Myナビ 彩の国 開く

Myナビ 彩の国

総合トップ

県民向けトップ

事業者向けトップ

テーマ・目的別メニュー

  • 彩の国の安心・安全 危機管理・防災
  • 観光・魅力
  • 健康
  • 知事ブログ
  • マスコット

ドラッグ&ドロップで順番の並び変えが可能です

総合トップ > 県政情報・統計 > 広報 > 知事の部屋 > 知事コラム・インタビュー・メッセージ > 2018年新春知事に聞く「希望が湧き立つ埼玉へ」

知事の部屋 日本再生への埼玉の挑戦 埼玉県知事 上田清司

ここから本文です。

 

掲載日:2018年1月23日

2018年新春知事に聞く「希望が湧き立つ埼玉へ」

埼玉新聞 平成30年1月6日掲載

県民に多彩なチャンス シニア・女性の活躍も期待

2018年、新しい年が幕を開けた。昨年の埼玉は、花咲徳栄(はなさきとくはる)高校が県勢として初めて夏の甲子園大会優勝を飾り、「足袋蔵(ぐら)のまち行田」が日本遺産に認定されるなど、スポーツ、文化の両面で話題豊富だった。経済面でもさまざまな指標が埼玉県の勢いを裏付けているが、いっそうの高齢化が進み人口減少社会が迫る中で、現在の基調をどう維持し、次へつなげていくか。新年のスタートに当たり、上田 清司埼玉県知事に聞いた。

テレビ埼玉の手島千尋アナウンサーと上田知事
テレビ埼玉の手島 千尋アナウンサーが上田知事にインタビュー

昨年を振り返って

知事

明けましておめでとうございます。県民の皆さん、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

聞き手

明けましておめでとうございます。新年の話の前に昨年を振り返っていただきたいのですが、埼玉県はスポーツの分野で大いに盛り上がりました。

知事

何と言っても夏の甲子園で花咲徳栄高校が県勢として初めて、深紅の大優勝旗を持ち帰ってくれました。それから(川越にキャンパスがある)東洋大学の桐生 祥秀(きりゅう よしひで)選手が陸上男子100メートルで日本人で初めて10秒を切る日本新記録を樹立。最後は、浦和レッズがアジア・チャンピオンズリーグ制覇で締めてくれましたね。スポーツはおしなべて非常に勢いのある年でした。

聞き手

 アマチュアからプロまで県民を沸かせてくれました。

知事

 はい。花咲徳栄高校と桐生選手には彩の国功労賞、浦和レッズには彩の国特別功労賞を贈らせていただきました。 

花咲徳栄高校が優勝を決めた瞬間の写真
花咲徳栄高校が夏の甲子園県勢初優勝の快挙を達成

アジア・チャンピオンズリーグを制覇した浦和レッズ
10年ぶりにアジアの頂点に立った浦和レッズ

知事

 文化面も良かったですよ。行田市の足袋蔵などが日本遺産に認定されました。同市を舞台にした池井戸 潤さんの小説「陸王」がテレビドラマ化され、行田が全国から注目されています。素晴らしいですね。

 熊谷では、うどんサミットが開かれました。香川県がうどん県で有名ですが、埼玉県もうどんの生産が盛んなのです。熊谷は「麦翁(ばくおう)」として知られ、麦作の改良に尽くした権田 愛三(ごんだ あいぞう)さんという方がおられた小麦の聖地です。うどんサミットは昨年、今年、来年と3年連続で開催されます。埼玉県の奥深さを多くの人に知っていただきたいと思います。

聞き手

 10月には「埼玉WABI SABI(ワビ サビ)大祭典」もありました。

知事

 4月に県内で世界盆栽大会が開催された流れの中で、改めて埼玉のわび・さび、日本文化の伝統をいろんな形でお示しすることができ、非常に盛況でした。

聞き手

 海外から来る方にも埼玉の文化を知ってもらう機会になりました。

知事

 海外からの観光客も大変増え、県内では川越、秩父、長瀞などが人気です。

行田足袋の写真
昨年4月「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」が日本遺産に認定された


行田市内の足袋蔵

勢いのある埼玉県

聞き手

知事は日頃から「埼玉県には勢いがある」とおっしゃっています。

知事

埼玉県の平成22年から27年の人口増加率は沖縄、東京に次いで3位です。それから地理的なロケーションが非常に良い、日本一の交通の要衝。東京外郭環状道路は埼玉県内しか完成していない。圏央道は成田まで結ばれた。この他、関越道、東北道、常磐道、首都高速と合計六つの高速道路が県内を走っている。また、六つの新幹線をはじめとする鉄道網も充実しており、大宮を起点に宇都宮や高崎は30分で行ける。仙台や新潟は70分、長野は60分、金沢は2時間です。

