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知事ブログ 知事の太鼓

知事の部屋

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掲載日:2019年2月28日

知事ブログアーカイブ(平成31年2月)

2月28日(木曜日)の一打「日本の船の名前はなぜ『丸』が多いのか」

先日、船の名前に「丸」と付いていることが話題になり、早速インターネットで調べてみました。

日本の船名には語尾に「丸」がつくのが古来からの習わしのようです。外国では日本船のことを単に”maru”とか”maru-ship”と呼ぶこともあります。
また、既に削除されていますが、明治期に制定された「船舶法取扱手続」では船舶の名称の最後に「丸」を付けることが推奨されていました。

さて、この「丸」の語源ですが、いろいろな説がありまして、その中で最も妥当と思われる説を御紹介します。
元々は自分のことを「麿(まろ)、麻呂」といっていましたが、敬愛の意味で人名に付けられ、やがて自分の大事な物や更には船にも付けられるようになったというものです。そして、「麿」は「丸」に変わっていったそうです。
例えば・・・
「まろ」の人名 坂上田村麻呂、柿本人麻呂、喜多川歌麿、綾小路きみまろ?
「まる」の人名 牛若丸、日吉丸、森蘭丸、桂歌丸

このほかにも大事なものとして、刀剣や楽器、愛犬にも「丸」と付けていました。
「刀剣」 村雨丸・鬼切丸
「琵琶の名器」 獅子丸 などなど。
そして船です。豊臣 秀吉が朝鮮出兵で用いた日本丸、三代将軍の徳川 家光(とくがわ いえみつ)公の安宅丸(あたけまる)、幕末にアメリカに渡った咸臨丸(かんりんまる)など。

このように、大切なものに付した接尾語の名残が「丸」の語源で、それが船名や人名の一部に残されて今日に至るようです。

さて、日本の国旗は「日の丸」です。日の丸の原型は「続日本紀」にも登場するぐらい日本人になじみがあるものですが、船とも大きく関わりがあります。
幕末、薩摩藩の島津 斉彬(しまづ なりあきら)公が洋式軍艦建造を幕府に申請する際、日本船の総印として日の丸を使用しました。さらに、日の丸を日本全体の船印にするよう幕府に進言したところ、幕府はその必要性を認め、1854年に日の丸を日本全体の船印として定めました。以後、日の丸は日本のシンボルとして対外的にも定着しました。
日本人は昔から「丸」が好きだったのですね。

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2月27日(水曜日)の一打「秩父ジオグラビティパーク」

今日は、埼玉県を代表する観光エリアである秩父市に誕生する名所「秩父ジオグラビティパーク」の御紹介です。

パークは、秩父鉄道の三峰口駅近くの荒川沿いに位置し、高さ70メートルのバンジージャンプなど五つの空中遊戯施設が、今後数年かけて整備されるということです。
また、このパークは、民間活力により河川の水辺空間に「新たな魅力」と「賑わい」を創出するために県が進めている「水辺空間とことん活用プロジェクト」によって整備された施設でもあります。

このうち二つの遊戯施設が完成し、3月中旬から下旬にオープンする予定です。一つは、荒川の水面から高さ約50メートルに張られたつり橋(長さ約100メートル)をハーネス(安全帯)を付けて歩いて渡る「キャニオンウォーク」。もう一つは、滑車につり下がる格好で一気に川を横切る「キャニオンフライ」です。二つの施設からは、秩父の山々と眼下に広がる荒川の青緑色に澄んだ川面がとても美しく見えるのではないかと想像されます。

私は高所恐怖症ですので体験は難しいですが、入り口ぐらいまでは行ってみたいなと思っております。

また、3月16日(土曜日)には、秩父の入り口ともいえる飯能市の宮沢湖のほとりに「ムーミンバレーパーク」がいよいよオープンします。世界的人気キャラクターであるムーミンのテーマパークです。時期が来ましたら、こちらも改めて御案内したいと思います。

こうして、埼玉に観光客を呼び込む施設が次々とオープンすることは、大変喜ばしいことです。


キャニオンフライ

2月26日(火曜日)の一打「高校生考案の『あんぱん』が発売」

2月14日(木曜日)、県立特別支援学校さいたま桜高等学園の生徒さんと株式会社ローソンの皆さんが県庁にお越しになり、両者がコラボレートして開発した新商品を紹介していただきました。

その新商品とは、さいたま桜高等学園生産技術科フードデザインコース3年生の生徒さんたちが考案し、ローソンの協力を得て商品化した「もっちりとしたさくらあんぱん」です。

