガイドブック2001
  • バリアフリー住宅(共著、建築資料研究社、2000)
  • ユニバーサルデザインこれからの可能性を探る(建設コンサルタント協会、2000)
  • 「ユニバーサルデザインのまちづくり」新都市2001(都市計画協会)

お問い合わせ

県民生活部 文化振興課 文化創造・発信担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第3庁舎1階

電話:048-830-2882

ファックス:048-830-4752

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