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掲載日:2017年10月17日

知事ブログアーカイブ(平成29年10月)

10月17日(火曜日)の一打「高校授業料の実質無償化」

衆議院議員選挙に向けて、各候補者が街頭演説などで主張を繰り広げています。その主張の1つが「教育無償化」です。幼児教育のほか、高校や大学の無償化などが叫ばれています。そこで、今日は埼玉県の高校授業料の実質無償化の状況について、改めてお知らせいたします。

本県では県内の私立高校に通う県民の皆さんを応援するため、次のような支援を行っています。
基本となる授業料の補助としては、年収約910万円未満の世帯に対し、収入に応じた補助を行っています。
特に、年収約609万円未満の世帯に対しては、国の就学支援金に加えて県独自の上乗せ補助を行っております。上限はありますが授業料に相当する金額を補助し、授業料を実質無償化しています。入学金についても10万円の補助を行い、一層手厚いものとしています。
これにより、県内の私立高校に通う生徒約3人に1人の授業料を実質無償化しています。

さらに、年収約500万円未満の世帯に対しては、授業料以外の施設費等納付金についても年間20万円を上限に補助しています。入学金や授業料と合計すると補助の上限は67万5千円となり、日本一の額となります。

こうした本県の高校授業料などに対する補助は全国でもトップクラスのもので、特に、入学金に対する補助は東京都や大阪府にないものです。

また、高校授業料の実質無償化に加えて、本県では日本一の充実した奨学金制度も実施しています。入学一時金の貸与上限額は全国一、月額奨学金の貸与上限額は全国第2位です。奨学金を受けるにあたって連帯保証人を不要としているのは本県のみで、利用しやすくしています。その結果、奨学金の貸与者数、貸与総額はいずれも全国第3位となっています。

あらゆる人がチャンスを平等に得られる社会を作りたいという考えから、これらの制度を実施しています。こうして育った若者が自分の能力と可能性を開花させて社会で活躍してくれればうれしいですね。

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10月16日(月曜日)の一打「第72回国民体育大会 埼玉県は第3位」

9月30日(土曜日)に第72回国民体育大会「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」の総合開会式に行き、選手の皆さんとともに入場行進をしてきました。

埼玉県は、これまでの国民体育大会(国体)の平均順位が3.9位であり、これは東京都に次いで第2位の成績となります。
これまでの平均順位が3.9位なのになぜ第2位なのかと疑問に思われる方もいると思います。数字のマジックみたいな話ですけれども、47都道府県のこれまでの順位をそれぞれ合計し、年数で割り算をすると埼玉県は3.9位になります。その3.9位が東京都に次いで2番目になるということです。

今回の国体の成績はどうだったのかと言いますと、天皇杯(男女総合成績)は、第1位が東京都、第2位は開催県である愛媛県、それに次いで埼玉県は第3位となりました。皇后杯(女子総合成績)は、東京都、愛媛県、大阪府、愛知県に続いて、埼玉県は第5位でした。人口の多い都府県が上位を占めておりますが、これは選手層の厚さに要因があると言われております。

正に埼玉県は「スポーツ王国」と言っても過言ではありません。スポーツ少年団の登録会員数は日本一ですし、裾野も広い。また、御案内のとおりリオのオリンピック・パラリンピックでも埼玉県ゆかりの選手が数多くメダルを獲得しています。引き続き、2019年のラグビーワールドカップ、あるいは2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおいても埼玉県の存在感をしっかり出していきたいと思います。

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10月13日(金曜日)の一打「獺祭(だっさい)が日本一になった理由」

『プレジデント』10月16日号の「ビジネススクール流 知的武装講座」に、「獺祭はなぜ日本一の純米大吟醸酒になれたのか?」という多摩大学大学院の徳岡 晃一郎(とくおか こういちろう)教授のコラムがありました。

徳岡教授によれば、「獺祭」は純米大吟醸酒として日本一の出荷量を誇り、海外にも輸出されて人気を博しているとのことです。「獺祭」を生み出したのは山口県にある旭酒造株式会社会長の桜井 博志(さくらい ひろし)氏。3代目社長を継いだ1984年には、ほぼ倒産状態だったという零細酒造を再建し、日本酒のグローバルブランドを築きました。その背景には、「徹底的においしい酒を造ろう」という桜井氏の熱い思いと、そのために日本酒業界の様々な「しがらみ」を打破するための知恵と執念があったそうです。