もちもちとした食感の生地でこしあんと求肥(ぎゅうひ:餅粉に砂糖や水飴を加えて練り上げたもの)を包み、表面に桜の花びらの塩漬けがトッピングされています。

パンの形はさいたま桜高等学園の校章である「桜の花びら」をイメージしているとのことです。

試食させていただきましたが、その名のとおりもちもちとしてとてもおいしく、また和菓子を感じさせる風味もあり、ついたくさん食べてしまいました。

2月26日(火曜日)から関東甲信越のローソンのお店で発売されます(税込135円)。お店で見かけた際には是非、御賞味ください。

県は学校と企業などが協力して互いの力を地域に生かす「学校地域WIN-WINプロジェクト」を実施しており、今回の取組はその一環として行われました。

こうした取組が更に広がり、学校と地域、企業などがWIN-WINの関係を築いていくことを期待しています。


校章をイメージした形のあんぱん

2月25日(月曜日)の一打「夢の入口」

夢に向かって挑戦する一人の若者の話を知り、感銘を受けました。

その若者とは、2012年に本県の友好省である中国の山西省から埼玉県立大学に約1年間留学していた羊 善嬌(よう ぜんきょう)さんで、先月、複数の新聞にも紹介されました。

羊さんは、県立大学での留学を終えて帰国し山西医科大学を卒業すると、日本で看護師になるという夢を目指して2014年に再来日されました。外国人が日本で看護師資格を取得することは、高度な日本語能力が求められるため、とても困難だと言われています。2年間受験勉強に励まれた努力が実り、2016年に准看護師試験に合格し、東京にある病院に看護師として採用されます。

こうして夢を実現した羊さんですが、次なる夢に挑戦するため病院を今年1月に退職し、2月初旬に中国に帰国されました。その夢とは、「中国と日本の医療看護の懸け橋」として中国の医療・看護の向上に貢献することだそうです。こうして埼玉県や日本での経験を生かし、世界で活躍する方がいることは大変誇らしいことです。

羊さんは「埼玉県立大学は本当に夢の入口でした。必ず中国の医療・看護の向上に役立つ人間になります。」と話されています。
本県と山西省の友好関係に基づく留学制度が羊さんの人生を切り開き、またそれが次の夢につながるきっかけとなったことをとてもうれしく思いました。

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2月22日(金曜日)の一打「骨」

2月12日(火曜日)のブログに「筋肉」のことを書きましたが、今日は「骨」についてのお話です。
強くしっかりとした信念を持つ人のことを「骨のあるやつ」と言ったりします。また、政府の経済財政に関する基本方針は「骨太方針」と名付けられています。こうした例を見ると、どうやら骨という言葉には何らかの「意思」が込められているような気がします。

実は言葉だけではなく、実際の骨も体に「意思」を伝えていることが分かっています。それが、昨年1月15日(月曜日)のブログでも紹介した、若さを生み出すメッセージ物質です。高齢の方が骨折して長く入院すると認知症になったりすると言われていますが、それは骨の密度である骨量が下がり「若返りのメッセージ」が出なくなるからだということです。

自転車選手として全米選手権でも準優勝した経験を持つある男性は、筋肉もりもりの体格で悪いところは何も無いと思われたところ、なんと骨粗しょう症であったことが分かりました。この方は自らを鍛えるため、ありとあらゆるところを自転車で移動し、家の中以外ではほとんど歩いていなかったそうです。このことが、骨を弱くした原因でした。

なぜなら骨には、歩いたり走ったりして一定の刺激を与えることで強くなるという性質があるそうです。ただ単に「カルシウムを食べています」、「時々日光に当たっています」だけではなくて、強く歩く、あるいは軽くジャンプするなどの衝撃が必要だと言われています。
ちなみに背骨の主要部である椎体(ついたい)は、正常であれば600キログラムの荷重に耐えられるそうです。しかし、骨粗しょう症の人は3分の1の200キログラムしか耐えられないといいます。しかも、大きく転倒したりすると自分の体重の6.5倍から9倍ほどの重さが加わるとのことです。体重50キログラムの人は6.5倍だとすると325キログラムですので、600キログラムに耐えられる骨であれば大丈夫です。一方、骨粗しょう症の方は骨折するということになります。

このように、骨が弱いと様々な問題が生じます。高齢者は特にそうです。骨は3年から5年ほどでほとんど新しく入れ替わるそうですので、いくつになっても歩いたり、少し走ったり、軽くジャンプしたりして何らかの衝撃を骨に与える動きをすることが大切です。また、いざ転んだときに骨を守る身のこなしをするためには筋力も必要です。骨と筋力は、相互に補い合う非常に重要なものになっているようです。

