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知事の部屋

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掲載日:2017年5月29日

知事ブログ 最新の一打

知事イラスト

日々の公務の中で感じたことを日記形式で発信していきます。
ブログへのご意見・ご感想を以下のメールアドレスにお寄せください。

a2840-32@pref.saitama.lg.jp

いただいた意見を参考に、より面白いブログにしていきます。

5月29日(月曜日)の一打「土俵の土は埼玉産」

昨日、大相撲夏場所が横綱白鵬の全勝優勝で幕を閉じましたが、両国国技館の土俵には、埼玉県内の旧荒川流域で採取される「荒木田土(あらきだつち)」が使われていることが、5月13日(土曜日)の埼玉新聞に紹介されていました。

荒木田土は、東京都荒川区荒木田原(現在の荒川区町屋)で産出していたことから名付けられたそうです。土俵に使われるようになったのは、かつて国技館が荒川流域の蔵前にあったためともいわれています。
荒木田土は、次第に都内で採取できなくなり、現在は埼玉県内でのみ採掘されています。蛇行していた古荒川のカーブに、数千年かかって20センチから1メートルの厚さで堆積していますが、現在は田畑や住宅になっており、掘り当てるのは難しいといいます。しかも、国技館の土俵に使われるのは採取したうちの2%程度であり、土のダイヤモンドともいわれているそうです。
荒木田土は、土俵を鏡のような面に仕上げることができ、大きな力士による1日100組の取組が15日間続いても、崩れたりくぼむことがなく耐久性があります。さらに、調製された土に含まれる砂は丸く角がないので、力士は擦り傷を負うことがなく、土俵に適した土であるとのことです。

土俵づくりは機械を使わず、全て手作りだそうです。国技館にダンプ6台分、約30トンの荒木田土を県内から運び込み、呼出さんら45人が総出で3日間かけて新しい土俵を造成するとのことです。
土俵は神聖なため、場所ごとに表面を剥ぎ取って新しく造り直します。剥ぎ取った土は、高校や大学の大会で使用する土俵などに再利用されているといいます。

知らない方が多いと思いますが、埼玉の粘り強い土が日本の国技を支えていました。何だか誇らしい気持ちがします。

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5月26日(金曜日)の一打「ベトナム大使と夕食」

5月21日(日曜日)の夜、グエン・クオック・クオン ベトナム特命全権大使の御招待により、駐日ベトナム大使館で食事をしながら意見交換する機会をいただきました。

昨年の6月には、大使と大使夫人が御一緒に秩父方面にお越しくださり、長瀞のライン下りや温泉宿での宿泊を体験し、大変喜んでいただきました。驚いたのは、その後、大使館員を連れて皆さんで長瀞に遊びに行かれたことです。大使御夫妻に、大変気に入っていただいたということになります。
長瀞と言えば、先日、秋篠宮家の長女、眞子様がデートをした場所だったという報道がありました。私は、婚約がうれしいことはもちろんですが、それと同じくらい長瀞の名前が出てきたことをうれしく思いました。

現在、埼玉県とベトナムは、県内企業のベトナム進出に係る協定を結んでおり、ベトナム政府と本県との関係は大変良好です。昨年8月には、ベトナムからの留学生と県内企業によるジョブフェアを、大使館で開催していただきました。このジョブフェアで採用が決まったベトナムの留学生3名の方は、今春から県内企業で働き始めています。
今回、大使とは、幼い子どものお尻にある「蒙古斑(もうこはん)」についての会話で盛り上がりました。ベトナムの方々にも蒙古斑があるとのことで、一層、親しみを感じます。
蒙古斑が結ぶ御縁を大切に、ベトナムとの友好関係をさらに発展させていきたいと思います。


ベトナム大使館での意見交換

5月25日(木曜日)の一打「実感なき景気拡大」

5月18日(木曜日)に、内閣府が2017年1~3月期のGDP速報値を発表しました。実質GDPの伸び率は年率換算で2.2%であり、数字の上では、景気は順調に回復しているように見えます。戦後3番目の景気拡大局面だとも言われていますが、一方で、実感が湧かないと言われる方々が多くいらっしゃいます。

