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掲載日:2023年11月28日

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統計グラフのポスターを作ろう 3 統計とは、統計グラフとは、統計グラフの主な種類と特徴

(1)統計(とうけい)とは

統計とは、ある集まり(ことがら)について、知りたいことを観察したり数えたりして、その特徴(とくちょう)や傾向(けいこう)などを調べる。そして、調べた結果を集計したり、分析(ぶんせき)をしたりして、そこからわかった数のことをいいます。

例)平成25年7月1日から8日まで、○×小学校校庭で、あさがおの花が咲いた数を調べて表(統計表)にまとめた結果

月日

7月1日

7月2日

7月3日

7月4日

7月5日

7月6日

7月7日

7月8日

花が咲いた数(個)

1

1

1

1

2

3

3

2

(2)統計グラフとは

統計グラフとは、統計表の数字が示している様子を、見た目にわかりやすくし、理解するためのものです。上記の例で示した統計表からでも、咲いた花の数が増えたり減ったりしていることはわかりますが、数字だけ読んでもなかなか頭に入りにくいと思います。しかし統計グラフにまとめることによって、より簡単に、イメージでとらえることができます。上記(1)の例で使用した統計表と次の(3)アの例で使用した統計グラフを見比べてみましょう。なぜ咲いた花の数が7月5日から増えていき7月8日に減ったのかという疑問(ぎもん)を見た目から感じることができます。

(3)統計グラフのおもな種類と特徴(とくちょう)

統計グラフにはいろいろな種類があり、その特徴があります。どんなことを表したいのかによって、使うグラフの種類を変えます。グラフの代表的な種類と特徴を次のとおりにあげますので、いろいろなグラフをえがき比べてみましょう。また、興味があったら、ここに書かれていない他の種類のグラフについても調べてみましょう。

ア 単位グラフ

単位グラフは、点(●やマークなど)で表わし、数えやすいようにならべて点の列の長さを比較するものです。

単位グラフの例

<特徴>

  1. 簡単(かんたん)に作図できます。
  2. 数量の間に大きな開きがあると作図が難しくなります。

<注意点>

  1. 点は、「同じ形」「同じ大きさ」「同じ単位(数量)」とし、同じ間隔にならべます(固まりに分けてから同じ間隔(かんかく)に整列させてもよい。●●●●● ●●●●●)。
  2. 1単位は比べる数量の最大、最小を考えて適切(てきせつ)な数字を決めます。
  3. 1単位は数えやすい数字にします(●=2個、●=5個など)。
  4. 記号の単位は1種類とし、2つ以上の単位を作らないようにします(●(大)=10個と●(小)=1個の組み合わせなどはつくらないようにします。たとえば、●=10個のときに、単位の10個より少ない5個を表すときは、左部分を塗(ぬ)りつぶした半円とします)。
  5. グラフには必ず1単位を示す「凡例(はんれい)」を入れます。
  6. 点を始める位置はそろえて、点が複数の列にまたがる時は最初に決めた位置から折り返します。
  7. 点の最後に実数を表示するとわかりやすくなります。

イ 棒グラフ(ぼうグラフ)

棒グラフは、同一の線上(0線)から出発した同じ幅の棒の長さで数量間の大小を比較(ひかく)するものです。

棒グラフの例

<特徴>

  1. 簡単(かんたん)に作図できます。
  2. 数量の間の差や大小の順位などをわかりやすく表すことができます。
  3. 「目もり」や「目もり線」が使用できるのでわかりやすくなります。
  4. 棒グラフはいろいろなケースで使えるので、棒グラフを使っていろいろな統計内容を表すことができます。
  5. 棒グラフにしようとする統計表の中に、極端(きょくたん)に大きな数字がある場合には、棒の途中(とちゅう)で折り返したり、省略法(しょうりゃくほう)を使って紙面を節約(せつやく)することができます。

省略法の例

棒グラフ省略法

<注意点>

  1. 棒の太さと棒の間隔(かんかく)はそれぞれ同じにします。棒の太さに対して棒の間隔を2分の1から3分の1ぐらいにするとすっきりまとまるでしょう。
  2. 基線(0線)を必ず入れます。0から始めた棒でないと、正しく比べることができません。
  3. 棒が複数(ふくすう)の列にまたがる時(折(お)り返し法)は、0から折り返します。
  4. 棒の省略(省略法。目盛りと棒双方に波線や線を使用)を行う場合は、目もりと棒のそれぞれ2ヶ所以上を省略しないこと。数量の間の差はわかっても、比がわからなくなります。なお、実数を添(そ)えておくとわかりやすいでしょう。
  5. 特に順序(じゅんじょ)に決まりがない場合に限り数量の大きい順に並べ、「その他」を最後にします。