だからこそ埼玉県は、平成18年から27年の10年間における企業本社の転入超過数が全国1位なんです。平成15年4月から27年3月の名目県内総生産の増加額が愛知県に次いで2位。平成15年3月末から29年3月末の銀行・信用金庫貸出金残高の増加額も東京都に次いで2位。非常に勢いがあります。

聞き手

 この勢いを加速させたいですね。

知事

 平均年齢が若い本県は高齢化のスピードが急速で、医療や福祉の体制づくりが大切です。反面、医療、福祉は雇用を増やしている産業でもある。高齢社会はマイナス面ばかりでなく、医療や福祉が大きな産業であるという意味で、経済の重要な要素になります。

茨城県区間が全線開通した圏央道
圏央道の茨城県区間が全線開通。埼玉県から成田空港へのアクセスが格段に向上

ラグビーワールドカップ™
東京2020オリンピック・パラリンピック

聞き手

ラグビーワールドカップの開幕まであと1年、東京オリンピック・パラリンピックまで2年と近づいてきました。

知事

2019年のラグビーワールドカップの会場の一つとなる県営熊谷ラグビー場は全面改修中で、8月に完成予定です。魅力的な3試合が予定されており、その前に大きな試合を誘致したい。

2020年の東京オリンピックでは、バスケットボール、ゴルフ、サッカー、射撃の4競技が、パラリンピックでは射撃が、埼玉県で開催されます。これを機にスポーツの素晴らしさに触れ、世界最高水準のスポーツを見た子供たちに、夢や希望を持ってほしい。日本中や海外から来るお客さまを、しっかりとおもてなしすることで「埼玉っていい所だね」と感じてもらいたいですね。それには多くのボランティアの方に協力していただく必要があります。 

ラグビーワールドカップ2015 アルゼンチン対ジョージアの写真
ラグビーワールドカップ2015 アルゼンチン対ジョージア

聞き手

 オリンピックでは5カ国とキャンプ誘致の覚書を結んでいます。

知事

 まだ交渉中の国・地域もあります。できるだけ多くの市町村が誘致を実現させ、国際交流の輪を広げてほしい。それ自体、オリンピックを盛り上げることになります。

 海外や日本中から来ていただければ、東京の近くに多彩な魅力があることを知っていただけます。川越は江戸の町並みが残り、長瀞は岩畳とライン下りが楽しめ、秩父は味わい深い山並みや人情豊かな人々がいる。大宮は盆栽美術館や盆栽村、鉄道博物館がある。さいたまスーパーアリーナや埼玉スタジアム2○○2は見るだけでも価値があります。県民は慣れてしまっていますが、他県や海外から来る方々に埼玉の良さを知っていただき、そのリアクションによって県民が誇りを感じ、愛郷心が育つという循環にしたいですね。 

バスケットボール オリンピック
オリンピックバスケットボール会場 埼玉スーパーアリーナ
さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)

ゴルフ オリンピック
オリンピックゴルフ会場 霞ヶ関カンツリー倶楽部
霞ヶ関カンツリー倶楽部(クラブ)(川越市・狭山市)

サッカー オリンピック
オリンピックサッカー会場 埼玉スタジアム2◯◯2
埼玉スタジアム2◯◯2(さいたま市緑区)

射撃 オリンピック・パラリンピック
オリンピック・パラリンピック射撃会場 陸上自衛隊朝霞訓練場
陸上自衛隊朝霞訓練場(朝霞市・和光市・新座市)

健康長寿で高齢社会に対応
女性活躍で企業力強化

聞き手

 他の面では、どのように埼玉県を良くしていきたいとお考えですか。

知事

 先ほど触れましたが、埼玉県は交通の便が良く人が集まりやすいから、交流しやすい。東京、渋谷、新宿、池袋、上野の各駅から浦和、さいたま新都心、大宮の各駅には大体30分で来ることができる。横浜からも小1時間。だから企業活動も文化活動もさまざまな可能性があります。

 そうした活動には健康で長寿が不可欠。高齢社会で医療はどうする、福祉はどうすると心配が多いし悲観的に考える人も少なくない。でも私は、健康長寿がマイナスをプラスにすると思います。現在、75歳からを後期高齢者としていますが、80歳までの方々がもっと元気になって後期高齢者の年齢基準が80歳からと5年延びるだけで勢いがつく。

