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掲載日:2018年9月1日

知事コラム

「ジェロントロジー」

毎月初めのNACK5「モーニングスクエア」では知事の肉声でお届けしています。

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 「ジェロントロジー」という耳慣れない単語があります。一般的には「老年学」と訳されますが、多摩大学学長の寺島実郎(じつろう)氏はこれを「高齢化社会工学」と認識し、新しい社会構想を提起されています。
 戦後の日本は「工業生産力モデル」の優等生として大都市圏に産業と人口を集中させました。人々が郊外に住居を求めた結果、現在の大都市郊外にはいわゆる都市新中間層による突出した高齢化社会が生み出されたと寺島氏は分析しています。
 人生100年時代が語られる今日、定年退職後の40年をどう生きるかが大きなテーマとなっています。私も「きょういく」(今日、行くところがある)、「きょうよう」(今日、用事がある)、「ちょきん」(筋肉を貯める)を勧めています。
 一方、最近の研究によれば、健康長寿には運動や食事も大切ですが、何よりも孤独でないこと、人とのつながりがしっかりしていることが重要であることが分かってきたそうです。成人の5人に1人が孤独を感じているというイギリスでは、問題解決に向け今年1月から「孤独担当大臣」を置いているほどです。
 日本の大都市郊外にある団地やマンション群といったコンクリート空間に、地域との関わりをなくした高齢者が閉じこもってしまった場合、地域社会の様相はきわめて脆弱(ぜいじゃく)になります。もとより、ネットゲームの広がりやコンビニエンスストアの便利さなどが若者たちを引きこもりがちにし、独居高齢者の予備軍となることも考えられます。
 寺島氏は人生100年時代を生き抜くには、「知の再武装」が必要と説かれています。変化の激しい時代だからこそ、人生のどこかの段階で自分自身と向き合い、知識の学び直しをする機会が必要だということです。そして、知の再武装をした都市新中間層に「食と農」「観光」「NPO・NGO」などの分野で社会参画していただき、社会を支える力となっていただきたいとしています。
 農村型のコミュニティや人とのつながりを新しい社会でどのように再生するか、さまざまなモデルで実験していく必要があると考えています。

埼玉県知事 上田清司

ホームページ「知事の部屋」
http://www.pref.saitama.lg.jp/kense/koho/chiji/index.html

 


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