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2月21日(木曜日)の一打「犯罪が少なくなった」

平成30年に警察が認知した埼玉県内の犯罪発生件数(刑法犯認知件数)の確定値が出ました。60,001件です。ピークだった平成16年の181,350件と比べると約3分の1であり、14年連続して減っています。

大都市近郊にありがちな匿名性の高い社会では、犯罪が発生しやすいという傾向があることは御承知のとおりです。埼玉県も昭和60年頃は6万件前後でしたが、ピーク時には18万件を超えるまでに増えました。この時期は、ちょうど私が知事に就任した時期に重なります。
このため、私は相当の意識をもって犯罪を減らすことに取り組んできました。国に要望して、警察官の人数を全国で一番増やしていただきました。警察官一人当たりの人口は平成16年当時の683人から現在は634人になりましたが、それでも本県の警察官は日本一多い人数をカバーしている状況です。
そこで、県では県民の皆さんに協力いただき民間の防犯パトロールを大幅に増やす努力をいたしました。その結果、当初515団体だった「わがまち防犯隊」の数は現在6,010団体と全国一の数となりました。

また、新聞配達やガスなどの検針を行う、いわゆる巡回型の事業者の皆様と協定を結び、不審者情報などを警察に連絡していただく体制を整えました。こうしたことの効果が出てきたのでしょうか、年々犯罪が減ってきています。特に住宅対象侵入窃盗に関しては82.4パーセントも認知件数が減りました。

昭和61年以来の犯罪発生件数5万件台が近づいてきました。県警本部や民間の皆さんと協力して更に取組を進めてまいります。

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2月20日(水曜日)の一打「公衆Wi-Fiが県の施設に」

2月14日(木曜日)から、県の施設で公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)の運用を開始しました。

今回、県が開始したのは、無線LANを利用してインターネットへの接続を提供するサービスで、どなたでも無料で利用できます。
県庁(本庁舎、第二庁舎、議事堂などの一部)、秩父高原牧場(東秩父村)、近代美術館(さいたま市)、さきたま史跡の博物館(行田市)、歴史と民俗の博物館(さいたま市)の5か所で整備しました。
これにより、施設の利用者は気兼ねなくインターネットに接続し、情報の検索や発信ができるようになりました。

公衆Wi-Fiの整備により、外出先でもパソコンやスマートフォンから手軽にインターネットに接続できる通信環境が整い、コミュニケーションの世界が大きく広がります。
ラグビーワールドカップ2019™や東京2020オリンピック・パラリンピックを観戦するため訪日する外国人の方が、公衆Wi-Fiを使って埼玉の魅力を世界に発信してくれるかもしれません。

県では、今後も来訪者の多い施設を中心に整備を進めていきます。また、市町村や事業者などと連携して、県内の整備状況が分かる地図情報の提供や利用範囲の拡大など利便性の向上に努めてまいります。

アクセスポイント名(SSID) Saitama Free Wi-Fi
*御利用の際は、クレジットカード情報をはじめとする個人情報の入力は控えるよう、御注意ください。


県の公衆Wi-Fiのロゴマーク

2月19日(火曜日)の一打「全国統一防災模試」

ヤフー株式会社が、スマートフォンアプリ「Yahoo! JAPAN」を活用して、昨年8月30日(木曜日)から9月30日(日曜日)にかけて「全国統一防災模試 台風・豪雨編」を実施しました。この防災模試は、震災の記憶の風化を防ぎ災害への備えの重要性を啓発することを目的としており、昨年3月には地震をテーマとした第一弾が実施され、今回はその第二弾でした。

設問は、台風・大雨や洪水の知識を問う全25問(100点満点)で構成されています。「短時間に強い雨をもたらす危険性が高い雲は何か(答えは積乱雲)」といった学校の授業で習う知識を問うものや、「都市部の河川や下水道が許容できる1時間当たりの降雨量は何ミリ(答えは50ミリ)」といった専門知識、「土のうの代わりになるものを作るのに最適なものを3つ選べ(答えは段ボール箱、水、ごみ袋)」といった防災訓練経験者なら分かる具体的な知識やノウハウなど、多岐にわたっています。

約41万人が最後まで解答し、年代別では40代が最も多く全体の32パーセントを占めました。次いで30代、50代、20代、10代以下と続き60代以上が7パーセントと最も低い状況でした。これは、スマートフォン用アプリで問題が提供された影響と思われます。
なお、男性48パーセント、女性52パーセントと性別による違いはあまり見られません。