そうしたところを指摘されたのが、日本総合研究所会長で多摩大学学長でもある寺島実郎(てらしま じつろう)先生です。寺島先生は、21世紀に入ってからの日本の家計消費構造の変化について分析し、「日本が抱える最大の課題は消費の構造変化だ」との論点を提示しておられます。
2000年から2016年までの間の所得と消費は、勤労者世帯の可処分所得が年額で53万円減り、全世帯の消費支出は年額で42万円減っています。
消費の中身の変化について、同じように2000年から2016年までの間の2人以上の全世帯の月額で見てみます。すると、いわゆる衣食住の「衣」ではマイナス5,093円(マイナス32.1%)、「食」はマイナス2,087円(マイナス3.9%)、「住」はマイナス4,506円(マイナス17.9%)です。食べることだけは節約のしようがないということかもしれません。「こづかい、交際費」関連はマイナス23,492円(マイナス33.2%)、「教育、娯楽」関連はマイナス10,191円(マイナス18.4%)となっています。
「衣」と「住」が大きく減少する中、ユニクロやニトリが販売を伸ばしていることを見れば、どのような消費傾向にあるのか見えてくるようです。

「こづかい、交際費」や「教育、娯楽」の落ち込みは、正に将来に大きく影響を与えるものです。自己実現のための様々な投資に関するものがマイナスになっていくということは、将来が危ういとまでは言いませんが、寂しいという感じではあります。

こうした論点を寺島先生は指摘されています。まさしく、消費が伸びない、あるいは所得が伸びない景気拡大という点に、日本経済の様々な課題が凝縮しているように思います。

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5月24日(水曜日)の一打「すごい監督がでてきた埼玉発国際Dシネマ映画祭」

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、川口市にある「SKIPシティ」を会場として平成16年から始めた、世界初のデジタル映画祭です。映画祭の開催には、映像産業の集積や若手クリエイターの発掘及び育成という意味も込めています。今年で14回目を迎えますが、昨年末までに国内の映画館の97パーセントはデジタル化しており、時代を先取りしたことについて、埼玉県として誇りを持って良いと思っています。

今年は85の国と地域から810の作品が集まりました。その中からノミネートされた作品が、映画祭で上映されます。注目すべきところは、この映画祭が、正に若手クリエイターの登竜門として日本映画界の中に定着してきたことです。

例えば、2012年に『チチを撮りに』で長編部門監督賞とSKIPシティアワードを受賞した中野量太(なかの りょうた)監督は、昨年10月に「湯を沸かすほどの熱い愛」で商業デビューしました。同作品では、宮沢りえ(みやざわ りえ)さんが日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を、杉咲花(すぎさき はな)さんが同最優秀助演女優賞を受賞し、オダギリジョーさんという人気俳優も出演されているすばらしい作品です。

2013年に『神奈川芸術大学映像学科研究室』で長編部門審査員特別賞を受賞した坂下雄一郎(さかした ゆういちろう)監督は松竹のプロジェクトに抜てきされ、『東京ウィンドオーケストラ』で今年1月に商業デビューしました。名脇役と言われる小市慢太郎(こいち まんたろう)さんが存在感を発揮していて、ただただ感心するばかりです。

さらにさかのぼりますと、2009年に『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編部門SKIPシティアワードを受賞した白石和彌(しらいし かずや)監督は、昨年6月に長編3作品目の『日本で一番悪い奴ら』を公開しました。主演の綾野剛(あやの ごう)さんは、ニューヨーク・アジア映画祭ライジングスター賞を受賞しています。
また、2007年に『星屑夜曲』で短編部門奨励賞を受賞した外山文治(そとやま ぶんじ)監督は、『此の岸のこと』でモナコ国際映画祭2011において短編部門最優秀作品賞を含む5賞を受賞しました。

さらに、2005年に『珈琲とミルク』で短編部門の最優秀作品賞を受賞した熊坂出(くまさか いずる)監督は、その後『パーク アンド ラブホテル』で第58回ベルリン国際映画祭最優秀新人作品賞を、『リルウの冒険』で第6回シネマデジタルソウル国際映画祭グランプリを獲得しています。

このように出身監督が立派な実績を上げることでSKIPシティ国際Dシネマ映画祭が注目され、それによってSKIPシティに新たな才能が呼び込まれ、ここで育ち、また輩出されていく、といういい循環ができつつあります。

今年の映画祭は、7月15日(土曜日)から7月23日(日曜日)までの9日間です。オープニング作品も、コンペティション作品も、特別上映も、食指が動く作品がそろっています。特に特集企画は御注目です。
ここで御紹介したいところですが、詳細は6月1日(木曜日)に発表いたしますので、楽しみにもう少しお待ちください。

写真:映画祭実行委員会の様子
映画祭実行委員会の様子

5月23日(火曜日)の一打「健康のためなら死んでもいい」

「健康のためなら死んでもいい」という過激な言葉に代表されるように、シニアの皆さんの健康への関心が高まっています。シニアだけではありません。若い人たちも健康志向が強いようです。
健康に良いとされる食品、飲料水、サプリメントなどが次々と発売されていることに、関心の高さが表れています。広告もすごいですね。

