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掲載日:2017年12月12日

仕事ファイルNo.32 県衛生研究所の研究員

仕事ファイルNo.32

県衛生(えいせい)研究所(けんきゅうじょ)の研究員

島田さんの写真

教えてくれた人

埼玉県衛生研究所(さいたま市)

専門(せんもん)研究員

島田(しまだ)慎一(しんいち) さん

白衣のコバトン

  1. 「衛生研究所」ってどんなところ?どんなことしているの?
  2. 教えて!島田さん
  3. ある日の島田さん

1 「衛生研究所」ってどんなところ?どんなことしているの?

衛生研究所

今回の「教えて!お仕事」は「研究員」。「研究員」というと、化学、医療、環境などいろいろな分野があるけど、今回の研究員は新型インフルエンザなどの感染(かんせん)症(しょう)の検査をしている埼玉県衛生研究所のウイルス担当の研究員です。

「新型インフルエンザ」は、全国で数が広がり、亡(な)くなった方や重症(じゅうしょう)者も出ているし、毎日、新聞やニュースで取り上げられているよね。

みんなは、体調が悪くて病院へ行くと、血液(けつえき)をとったり長い綿棒(めんぼう)で喉(のど)や鼻(はな)の中をこすって粘液(ねんまく)をとったりして検査することがあるよね?

たいていの検査は病院の中で検査の結果(けっか)が出るけど、新型インフルエンザが疑(うたが)われる場合は、病院で簡易(かんい)な検査をして「陽性(ようせい)反応(はんのう)」が出ると、病院から地域(ちいき)の保健所へ連絡(れんらく)がいき、埼玉県では衛生研究所へ検体(けんたい)が持ち込まれて、最終的(さいしゅうてき)な検査をして結果が出るんだ。

検査のようす

仕事中

県衛生研究所の職員(しょくいん)は約80人。

医師(いし)、薬剤師(やくざいし)、臨床検査技師(りんしょうけんさぎし)、獣医師(じゅういし)など専門の職員がいて、私たちが健康(けんこう)で安全な生活を送ることができるように、新型インフルエンザのほか、食中毒(しょくちゅうどく)やノロウイルス、水道水の検査や研究などをしています。

取材をしている間にも、新型インフルエンザの検体が持ち込まれていたよ。

※平成21年8月14日に取材しました。

2 教えて!島田さん

コバトン 小学生の時に好(す)きだった教科(きょうか)は何ですか?その理由(りゆう)は?

島田さん 国語と体育が好きでした。本を読むことと外で遊ぶことが大好きでした。理科は好きだったけど、得意(とくい)ではなかったです。研究員をしているけど、実は算数や理科が苦手だったんです…(苦笑)。

島田さん

コバトン そのころ、島田さんが憧(あこが)れていた仕事は何でしたか?

島田さん 父が高校の生物の先生だったので、子どものころから生物に関(かん)する本に触(ふ)れる機会(きかい)がありました。そのせいもあって、漠然(ばくせん)と「生物学の科学者」みたいなものに憧れていました。

島田さん

コバトン 島田さんがこの仕事をえらんだきっかけは何ですか?

島田さん 私は獣医師ですが、大学で学んだことを「公衆衛生(こうしゅうえいせい)」の実践(じっせん)に生かしたいと思って、埼玉県の衛生部(現在(げんざい)は保健医療(ほけんいりょう)部)に入りました。いくつかの職場(しょくば)を経験(けいけん)した後に、大学で一番好きだった「微(び)生物学」を最(もっと)も生かせる今の職場を希望(きぼう)して、この仕事に就(つ)きました。

「公衆衛生」とは、感染症の予防(よぼう)や食中毒の予防、食中毒が起こった時に原因(げんいん)を突(つ)きとめたり、違反(いはん)している食品添加(しょくひんてんか)物が入っていないか、飲用(いんよう)の水が人の口に入っても大丈夫か、などとても広い範囲(はんい)にわたって健康を考えていくことです。

島田さん

コバトン この仕事につくためには、どんな学校に行ったらいいですか?必要(ひつよう)な資格(しかく)や、受けなければいけない試験(しけん)はありますか?

島田さん 現在、衛生研究所の職員の職種(しょくしゅ)は、薬剤師、臨床検査技師、獣医師などです。いずれの職種も、それぞれの専門(せんもん)の学校で勉強した上で資格(しかく)を取ることが必要です。

次に、衛生研究所は県の施設(しせつ)なので、県の職員になるための公務員試験(こうむいんしけん)に合格(ごうかく)する必要があります。

また、民間(みんかん)の研究施設で働(はたら)く場合には、そこの就職(しゅうしょく)試験に合格する必要があります。

島田さん

コバトン この仕事をするうえで、大切なことは何ですか?

島田さん 検査や研究では、時間をかけて原因(げんいん)を突きとめたりするので、根気強さや冷静()さが必要だと思います。

あとは、他の仕事でもそうだと思いますが「健康第一」です!

島田さん

コバトン この仕事について、よかったなと思うのはどんな時ですか?