平均点は57.19点で、都道府県別の結果も公表されています。第1位から第10位までを成績順に並べると、高知県、熊本県、広島県、徳島県、三重県、岡山県、宮崎県、宮城県、大分県、鳥取県という結果だったということです。

やはり、台風の多い九州・四国地方及び平成30年7月豪雨で甚大な被害のあった地域の人々は、過去の災害経験から防災知識が高い傾向にあることが分かります。成績上位のほとんどの県は、参加率(対人口比)も全国平均(0.32パーセント)以上ですので、防災意識の高い人も多いといえそうです。
その一方で、台風の通り道となることの多い沖縄県が平均点、参加率ともに全国最下位という不思議な結果も出ています。もしかすると、強風や大雨に慣れっこになっているのかもしれません。

ちなみに、埼玉県は第41位で56.44点でした。第39位が東京都、第40位が神奈川県と3都県が並んでおり、首都圏の防災知識は他の地域と比べ低い傾向にあることが分かります。災害経験の少なさによると考えればやむを得ないともいえますが、県としては防災意識の一層の向上に努める必要性を感じる結果です。

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2月18日(月曜日)の一打「三偉人の不思議な関係」

埼玉県には、私たちの心に深い感銘を与え続けている多くの先人がいます。中でも塙 保己一(はなわ ほきいち)翁、渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)翁、荻野 吟子(おぎの ぎんこ)さんの3人は本県を代表する偉人です。

現在の本庄市に生まれた江戸時代の国学者である塙 保己一翁は、病気により7歳で失明したにもかかわらず、15歳の時に江戸へ出て学問の道に進みます。そして、全国に散逸していた多くの記録や史料を集め整理し、666冊にも及ぶ「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」を編さんするという偉業を成し遂げました。

塙 保己一翁から遅れること94年、渋沢 栄一翁は現在の深谷市に生まれました。「日本の近代資本主義の父」と呼ばれ、第一国立銀行をはじめ、鉄道、製紙、造船など500社にも上る企業の設立に関わりました。
また、福祉や教育など約600もの社会事業にも熱心に取り組み、数々の功績を残しています。その一つに温故学会の設立があります。温故学会は、塙 保己一翁の残した文化遺産を後世に伝えるために設立された団体で、群書類従の版木も保管しています。
現在、塙 保己一翁の残した本を多くの人たちが手にすることができるのも、郷土を愛し、国の発展を願う渋沢 栄一翁の高い志があったからだと言っても過言ではないでしょう。

そして、日本最初の公認女性医師である荻野 吟子さんは現在の熊谷市出身です。婦人科の治療を受けたことがきっかけで、女性医師の必要性を痛感しました。しかし、当時は医師開業試験の受験は女性に認められていなかったため、自ら制度改革に取り組んだのです。その際、平安時代の律令解説書「令義解(りょうのぎげ)」に女医の規定があったことを突破口としました。
実はこの「令義解」は塙 保己一翁がまとめ、後世に残したものです。塙 保己一翁が荻野 吟子さんを医師へと導いたともいえます。

本県ゆかりの三偉人が時代を超えてつながっていること、くしくも生誕の地がいずれも県北地域であることに運命的な不思議さを感じました。

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2月15日(金曜日)の一打「インフルエンザ対策を!」

インフルエンザの流行に引き続き注意が必要です。
埼玉県では、1月16日(水曜日)にインフルエンザの流行警報を発令して注意喚起を行ってきましたが、2019年第4週(平成31年1月21日から1月27日)には1医療機関(定点)当たりのインフルエンザ患者の受診報告数が84.09人まで増えました。これは、平成11年の調査開始以来、最も多い数です。
直近の第6週(2月4日から2月10日)の報告数は38.56人まで低下しましたが、まだ流行が続いていますので油断せずに注意しましょう。

インフルエンザの予防で特に注意すべきポイントは1.咳エチケット、2.手洗いの励行、3.適度な湿度の保持、4.十分な休養とバランスのとれた栄養摂取などとされています。流行は、例年2月いっぱいまで続く傾向がありますので、まだまだ気は抜けません。県民の皆さんにもこれらのポイントを実践していただき、引き続き注意をお願いしたいと思います。

【インフルエンザに感染したら】
1.早めに医療機関を受診しましょう。早めの対処が早い回復につながります。
2.安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
3.水分を十分に補給しましょう。
4.咳やくしゃみの症状がある時は、周りの人にうつさないようにマスクを着けましょう。
5.人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場に行かないようにしましょう。