 仕事の面もこれからはAI(人工知能)やロボットの活用が進むから、それほど体力はいらなくなる。高齢者も今以上に仕事ができる時代になりつつあるんです。むしろ経験や知識の蓄積が、AIやロボットを使いこなす力になるかもしれない。先端技術を活用し、より豊かな社会を築く。余った時間はボランティアや社会貢献活動をすることで社会全体の活力を上げる。こういう仕掛けを埼玉県はいろんな形でやっています。

 あるいは定年後には新たな分野で活躍するなど、長い人生の中で一度だけではなく、二度や三度も「実り」を迎える人生二毛作、三毛作になる可能性も増えてきます。もちろん経験を生かして働くとか、さまざまな可能性がある。それをしっかりフォローしていきたい。

聞き手

 その中では、女性の活躍も。

知事

 女性は、結婚や出産、子育てで仕事との両立に苦労される部分があり、そこをカバーする仕掛けを十分にしないと本当の意味で活躍できない。女性が活躍できる仕掛けをしっかり作っていかなくては。

 女性は実は、男性よりも二毛作の可能性があるんです。家庭でやるさまざまな家事の段取りが、社会で仕事をする時のヒントにつながる。有名なところでは、グシャッとつぶせて場所を取らないペットボトル。あれは女性が考えたんです。生活の中から出るアイデア商品の発想では男性より女性の方が強いし、子育てや子供の教育に関わるさまざまな政策、教材作りも男性より女性の方が良いヒントを持っていたりする。女性が活躍すると企業は強くなるんですよ。 


定年後に新たな分野で活躍する女性

先端5分野を支援

聞き手

 稼ぐ力の強化は。

知事

 かつては電機、電子、自動車、機械が日本における産業の御三家とか四天王と言われていたが、電機、電子部門は弱くなった。機械も圧倒的ではなくなり、群を抜いてるのは自動車だけ。

 それだけでは先が見えないけれど、個々の技術に関して世界的なシェアを持っている中小企業はたくさんあるんです。例えば小さな針の先にレンズを入れて体に刺すと内視鏡になる製品がある。県内の会社が持っている技術です。

聞き手

 体に負担がかからないですね。

知事

 血も出ないです。痛さも分からない感じ。そういう世界的な技術が医療のイノベーションにつながる。健康を守り、命を守る必要不可欠な産業である医療のイノベーションが必要です。

 かつては「鉄は国家なり」と言われました。しかし今はカーボン(炭素)が鉄に取って代わろうとしている。鉄より強くて軽いからです。微細なナノカーボンを開発することで、鉄やアルミニウムに代わる素材を埼玉が提供できるようになります。

 原子力発電が問題になっていますが、エネルギーは地熱もあれば太陽光もある。問題は発電した電気を貯める力。貯める力がないからタービンを回し続けなければならない。貯める力があれば、人類は太陽光発電でも困らない。新しいエネルギーをどう貯めるかという課題にも取り組んでいます。

 それからロボット。農業や介護など力のいる作業はロボットが人間に代わって行う。

 自動車の部品は約3万点ですが、飛行機は約300万点。それだけ製造メーカーの裾野が広がる。だから航空機産業、医療イノベーション、新エネルギー、ナノカーボン、ロボットの5分野の研究開発を県は支援してるんです。実はいい線行ってるんですよ。

 今年はどんどん成果が発表されますよ。これから実証研究に進み、製品になればより注目を集めるでしょう。

県民へのメッセージ

聞き手

改めて、今年はどんな1年、どんな埼玉県にしていきたいでしょうか。

知事

県民の皆さんがいろんな意味で自己を実現できる。小学生、中学生、高校生、大学生、会社勤めの方、OB・OGになった方、専業主婦の方、働く女性も障害者も、大事なのは自分が一番望むことができているということです。チャンスにあふれ、自分で選べることが大事。

 いろんな機会を提供できるのは行政の力です。生活保護家庭の子供たちがまた生活保護になるようなことは絶対に避けるべき。でも今、そうなりかかっている部分がある。日本だけじゃない、世界中がそうなんです。

 一人一人が希望を持って、心が沸き立つような選択肢やチャンスがある。それが一番いい社会。埼玉県をチャンスの多い社会にしたい。47都道府県の中で、一番チャンスがある、一番希望が多い、そういう県にしたいですね。

聞き手

 埼玉県が希望にあふれ、ワクワクできるようなお話をたくさん聞けました。ありがとうございました。

知事

 ありがとうございました。

お問い合わせ

県民生活部 広聴広報課 テレビ・ラジオ・広報紙担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

電話:048-830-2854

ファックス:048-824-7345

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?