従来、仕込みや醸造などのプロセスは、杜氏(とうじ)の暗黙知(あんもくち)頼みで冬場のみ行われていました。そのプロセスをコンピュータで制御することにより、通年での酒造りを可能にし、誰が作業しても品質を維持できるよう、技術の標準化を行ったそうです。
また、原料となる山田錦を増産するため、生産農家へITを用いた収穫管理支援を行うなどして、おいしい日本酒を十分供給できる体制を構築したそうです。合理的な経営に変革し、酒造経営のビジネスモデルイノベーションを実現したわけです。

一般に、酒造りには微妙な感覚というものがあって、杜氏の混ぜ方、管理の仕方によって出来・不出来が生じるそうです。極めて繊細な造り方をするのが日本酒であるとも言えるかもしれません。そういうものをコンピュータで品質管理するという仕組みに変えることによって、製品の均質化を実現したそうです。正に「獺祭」の出荷量が増えても、味が変わらないという秘密はここにあったのです。

かつて、幻の酒と言われるようなお酒がヒットした途端に味がおかしくなってしまったことがありました。一定程度の量であれば品質管理ができたのでしょうが、製造を拡大したことにより、酒の品質管理ができなくなった例の一つだと思わざるを得ません。

杜氏の力が要らないということになってくると、桶の中をかき混ぜるような姿が見られなくなり、酒造りの風景が変わるのかもしれません。世の中はどんどん変わっていきます。

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10月12日(木曜日)の一打「お酒の御利益(ごりやく)」

「飲酒がもたらす健康への影響」として、厚生労働省のホームページには「飲酒は、意識状態の変容を引き起こす。短時間内の多量飲酒による急性アルコール中毒は、死亡の原因となることがある。肝疾患、脳卒中、がん等多くの疾患がアルコールと関連する。長期にわたる多量飲酒は、アルコールへの依存を形成し、本人の精神的・身体的健康を損なうとともに、社会への適応力を低下させ、家族等周囲の人々にも深刻な影響を与える。」などの警告が掲載されています。
飲み過ぎが体に悪いことは誰でも知っています。一方で、適量の飲酒がもたらしてくれる健康への御利益も知るべきだという話が、月刊総合情報誌『選択』2017年10月号に掲載されていました。

例えば、適量の飲酒は認知症に対して効果を示すそうです。ハーバード大学の研究者の報告によると、酒を全く飲まない人と飲酒をする人で比較したところ、一週間あたりビールに換算して中瓶半分から3本ほどの飲酒をする人が、最も認知症のリスクが低かったといいます。

また、飲酒は肥満の原因と考える方も多いと思いますが、実は適量の飲酒をする人は飲まない人に比べて肥満が少ないという研究報告もあるそうです。
さらに、男女ともに適量の飲酒をする人は、飲まない人より10年後の体重増加が少なめだったという調査も紹介されています。もっとも、長期間にわたって適量以上の飲酒を続けている人は肥満率が高くなり、また、アルコール依存症の人は痩せている人が多いそうです。

人類は約1万年間にわたり発酵飲料を飲んでいるそうです。狩猟採集民の社会では、発酵飲料を潤滑剤として、一緒に働くグループを持つことができたという説もあるといいます。こうしたことから、飲酒は人類の文明の発展に貢献してきた、と記事では述べています。

まあ、酒好きな人はいろいろと屁理屈をこねて飲む口実を作りますから、こうした研究報告を喜んでいることでしょう。これもまた精神的にも良いということになるのではないでしょうか。

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10月11日(水曜日)の一打「カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞」

カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞されました。イシグロ氏は日本人の両親とともに5歳の時に英国に渡り、日本語はほとんど話せないそうです。両親とも日本人なのに英国人というのも何となくイメージが湧いてこないのですが、英国籍ということですので、正に国際人ということでしょうか。

スウェーデン・アカデミーは授賞理由を「偉大な感情の力を持つ小説で、世界とつながっているという幻想的な感覚の下にある深淵(しんえん)を明らかにした」としています。つまり、排外主義が吹き荒れる今の世界だからこそ、ノーベル賞の元々の意味をしっかり踏まえた委員の中で、このイシグロ氏の小説が評価されたのではないかと思います。

イシグロ氏は1982年に『遠い山なみの光』で長編デビューし、日本を舞台にした長編小説を相次いで発表しておられます。1989年には『日の名残り』で、英国最高の文学賞とされるブッカー賞を受賞されています。作品の多くは邦訳され、発行部数の合計は97万部にもなります。
また、『わたしを離さないで』は、日本でテレビドラマや演劇にもなっています。彩の国さいたま芸術劇場では開館20周年記念として、故蜷川 幸雄(にながわ ゆきお)芸術監督がこの作品を舞台化しておられますので、埼玉県とも多少関わりがあります。