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2月14日(木曜日)の一打「志木市の新たな学級編成」

志木市立小学校において、平成31年度から新しい仕組みを導入するという話が出ています。
「少人数学級編成制度」に代えて「少人数・複数指導体制」を導入するとのことです。例えば、1学年が90人の場合、1クラス22~23人の4クラスではなくて、1クラス30人の3クラスにして、複数の指導者、つまり2人の先生を配置するという体制です。

実は私も以前から、複数の先生が面倒を見ていく方が良いという考えを持っています。子供にもいわゆる「人の相性・波長」というものがあります。Aという先生とは波長が合うけれども、Bという先生とは合わない。しかし、A・Bの2人がいればどちらかと合う可能性が高くなります。
一方、クラスの人数は、多少は多い方が良いと思っています。少なすぎると子供同士の距離感が近くなりすぎて、感性が合わない子供同士が隣り合わせでずっと不愉快な思いをしていなければなりません。一定程度の数がいれば距離感が保たれ、極端なことを言えば一日中、口をきかなくても過ごすことができるかもしれません。またクラスの人数が多いことで、多様な人間関係を学ぶこともできます。
さらに、複数のリーダーが子供たちの中に出てきて、お互いにけん制することによって、例えばあるグループのガキ大将が誰かをいじめるようなことがあったりしても、違うグループのガキ大将がそれを止めたりすることが可能です。少人数ですと、どうかすると1強ができて、その1強がいじめるとみんなが追随せざるを得ない、そうしないと自分もいじめられたりする状況が生まれるかもしれません。だから特定の1人だけがいじめられる、ということにつながりかねません。

いろいろな意味で複数の指導体制はメリットがあると私は考えています。この志木市の意欲的な取組が検証され、今後につながる評価が得られることを期待しています。

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2月13日(水曜日)の一打「翔んで埼玉」

2月7日(木曜日)、映画「翔(と)んで埼玉」の2月22日(金曜日)公開に向けたPRを兼ねて、女優の二階堂 ふみ(にかいどう ふみ)さん、俳優のブラザートムさん、監督の武内 英樹(たけうち ひでき)さんが県庁にお越しになりました。

私と会うやいなや、いきなりお三方が体を90度に折って謝罪されました。要するに「埼玉をディスって(冷やかして)ごめんなさい」という御挨拶でありました。
私はまだ映画を観ていませんが、内々に話を聞くところでは、最初の20分から30分は県民として観ていられないくらいのひどさで埼玉を痛めつけているようです。しかしながら最後には、埼玉を褒めるような展開になっていると聞いています。

いずれにしても、映画「テルマエ・ロマエ」や「のだめカンタービレ最終楽章 前編・後編」などのメガホンを取りヒットを飛ばされている武内監督が、映画の中でどのような世界をつくり上げたのか興味のあるところです。

2月10日(日曜日)付け毎日新聞のインタビュー記事で、漫画原作者の魔夜 峰央(まや みねお)さんが、この内容は「県民の鷹揚(おうよう)さが日本一である埼玉以外では成立しない」とおっしゃっていました。
私も、日頃から「悪名は無名に勝る」と言っていますし、埼玉がこうしてやや冷やかされるのも、県に勢いがあるためだと思っています。
今や埼玉県は人口増加率第2位です。平成29年まで10年間の企業本社転入超過数は全国第1位、平成27年度まで10年間のGDP増加額は、名目で全国第3位、実質では東京に次いで第2位と元気です。また、サッカー日本代表戦の会場は埼玉スタジアム2○○2が定番になっていますし、大きなコンサートやスポーツイベントの会場もさいたまスーパーアリーナが定番です。川越や秩父の観光人気は全国的ですし、盆栽の聖地である大宮盆栽村や鉄道博物館があるのも埼玉です。

いろんな意味で埼玉はパワフルです。このように魅力満載な場所ですから、少々冷やかされてもびくともしません。だからこそ、こうして少し冷やかされるのかなと思ったりしています。


訪問時の様子

2月12日(火曜日)の一打「やはり、ちょきん(貯筋)ですか」

私はたびたびブログや挨拶などで、筋力が貯まる「ちょきん」が人の健康に大きく影響するという話をしていますが、1月22日(火曜日)の読売新聞に「シニアこそ筋トレ」という記事が掲載されていました。それによると、近年、筋肉に対する認識が変わってきたということです。

人間の体を支え動かす筋肉ですが、何もしないでいると衰えてきます。例えば、全筋肉量の約40パーセントを占める下肢では、40代から年に約1パーセントずつ減り続け、70代半ばには20歳前後と比べ3割近くも減ってしまうということです。80代、90代では筋肉量の低下が一層加速しますので、これでは体をうまく支えられないということになります。