埼玉県では平成24年度から健康長寿埼玉プロジェクトを実施しています。先行モデル市における検証で、身体状況の改善や医療費の抑制効果が確認された取組を「健康長寿埼玉モデル」として構築し、全県への展開を進めています。
この4月からは、「埼玉県コバトン健康マイレージ」をスタートしました。参加者は、専用歩数計を市町村などに設置された専用端末にかざすことによって歩数に応じたポイントを貯め、賞品が当たる抽選に参加することができます。スマートフォンをお持ちの方は、専用アプリで歩数を送信することで、専用端末設置場所まで行くことなく参加できます。当選者には、お米や野菜、果物などの県産農産物や、スポンサー企業の提供による賞品がプレゼントされる制度となっています。
運動をやればやるほどマイレージが貯まり、それによって得もするという仕組みです。

大変申し込みが多く、わずか一か月で4,865人の方が登録されました。一年間で3万人の登録を目標として実施しましたが、この調子だとはるかにオーバーしそうな勢いです。

ところで、平成27年の日本人の「平均寿命」は、男性が80.75歳、女性が86.99歳です。一方、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である「健康寿命」は、平成25年当時で、男性が71.19歳、女性が74.21歳でした。平均寿命と健康寿命との差は、「健康ではない期間」ということですので、「平均寿命イコール健康寿命」になれば、それに越したことはないわけです。

もう一つ、知っていただきたいことがあります。70歳を過ぎてからの「平均余命」です。平成27年調査における70歳の方の平均余命は、男性が約16年、女性が約20年でした。70歳まで無事に生きられた方の余命は、平均寿命よりも男性は6歳長く、女性は3歳長くなり、男女の差が縮まります。いかに男性が70歳までに脱落しているかの証拠です。

70歳前の皆さんは、まず70歳を突破すること、さらに健康寿命を延ばすことなどを心がけることが、世のため、人のため、自分のためになると思います。

写真:埼玉県コバトン健康マイレージの様子

5月22日(月曜日)の一打「所沢・狭山・飯能エリアがシニアにハイキング旅行が人気のエリアトップ10で第3位」

国内最大級の旅行予約サイト「楽天トラベル」が、シニアにハイキング旅行が人気のエリアトップ10を発表しました。本県の「所沢・狭山・飯能エリア」が見事3位にランクインしています。
第1位の「尾瀬・丸沼エリア」、第2位の「日光・中禅寺湖・今市エリア」に次ぐものです。南会津、有馬温泉、南アルプス、水上、富士山、志賀高原、白馬といった極めて知名度の高い観光地を抑えての3位は、堂々の快挙です。

先頃、バーベキュー&キャンプ場の人気スポットとして、埼玉県嵐山町の「嵐山渓谷バーベキュー場」が日本一であること、飯能市名栗の「せせらぎキャンプ場」が全国3位であることなどをブログで発表させていただきましたが、なんと、ハイキングエリアとしても相当高い評価を得ていることが分かりました。

大久保勝(おおくぼまさる)飯能市長によれば、飯能河原が県の水辺再生100プランに位置付けられ、遊歩道や護岸の整備が進められた結果でもあるとのことです。今後、市でも河原のライトアップや隣接する郷土館のビジターセンター化などを進めるとのことから、さらに魅力ある親水エリアとして人気が高まることが期待されます。
こういった、全国から見た埼玉県の人気の高さというものを、改めて県民の皆様にも知っていただきたいと思います。

 吊り橋を渡りながらハイキングを楽しむ人たち

5月19日(金曜日)の一打「蜷川さんの功績をたたえるメモリアルプレート」

川口市出身の世界的な演出家で、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督を10年間務められた蜷川幸雄さんは、昨年5月12日にお亡くなりになりました。

お亡くなりになられてから約1年経った5月15日(月曜日)、蜷川さんの功績をたたえるメモリアルプレートの除幕式が同劇場で行われました。

除幕式には蜷川さんの奥様の宏子(ひろこ)さんと、7月に同劇場で公演する「NINAGAWA・マクベス」の主演俳優である市村正親(いちむら まさちか)さんらが出席され、思い出などを語られました。

プレートには「最後まで、枯れずに、過剰で、創造する仕事に冒険的に挑む、疾走するジジイであり続けたい」という蜷川さんの言葉が刻まれています。蜷川さんのパワフルな生き方を象徴する言葉です。また、メガネ、腕時計、台本などの遺品27点が展示されたショーケースも設置されています。