英国に渡らず、ずっと日本にいたとしたら、また趣きの違った作家になっていたのかもしれません。『遠い山なみの光』では英国に在住する長崎出身の女性の回想を、また『浮世の画家』では長崎を思わせる架空の町に生きる男を描いています。日本で生まれながら日本語がほとんど分からず、ある意味では日本を客観的に見つめることができ、あるいは逆に、憧れの対象として日本の社会を見ることにより、新鮮な小説が書けたのかもしれません。
いずれにしても、日系人であるイシグロ氏の受賞はうれしい限りです。

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10月10日(火曜日)の一打「役人の価値基準」

私が尊敬する人事院総裁や厚生労働事務次官、内閣府事務次官を歴任し、現在、埼玉県立大学理事長である江利川 毅(えりかわ たけし)さんに、すばらしい教えを伺ったことがあります。江利川さんは役人の価値基準として、「義」と「恕」(じょ=思いやり)を言っておられます。正義がきちっとかなっていなければならないということであります。法律や条例、規則といったものを曲げてはならない、そういう意味で正義の「義」がないといけない。その点で「森友」などは間違いなく正義ではないような気がします。あの元理財局長は不義の役人です。

さらに、もう一つ大事なことは思いやりの心です。どんなに正義にかなっていても、そこに思いやりがないといけないわけです。「これは法律でこうなっています」と言うだけではなく、法律を超えたヒューマニズムだとか、世の中のごく普通の人の感覚だとか、そうしたものに対しても配慮する。そういう思いやりの心が必要であるということが、正に「恕」の意味であると思います。

江利川さんとは言葉が違いますが、私も同じような意味で使っている言葉があります。それは「情」と「理」です。何事もきちっと理にかなったものでなければならないと思いますが、同時にその中に「情け」がないとだめだと思っています。人間の付き合いも理にかなわなければならないと思っていますが、「理」ばかりでそこに「情け」がないと、うまく人間社会は回らないと思います。

私は自分のことを幸運な人間だと思っていますが、この幸運を支えているものが何かあるとすれば、それは「情」と「理」について自分なりにいつも意識するようにしていることにあると思っています。

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10月6日(金曜日)の一打「IOC、東京オリンピック・パラリンピック関係者勢揃い」

10月3日(火曜日)、ホテルオークラ東京で第7回IOC(国際オリンピック委員会)プロジェクトレビューがあり、その後、午後7時30分からレセプション(夕食会)が行われました。
IOCプロジェクトレビューは、IOC、開催都市、大会組織委員会などがトップクラスも含めて集まり、大会準備の進捗状況などを確認する事務レベルの打ち合わせです。

この日は打ち合わせの後に、親睦や交流を深めるためのレセプションが関係自治体の首長も交えて開催されました。
主な出席者は、開催都市の小池 百合子(こいけ ゆりこ)東京都知事、鈴木 俊一(すずき しゅんいち)東京オリンピック・パラリンピック担当大臣、森 喜朗(もり よしろう)大会組織委員会会長、竹田 恆和(たけだ つねかず)日本オリンピック委員会会長、また財界を代表して御手洗 冨士夫(みたらい ふじお)大会組織委員会名誉会長、そして私ども知事や政令指定都市の市長の皆さんでした。
IOCからは、ジョン・コーツ東京オリンピック競技大会調整委員会委員長、アレックス・ギラディ同副委員長、エグゼクティブディレクターのクリストフ・デュビ氏などの主力メンバーが参加され、テーブルを囲んで会食をさせていただきました。

森会長の計らいなのか、各人のテーブルの上には、いなりずし一個と巻きずし一切れが置かれていました。そのほかは、焼き鳥、焼きそば、おでん、お好み焼きの屋台が会場内に並んでいるという趣向でした。
プロジェクトレビューでは「経費削減」がテーマの一つでもあったみたいですが、何やら会食まで「経費削減」の対象になったのでしょうか。それとも日本の食事のメインではないけども日本人が好んで食べる、あるいはビール・お酒のおつまみに使われる食事を、日本の食文化として紹介したかったのでしょうか。