シニアの方は「今更そんな話を聞かされてもどうしようもない」と思われるかもしれませんが、実はいい話があります。筋肉は、どんな年齢になっても鍛えて増やすことができる、不思議な器官だということです。
適切な負荷で運動することで、90代でも筋力が12週間で174パーセント増えたという研究結果がオーストラリアで出ているそうです。

御自身の大腿部を30年にわたり分析されている筑波大学の勝田 茂(かつた しげる)名誉教授は、50歳の時よりもテニスに打ち込み筋トレを始めた70歳、80歳の時の方が、筋肉の太さ、すなわち筋断面積が増えて質のいい筋肉となっているということです。
また、プロスキーヤーであり登山家の三浦 雄一郎(みうら ゆういちろう)さんは、60代は肥満や糖尿病に悩まされていたそうですが、筋力を鍛え、70歳、75歳、そして80歳とエベレスト登頂に成功されています。

筋肉を増やすことには、更にいい効果があるそうです。筋肉を動かすことで分泌される様々なホルモンの総称である「マイオカイン」というものがあります。マイオカインにはまだ働きの分かっていないものも多いということですが、脂肪を燃焼させ肥満を解消し生活習慣病に効果があるとか、がんを抑制するなどいろいろな病気を食い止める効果があることが明らかになってきています。

やはりシニアにはちょきん(貯筋)が大切だということでしょう。
スクワットなど自宅で手軽にできることでもいいようです。やれば効果が見込める筋トレに、是非、取り組んでみてはいかがでしょうか。

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2月8日(金曜日)の一打「渋沢栄一賞・渋沢栄一ビジネス大賞」

2月4日(月曜日)に「渋沢栄一賞」と「渋沢栄一ビジネス大賞」の表彰式をさいたま市内で行いました。

「渋沢栄一賞」は、渋沢栄一翁の精神を受け継ぐ企業経営者として賞にふさわしい方を、日本中の商工会議所や経営者協会などから推薦していただき、選考委員会を通じて選ぶものです。企業家として優れているのはもちろんですが、社会貢献活動にどれほど尽力されているかなどが評価の対象となっていることも、この賞の特色です。

今年度は、「肉まん・あんまん」や「あずきバー」で知られ、小学生以下を対象とした食育活動などを実施されている井村屋グループの浅田 剛夫(あさだ たけお)代表取締役会長(三重県津市)。また、転倒保護帽子などの販売をされると同時に、障害者の雇用率が27.2パーセントで、しかも平均勤続年数が15年という株式会社特殊衣料の池田 啓子(いけだ けいこ)代表取締役会長(北海道札幌市)。そして、スーパーマーケット事業などを展開しつつ、奨学金として累計10億円を拠出しておられる株式会社バローホールディングスの田代 正美(たしろ まさみ)代表取締役会長兼社長(岐阜県多治見市)。以上3人の経営者の方々が選ばれました。
これまで17回開催され43人が選ばれていますが、埼玉県内の企業家は9名のみです。つまり、日本全国の優れた企業家の方々が選ばれています。

一方の「渋沢栄一ビジネス大賞」は、今後伸びる可能性を持った県内のベンチャー企業などを表彰する賞です。大賞と奨励賞、特別賞のそれぞれが「ベンチャースピリット部門」と「テクノロジー部門」に分かれており、合計6社が選ばれました。

渋沢栄一翁は「真正の利殖は仁義道徳に基づかなければ、決して永続するものでない」として、私利私欲に走った経営は社会の信用を裏切り、いつか滅びると言っておられます。
また、経営者の使命は1企業を率いることに止まらず社会を先導することにあるとして、「商工業者は文明の道を拓き、先導するものである」と述べておられます。経営者は船の進路を示すがごとく、社会の方針を指し示す気概を持つべきだ、と考えておられました。

昨今、こうした渋沢栄一翁の精神が揺らいではいないかと懸念を抱くことも多くなりましたが、今年の表彰式でもすばらしい経営者の皆さんたちとめぐり合うことができました。


渋沢栄一賞表彰式

2月7日(木曜日)の一打「「平常バイアス」のワナ」

週刊東洋経済2月9日号の記事の中に「不適切統計問題に見る『平常バイアス』のワナ」という小論がありましたので御紹介します。
厚生労働省の不適切な「毎月勤労統計」は失業保険、労災保険など約2,000万人分の給付金額の誤りにつながりました。さらに、国家予算の修正、景気動向指数の見直しなどを巻き込む大問題になっていることは御承知のとおりです。なぜこんなことが起きたのか、「平常バイアス」あるいは「正常性バイアス」などともいわれますが、それが根底にあるのではないかという指摘です。

