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総合トップ > くらし・環境 > ユニバーサルデザイン > 有識者の意見 > 埼玉県 ユニバーサルデザイン・ホームページ 【有識者の意見】(1)

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掲載日:2010年3月19日

埼玉県 ユニバーサルデザイン・ホームページ 【有識者の意見】(1)

池辺国彦さん

デザインは、もともと多くの人が使いやすいようにものごとを考える行為を指している言葉であり、そういった意味では、ユニバーサルデザインという考えはデザインの概念に包含されていたのではなかったかと思います。バリアフリーというデザイン領域は、明らかに、身体障害者に健常者と同様な活動をしてもらいたいという願いが基底にあって、最近脚光を浴びていますが、ユニバーサルデザインはそれを包含すると同時にさらにデザイン意識の拡大化の方向を示しているかのように思えます。

デザインは、ともすれば色と形の世界というように捉えられますが、それは、デザインという行為のごく一部であって、本来的には、目に見えない頭脳活動がそれを支えているのです。例えば、新幹線一つを例にとっても、新幹線の車両や設備をデザインの主たるものと見られがちだが、それを走らせるプログラム・システム、需給体制(多様な人の多様な使い方)などが構築できたから新幹線が成り立っていると思います。それらを包含してデザインと言っているので、出来たものだけでデザインを論じる現代の風潮は気がかりです。デザイナーが物事に取り組むときは、かなりの情報を集めてから取り掛かるものですが、最近のデザイナーは、十分な調査研究をせずに、気に入られること、カッコよくて売れることを狙って仕事をしているように思います。現在の経済システムの是正をしなくてはならない部分と協調しているように思います。

それはさておいて、何とも先の見えない現代の状況の中に、ユニバーサルデザインという言葉が、デザインの行き詰まり状況を脱したいために、あるいは、今一度思いを新たにして社会性を獲得しようというきっかけ作りのために生まれたのだとすれば結構だと思います。しかし、私には、正直に言ってバリアフリーというデザインの領域は大変よく分かりますが、ユニバーサルデザインの概念がよく理解できないのです。ひょっとするとバリアフリーというデザイン領域の発展する先に待ち構えている考えでしょうか。私の若い、あるいは年配の友人に集まってもらって意見を伺いたいと思っている昨今です。

池辺国彦氏プロフィール

1932年生まれ。1958年東京教育大学工芸建築学科卒。東京芸術大学美術学部非常勤講師、埼玉大学助教授を経て、1980年から1998年まで埼玉大学教育学部教授。現在同大学名誉教授。2000年から(社)埼玉デザイン協議会理事長を務める。

専門分野:プロダクトデザイン、グラフィックデザイン、伝統的手工芸

主な著書、論文

  • これからの美術の指導(共著、明治図書、1988)
  • 埼玉の造形文化(編共著、さきたま出版会、1987)
  • 美術・造形の基礎(編共著、産業図書、1987)
  • 基礎・基本を充実させ個性を伸ばす美術の指導(中等教育資料、大日本図書、1993)
  • つくるよろこび 埼玉> (伝統的手工芸・これからの埼玉、埼玉伝統工芸協会、1990)

お問い合わせ

県民生活部 文化振興課 文化創造・発信担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第3庁舎1階

電話:048-830-2882

ファックス:048-830-4752

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