私はコーツ委員長の隣の席だったおかげで、活発な意見交換ができました。私から、埼玉県は人気のある「ゴルフ」、「バスケットボール」、「サッカー」、「射撃」の会場となっていることをお話ししたところ、コーツ委員長からは、さいたまスーパーアリーナをバスケットボール会場として借りることで7億ドル(日本円で700億円以上)の節約になったというようなお話をいただきました。
また、コーツ委員長が焼き鳥をお箸で食べようとされていましたので、私が手で串を持って口で「がぶっ」とやるしぐさをお見せして説明したところ、「よく分かった!」という感じで喜んでおられました。
会場では、福島復興の意味を込めて、福島県の地酒が提供されていました。私は、埼玉県の地酒も負けずにおいしいことを強調し、埼玉にお越しいただければ是非御紹介したいと申し上げました。
今、時の人となっている小池都知事も私の近くに座っておられましたが、向かい側の位置だったので細かい話ができなかったのが残念です。

どちらかといえば、ここのところ東京オリンピック・パラリンピックに関しては費用負担の在り方など、ややぎすぎすした話が多かったので、非常に和やかな会であったことが印象的でした。


レセプション風景

10月5日(木曜日)の一打「がんばれ!埼玉西武ライオンズ」

プロ野球の埼玉西武ライオンズが好調です。リーグ戦2位が確定し、10月14日(土曜日)から始まる2017年度クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを、所沢市にある本拠地メットライフドームで開催できることになりました。3年連続Bクラス(4位以下)でしたので、実に4年ぶりのCS進出です。この勢いで、日本一の栄光に向け、突き進んでいってもらいたいと思います。

この好調の要因の一つが「炎獅子(えんじし)ユニフォーム」にあると、9月14日(木曜日)の読売新聞に書かれていました。

「炎獅子ユニフォーム」は、球団が夏のイベントとして作製している2017年の期間限定特製ユニフォームのことです。赤を基調とした炎が燃え上がるデザインで、球団歌『地平を駈(か)ける獅子を見た』の歌詞にある「炎の色の獅子」のフレーズが基になっているそうです。

このユニフォームを7月21日(金曜日)に着用してからチームは13連勝をマーク。8月17日(木曜日)までの間に着用した24試合は、20勝4敗という8割を超える勝率で、この驚異的な成績は正に「炎獅子効果」によるとのことです。
また、このユニフォームは縁起が良かったため、シーズン終盤戦の正念場でも着用されました。

実は、今シーズンは「西武ライオンズ」から「埼玉西武ライオンズ」にチーム名を変えて10年目となる記念の年です。私は「”埼玉西武”10周年アニバーサリーシリーズ」の最終日である8月27日(日曜日)にメットライフドームで行われた試合の始球式で、「最後まで埼玉西武ライオンズを応援してください。」と観客の皆さんに呼び掛けました。その呼び掛けに応える球場の声援はとても力強く、多くのファンの存在がチームの好調を支えていることを実感しました。

「下克上」が期待できるCSが今から楽しみですが、ここでライオンズファンの皆さんに良いデータがあります。なんと、チーム名に「埼玉」を付けて戦った最初のシーズンである2008年、埼玉西武ライオンズは日本一に輝いているのです。10年目という節目の年だからこそ高まる期待感が、チームに良い結果を引き寄せてくれるかもしれません。

私も埼玉西武ライオンズファンの一人として、最後まで応援していきます。がんばれ!埼玉西武ライオンズ!!

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10月4日(水曜日)の一打「実は略語だった意外な言葉ランキング」

メールやSNSの普及とともに、若い人たちの間で極めて簡潔な言葉(例:「りょ」=了解の短縮形)が使われているようです。俗に言う略語です。しかし、略語という認識がないままに使われている言葉が、結構日本語にはあります。「実は略語だった意外な言葉ランキング」(gooランキング 2016年9月調査)というものがありますので、御紹介します。

第1位は「ボールペン」です。これは和製英語で、正式な名称は「ボールポイントペン(Ball Point Pen)」です。

第2位は「食パン」。「主食用パン」の「主」と「用」が省略されました。そのほか、美術のデッサンの時に描いた線を消すのに用いる「消しパン」に対し、食用のパンのことを「食パン」と呼んだなど諸説あるようです。

第3位は「教科書」。正式名称は「教科用図書」で、文部科学大臣による検定に関する法令の名称も「教科用図書検定規則」となっています。

第4位は「経済」。中国の古典に登場する「経世済民」の略で、「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」の意味でした。

第5位は「切手」。「切符手形」の略です。日本では古くから、お金を払って得た権利を証明する紙片のことを切手と呼んでおり、江戸時代には米切手、酒切手などが使われていました。日本の近代郵便制度の創始者である前島 密(まえじま ひそか)が、いわゆる郵便切手に「切手」という言葉を当てたとのことです。