昨年11月27日(火曜日)のブログでも取り上げましたが、危急に対し少なからぬ人が漫然と時を過ごし遭難する場合があることが、災害時の行動研究から分かっています。人生において非常時は滅多になく平時が圧倒的に多いため、私たちの本能行動は平時に適応しており、その「平常バイアス」が非常事態発生の認識を遅らせるそうです。

火の手が上がる、警報が鳴り響くなどのシグナル情報の変化がない場合には危機感は更に生じにくくなります。人間に限らず、動物の感覚は刺激の強弱以上に刺激の変化に反応するので、強い日差しの下では昼寝ができても激しく明滅する電球の下では眠っていられないそうです。
こうした原理から、ルール違反が長年継続してきた場合、その状態に慣れてしまって最初に逸脱した時以上にその評価が過少になってしまうと説明しています。

つまり、最初におかしいなと思っても、それが継続しているうちにおかしいなということすらも思わなくなってくる、それが「平常バイアス」のワナということになるようです。
俗にいう慣習化された過ちは、誰も過ちと認識しません。みんながやっていることですから、怖くもなければ良心の痛みも感じません。最初の段階で良心の痛みや問題点についていろいろ議論をしなければ、後はもうそのままになってしまいます。

改めて「平常バイアス」の話を聞くと、私たちの日常の中にもよくある話だなと思わざるを得ません。
いわゆる「ぬるま湯に浸る」、あるいは「茹でガエル」という話です。冷静に、客観的に物事を見る目を養いたいものですね。

知事の写真

2月6日(水曜日)の一打「ちちぶいちご」

以前にも紹介しました人気落語家の林家 たい平(はやしや たいへい)師匠に命名していただいた、埼玉県育成のいちごの姉妹品種「かおりん」「あまりん」が好調です。

1月31日(木曜日)には秩父のいちご組合の皆さんが、今年も良い出来栄えなのでぜひ味わってもらいたいと、岩﨑 宏(いわさき ひろし)県議会議員とともに県庁にお越しになりました。

「かおりん」は芳醇な香り、強い甘みに酸味がアクセントとなり張りのある食感で濃厚な味です。「あまりん」は際立つ甘さとほのかな酸味が絶妙なバランスで、ジューシーで爽やかな味わいです。
いちご農家は、粒も大きくおいしさが際立つ「かおりん」「あまりん」へと生産を大きくシフトしています。私も味見をしましたが、大変おいしく、大人気なのもうなずけます。

埼玉の農産物が市場で高い評価を受けていることにうれしくなりました。林家 たい平師匠が名付けた「かおりん」「あまりん」を、皆さんにも是非食べていただきたいと思います。


秩父のいちご

2月5日(火曜日)の一打「これからの水道の在り方」

昨年12月6日(木曜日)に水道法が改正され、新聞各紙に「水道民営化へ」といったニュースが掲載されていました。

実は今、各地の水道事業は、大きな課題に直面しています。一つは、人口減少や節水意識の向上などにより水需要が減少し、経営状況が悪化することです。日本の家庭で使用される水量は減少を続け2065年にはピーク時の6割に減少すると推計されています。

もう一つは老朽化した施設の更新です。高度経済成長期に大きく普及した水道管は更新時期を迎えていますが、更新率は全国平均で0.75パーセントに過ぎません。今のペースで進めた場合、全ての管路を更新するのには130年以上を要するとの試算もあります。

このような状況を背景として、水道法の改正は行われました。改正のポイントは大きく2点です。一つは水道事業の経営基盤を強化するため、広域的な連携を推進するよう努力しなければならないこと。もう一つは、地方公共団体に水道事業の権限を残した上で、民間事業者に運営権を売却するという「コンセッション方式」の導入を可能としたことです。

国は「コンセッション方式」を採用すれば民間の経営ノウハウにより効率化が図られるとしていますが、人間が生きていく上で欠かすことのできない水の供給を民営化するということについて反対の声もあります。
また、そもそも民営化にどのようなメリットがあるのかという疑問もあります。

その上で、私から一つ重要な点を指摘させていただくとすれば、仮に百歩譲ってコンセッション方式を導入するとしても、それは広域化を実現した上でなければならないということです。