ウ 折れ線グラフ(おれせんグラフ)

折れ線グラフは、時間の変化の順番にならんでいる、同じ種類の統計の数字を観察する場合に使うものです。

折れ線グラフの例

<特徴>

  1. 時間の経過(けいか)とその傾向をとらえるものです。
  2. 統計の数字が長く連続していたり、観察の目的が数字の差よりも変化を重視(じゅうし)する場合は、単位グラフや棒グラフよりも適(てき)しています。
  3. 普通(ふつう)は、横軸(よこじく)に時間の経過を示す時間目もりを左から右方向に作り、その横目もりに対して、直角に縦軸(たてじく)の数量の目もりを作ります。その目もりの中の数量の位置に点を決めて点をえがきます。そして点どうしを結んで線グラフを作ります。

<注意点>

  1. 基線(0線)を必ず入れます。
  2. 0線と折れ線の間が極端(きょくたん)に離(はな)れていて見づらい場合は、縦の目もりを省略(しょうりゃく)します。

折れ線グラフ省略法

3.時間目もりと数量の位置は、その統計調査がある時点で調べたものか、ある期間で調べたものかによって決まります。

静態統計(ある時点の数量をまとめたもの)グラフの例 動態統計(ある期間の数量をまとめたもの)グラフの例

同じ時間の間隔(かんかく)でならんでいる数量を折れ線グラフで表す場合、時間目もりの幅は同じになります。

時間の目もりの間隔をせまくすると折れ線の傾斜(けいしゃ)が急になり、広くすると折線の傾斜が緩(ゆる)やかになり、変化のようすがちがって見えるので、見る人に誤解(ごかい)を与(あた)えないように作図します。

折れ線グラフ角度の違い

エ 円グラフ

円グラフは、円を100%にして、中心角によって作られる各数量の面積の広さで、総数(そうすう)に対する各数量の比率(ひりつ)を観察するものです。

全円グラフの例
※時計の12時の位置から時計回りに内訳をとっていきます。

<特徴>

直線の多いグラフの中で、円グラフは曲線のため、見た目のバランスをとるのに適(てき)しています。

内訳(うちわけ)の数が多い複数(ふくすう)の円グラフ(同内容)どうしを比べることは難しいので、他のグラフ(例:帯グラフ)を使うなどの工夫が必要でしょう。

<注意点>

内訳の合計は必ず100%となります。

円の中心から上にのばした垂直線(すいちょくせん)を基線(0線)とします。

内訳(うちわけ)の順序(じゅんじょ)は2つあります。1つは、数字が大きい方から小さい方へとる方法。もう1つは、ある決まりに基づいたもの(例:東京都、埼玉県・・・)順に内訳をならべる方法。いずれの場合も「その他」は最後になります。

目もりはつけずに、内訳は%で表示します。

%は内訳の中に入れるか、矢印結んで円の外に出すなどして、必ず表示します。

オ 帯グラフ

帯グラフは、長方形の全面積を100%にして、それぞれの項目の内訳(うちわけ)の面積の広さで比較(ひかく)するものです。

帯グラフの例
※左から右に向かって内訳をとっていきます。 矢印

<特徴>

円グラフになかった目もりがあるため、連続(れんぞく)した同じ内容のものを比較(ひかく)することが簡単(かんたん)に出来ます。

帯グラフを横にして上下に並べたり、縦にして左右にそれぞれならべると紙面のレイアウトの調整ができ、すっきりとまとまります。

<注意点>

内訳の合計は必ず100%となります。

内訳の順序(じゅんじょ)は2つあります。1つは、数字が大きい方から小さい方へとる方法。もう1つは、ある決まりに基づいたもの(例:東京都、埼玉県・・・)順に内訳をとる方法。いずれの場合も、「その他」は最後にとります。

帯の長さは縦横のバランスを考えて決めます。

帯と帯を線(直線、点線)で結ぶ「連絡線(れんらくせん)」をえがけば、同じ内容がどのように変化したのかがわかりやすくなります。

帯グラフ連絡線

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総務部 統計課 企画指導・統計資料担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎2階

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