改めて、故蜷川幸雄芸術監督の御冥福をお祈りします。そして、多くの蜷川ファンの皆様には彩の国さいたま芸術劇場に御来場の際、NINAGAWA STUDIO(大稽古場)前に設置されたプレートや遺品などを御覧いただき、是非その功績に触れていただきたいと思います。

写真:蜷川さんの功績をたたえるメモリアルプレート

5月18日(木曜日)の一打「眞子様の御婚約と長瀞」

秋篠宮御夫妻の長女の眞子様が国際基督教大学時代の同級生と御婚約される見通しであることが、テレビのニュースで流れ、新聞の1面でも大きく報道されています。

テレビのニュースの中で、私の耳に留まったことがありました。それは、お二人がお出掛けになった場所として横浜みなとみらい地区のほか、本県の長瀞の話題が出たことです。

「あ、眞子様たちが、あの長瀞のライン下りや岩畳を堪能されたのか。」と思うだけでもうれしくなりました。お二人の御婚約に加え、お出掛けになった場所として長瀞が出てきたことが、私にとっては大きな関心事になりました。埼玉県知事としての性分でもあります。

いずれにしても、笑顔のとてもすてきな眞子様と、「湘南江の島海の王子」として藤沢市観光協会の観光大使にもなっておられた爽やかな青年との御婚約のようです。誠におめでたい限りです。

知事の写真

5月17日(水曜日)の一打「市と町村の交流第二弾」

4月26日(水曜日)、市と町村の交流の第二弾として「朝霞市と越生町との相互交流に係る覚書署名式」がありました。今年1月から始まった和光市と寄居町、小川町、東秩父村との相互交流に続いて、今度は和光市のお隣の朝霞市と、豊富な観光資源を持つ越生町とが交流を深めることで一致し、その署名式が知事公館で行われ、私が立ち合いました。

朝霞市は人口約13万8千人の市、越生町は人口約1万2千人の町ですが、それぞれ特色があります。
朝霞市は都県境に近く、人口が多い一方、観光資源はそれほど多くありません。しかし、朝霞市民まつり「彩夏祭」(さいかさい)の「よさこい鳴子踊り」は関東一とも言われるほどの魅力的なものです。
一方、越生町は自然豊かで山間部も多くあり、関東三大梅林の一つといわれる越生梅林があります。黒山三滝(くろやまさんたき)のハイキングコースなどはなかなか見事ですし、五大尊(ごだいそん)のつつじも大変評判になっています。

こうした、それぞれの持ち味を生かしながら、相互にイベントでのPRや、里山体験・ハイキング大会への参加などがいろいろと企画されています。今後、この朝霞市と越生町のように、さらに都市部と農山村部との交流が進むことを期待しています。

写真:朝霞市と越生町との相互交流に懸かる覚書署名式の様子

5月16日(火曜日)の一打「茶業視察」

5月11日(木曜日)に毎年恒例の茶業視察で狭山市の浅見園を訪問しました。浅見園の当主である浅見誠次(あさみ せいじ)さんは、狭山市茶業協会の会長もなさっておられます。視察には埼玉県茶業協会会長で県議会議員でもある長峰宏芳(ながみね ひろよし)会長、地元の小谷野剛(こやの つよし)狭山市長、中川浩(なかがわ ひろし)県議会議員、そして官房副長官などを歴任された大野松茂(おおの まつしげ)元衆議院議員にも御出席をいただきました。この茶業視察は県内の生産地を毎年市町村ごとに訪問するもので、今回で45回目となりました。
この浅見園は34年ほど前に当時の畑和(はた やわら)知事も訪ねられたところであり、ある意味で狭山茶を代表する茶園であります。

今年は春先が寒かったこともあり、若干新芽の伸びが遅かったという話も聞きましたが、何といっても浅見園ですので、しっかりとしたおいしい狭山茶が作られております。最近では狭山市茶業協会と市内のチョコレートメーカーとがコラボレーションし、狭山煎茶チョコレートや狭山紅茶チョコレートなどの販売も開始されています。また、抹茶を広める運動などにも力を注いでおられます。

狭山茶ができるまでのプロセスは、まず茶畑で摘んで、蒸して、何度も何度も揉んで、そして形を整えながら揉んで、最後に乾燥させるというものです。現在では、ほとんどの工程が機械でなされています。一番茶が4月下旬から5月下旬に、二番茶が6月下旬から7月上旬で出荷されるため、春夏二回、お茶を摘む作業があります。

栽培面積は全国で8位、荒茶の生産量は全国12位です。昔から「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と言うぐらいに味が自慢の狭山茶です。

写真:茶業視察

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