島田さん もともと、あまり目立つ(人前に出る)仕事ではないのですが…(笑)感染拡大(かくだい)の防止(ぼうし)にかげながら役立てたと思えた時ですね。

島田さん

コバトン この仕事で、つらいなあと思うのはどんなことですか?

島田さん 現在、新型インフルエンザが県内でも流行し、そのために私たちの仕事が少しは人に理解(りかい)してもらえるようになりました。

しかし、このような病気の問題が何も起きていないときには、実は私たちの仕事はみなさんにあまり認識(にんしき)してもらえません。もちろん、何も起こらないのが一番良(よ)いのですが、「病気の問題がないのだから、そんな仕事いらないだろう」と思われるのはつらいです。「平穏(へいおん)無事(ぶじ)」な生活が、地味な仕事の目立たない努力(どりょく)に支(ささえ)えられていることを、皆さんに理解してもらえるといいな、と思っています。

島田さん

コバトン 未知(みち)の病原体(びょうげんたい)を見つけたことはありますか?

島田さん 未知ではありませんが、「原因(げんいん)がわからない」といったことがありました。

10年以上(いじょう)前になりますが、県内のある町で、クリプトスポリジウム原虫という寄生(きせい)虫が水道水に混(ま)ざり、70%くらいの町民()たちが感染してしまうことがありました。衛生研究所に検体が持ち込(こ)まれて、細菌(さいきん)検査やウイルス検査をしても何も出てこない。原因を早く突きとめて対処(たいしょ)しなければ、どんどん感染が広がってしまいます。毎日夜遅(おそ)くまで検査を続(つづ)けました。そのうちに、「もしかしたら…」と気づいた職員がいて、クリプトスポリジウムの検査をしてみたらそうだった、と。

島田さん

コバトン その時は、どのような対処をしたの?

島田さん まず、町の水道を全部止めました。幸いなことにその町は、県の水道水も使っていたので、全部県の水道水に切り替(か)えることで、新たな発生はなくなりました。

ただ、その症状(しょうじょう)は家族の中で誰(だれ)かが感染すると、すごい量(りょう)の下痢(げり)をするので、その処理(しょり)を家族がします。手を洗(あら)ったつもりでも、原虫が少しでも残(のこ)っていて何かの拍子(ひょうし)で口に入ってしまう。その家族の中で感染し、拡大(かくだい)していくことがあったようです。

島田さん

コバトン 今の島田さんの夢(ゆめ)はなんですか?

島田さん 衛生研究所で捕(つか)まえた新型ウイルスがたくさんあるので、これらをじっくり調べて、新型インフルエンザの弱点を見つけたり、「新型の新型」のようなウイルスが混ざっていないかなどを研究していきたいと思います。そうすることで、感染を未然(みぜん)に防(ふせ)いだり、感染を広げない方法を見つけることができるかもしれません。

それと今、私たちの担当では、ノロウイルス(食中毒や集団胃腸炎()を起こすウイルス)が人から人へ感染しないように、ウイルスに感染した人の吐物()などを安全に処理する方法を研究しています。一番感染しやすいのが、この処理をする時なんです。良い方法が見つかり、それが広まることで、一人でも多くの人が感染の被害(ひがい)を受けることなく、健康な生活を送ってもらえたらいいと思います。

島田さん

コバトン 最後(さいご)に、埼玉県のこどもたちにメッセージをお願()いします。

島田さん 子どものうちに、いろいろなことに興味(きょうみ)を持ってほしいと思います。

そして、たくさん本を読んだり、いろいろな人に話を聞く機会を自分からどんどん求(もと)めていってください!

それから、よい友達(ともだち)をつくってください。子ども時代の友達はきっと生涯(しょうがい)に渡(わた)っていろいろな面でみんなの力になってくれると思います。私も、子ども時代や若(わか)い頃(ころ)からの友達から、たくさんの元気をもらっています。

島田さん

3 ある日の島田さん

6時00分

起床(きしょう)

7時00分

出勤(しゅっきん)

8時30分

ミーティング

前日までの仕事(検査の成績(せいせき)や実験(じっけん)結果など)の整理、今日の仕事内容の確認(かくにん)など

9時00分

<午前()の仕事>

  • 培養(ばいよう)細胞(さいばい)の観察
  • 検査に用いる試薬(しやく)(1~2ヶ月分)を準備(じゅんび)して冷凍(れいとう)保存(ほぞん)
  • 保健所からの検体の受付
  • 情報収集(文献やインターネットなど)など

12時00分

昼食・休憩

13時00分

<午後(ごご)の仕事>

  • 保健所からの検体の受付
  • 新型インフルエンザウイルスの検査
  • インフルエンザ以外のウイルスの検査
  • 培養細胞のメンテナンス
  • 事務(じむ)整理など

18時00分

検査結果の確認と報告(ほうこく)

19時00分

業務終了(しゅうりょう)(本日は残業(ざんぎょう)でした)

20時00分

帰宅(きたく)

入浴(にゅうよく)、食事、家族と団(だん)らん、あと片付(かたづ)けなど

21時00分

読書などして過(す)ごす

23時00分

就寝(しゅうしん)

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