第6位は「演歌」。「演説歌」の略で、元々は明治時代の自由民権運動において政府批判を歌に託したものでした。

以下、第7位「レーザー(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)」、第8位「レーダー(Radio Detecting and Ranging)」、第9位「割り勘(割前勘定)」、第10位「軍手(軍用手袋)」となっています。

略語は外国語にもありますが、ひらがな・カタカナ・漢字に外来語を駆使して作り出すことができる日本語の略語は、ほかの言語にはない特徴です。これも一つの日本の文化と言えるかもしれません。

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10月3日(火曜日)の一打「東京五輪で国産バーベルを」

重量挙げ競技用のバーベルを製造する国内唯一の鉄工所が、実は、本県八潮市にあることが8月21日(月曜日)の毎日新聞に紹介されていました。

緻密(ちみつ)な設計によるバランスの良さが評価され、これまで6回の五輪で使用されたバーベルを製造したのが、有限会社笠巻鉄工所です。鉄工所の3代目である長谷川 健吾(はせがわ けんご)さんは、確かな技術に裏打ちされた品質で、2020年東京五輪での採用を目指しておられます。

この鉄工所は、長谷川さんのおじい様が1950年頃に設立され、国際重量挙げ連盟(IWF)公認メーカーの一つ、株式会社ウエサカティー・イー(東京都墨田区)の下請けとして長年バーベルを製造してきたそうです。

国際大会で使用するバーベルは、IWFがその都度、公認メーカー1社を採用します。ウエサカは、1964年の東京五輪のほか、1988年のソウルから2004年のアテネまで5大会連続で選ばれているそうです。

長谷川さんは、お父様と勤続50年を超える社員との3人で年間約1000本のバーベルを手掛けているそうです。指先の感覚を大事にする一流選手はバーの太さのわずかな違いも感じ取るため、持ち手部分は0.1ミリ単位で調整するそうです。

1964年の東京五輪では、おじい様が作ったバーベルで三宅 義信(みやけ よしのぶ)選手が金メダルに輝いています。ちなみに、三宅 義信さんは、新座市出身で女子重量挙げロンドン五輪銀メダリスト・リオ五輪銅メダリストの三宅 宏美(みやけ ひろみ)さんの伯父にあたる方です。

近年の国際大会では、安価な中国メーカーに押され気味だそうですが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは是非とも長谷川さんたちが手掛けたバーベルが持ち上げられることを期待しています。思わぬところに、ジャパンクオリティがありました。

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10月2日(月曜日)の一打「ホンダジェット快調」

「ホンダジェット」が快調です。本田技研工業株式会社(ホンダ)の小型ジェット機の今年上半期(1月~6月)の出荷数は24機となり、アメリカ・セスナやブラジル・エンブラエルといったライバル社を上回り、小型ジェット機の分野で初めて世界一になったそうです。

「ホンダジェット」の最大の特徴は、エンジンの位置を一般的な機体後部ではなく、主翼上面に取り付けたことです。燃費の良さや広い室内も好評で、受注を伸ばしているそうです。

航空機の開発は、ホンダ創業者の故本田 宗一郎(ほんだ そういちろう)氏の悲願でした。ホンダのオートバイのエンブレムであるウイングマークは「いつかは空へ羽ばたきたい」という願いを込めて採用されたそうです。

1962年に航空機事業への参入を宣言し、1986年から本県和光市の株式会社本田技術研究所に基礎技術研究センターを設立し、研究を開始しました。2003年に初飛行に成功し、2006年10月の全米ビジネス航空機協会ショーに出品したところ、3日間で100機を超える受注を獲得し周囲を驚かせたそうです。2015年末、米国連邦航空局から安全性のお墨付きである型式証明の認定を受け、量産を始めました。

エンジンは、和光市の航空機エンジンR&Dセンターが研究拠点です。同センターにはエンジン開発に必要な多くの研究施設が集約されており、「ホンダジェット」に搭載する小型ジェットエンジンの設計・解析や試作、組み立て、試験などを手掛けています。

航空機は自動車の何倍もの部品からなる先端技術の結集体であり、裾野産業への大きな波及効果があります。本県では、航空・宇宙分野もいち早く重点分野の一つとして、先端産業創造プロジェクトを展開しているところです。この「ホンダジェット」が本県中小企業の優れた技術を更に生かしていくものと期待しています。

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