民間事業者には広域化を行う権限がありません。埼玉県内では現在、57の事業者(市町村等)が水道事業を運営しています。広域化の前に民営化を急いでしまうと、小さな事業単位がそのまま残ってしまい、民営化のメリットを生かすことはほとんどできないでしょう。

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2月4日(月曜日)の一打「焼き物に隠された人類の歴史」

「世界史を変えた新素材」(佐藤 健太郎著 新潮選書)という本を大変興味深く読みました。人類の長い歴史における変革、転換点について「材料」に着目して書かれたものです。

確かに石器時代、青銅器時代、鉄器時代といった時代区分の名称は材料に由来しています。日本では縄文時代、弥生時代と土器の特徴が時代名称の由来になっているものもありますが、その土器すなわち焼き物についても本著で取り上げられています。

土器も含めた「容器」は人類最初の発明品の一つであり、考古学というものはどこの国であれ、まず壺とその破片を探すところから始まると言う学者もいるそうです。また、土器でドングリを煮てあく抜きすることで食料が安定して手に入れられるようになるなど、同書は人類が定住生活を始めるという大きな転換点には土器が密接に関与していたと説明しています。

様々な種類の土器を使い分けることで、水や食料の調理・保存が可能になるなど、土器が人類の繁栄に大きく貢献したと考えられています。それは土器を表す漢字には、「壺(つぼ)」「碗(わん)」「瓶(びん)」「甕(かめ)」「甑(こしき)」「坏(つき)」「鬲(かなえ)」など数多くの種類があることにも表れているとのことです。土をこねて成形し焼いて固める、という製法は基本的には現在も変わっていません。プラスチックや金属などの優れた材料が普及した現在でも、土を練り焼き固めて作られる陶磁器は使われ続けています。さらに美しい陶磁器は料理の味も引き立てます。

埼玉県の県名の由来となった埼玉(さきたま)古墳群からも多くの土器が発掘されました。中でも「中の山(なかのやま)古墳」からは変わった土器が出土しています。頭の大きな「銚子(ちょうし、酒をつぐ容器)」のような形状をしており、「須恵質埴輪壺(すえしつはにわつぼ)」と呼ばれています。九州北部のいくつかの古墳で似たものが出土しているようですが、関東の古墳では他に例がありません。

埼玉古墳群から西に約30キロメートル離れた寄居町末野(すえの)遺跡で、中の山古墳と同じ須恵質埴輪壺を焼いたとみられる窯跡(かまあと)が発見されており、その年代は6世紀末から7世紀初めと考えられています。当時の人々がどのように交流し生活を営んでいたのか、焼き物を通して想像力がかき立てられますね。


須恵質埴輪壺(すえしつはにわつぼ)

2月1日(金曜日)の一打「路地裏から見た戦後最長の景気拡大」

政府は1月29日(火曜日)に公表した1月の月例経済報告で、景気全体の基調判断を「緩やかに回復している」と据え置きました。第2次安倍内閣が発足した2012年12月から始まった景気拡大期間は6年2か月となり、「戦後最長になった」という認識が示されています。

しかし、なにやらこの景気回復は「緩やか」過ぎるというきらいが無きにしもあらずです。少なくとも湧き立つような景気回復の状況には見えません。その理由の一つには、可処分所得が減っていることもあって、消費が弱いということがあるでしょう。
昨年11月21日(水曜日)のブログでも取り上げた、一般財団法人日本総合研究所の寺島 実郎(てらしま じつろう)会長のお話によれば、2000年を基調にして2017年を見ていくと、全世帯消費支出は10.7パーセントも減少しています。この期間の家計消費の変化を見ると、「衣食住」のうちの「衣」関連がマイナス35パーセント、「食」関連がマイナス1パーセント、「住」関連がマイナス17.7パーセントとなっています。さらに、「こづかい・交際費」関連がマイナス33.2パーセント。「教育・娯楽」関連もマイナス19.2パーセントです。「光熱・通信」関連だけがプラスで11.7パーセントも増えていますが、これはスマホの使用料でしょうか。
こんなことから、夜の付き合いに関しても、私の印象では4,000円から6,000円ぐらいの居酒屋は軒並みお客が少ない状態で、2,000円から3,000円のところが大盛況という感じがします。正にお小遣い・交際費が減ったせいでしょう。
また、メルカリやユニクロの力もあるのでしょうが、ファッションなどの衣料関係にお金をかける人も少なくなっているような気がします。住まいに関しても、必ずしも急ぐ必要がないカーテンやカーペットの入れ替えなどは後回しという家庭が増えているようです。

こうした路地裏の経済学から見てみると、戦後最長という景気回復の実態がよく見えてくるのではないかと思います。

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