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掲載日:2019年8月30日
埼玉県では、平成22年度から「さいたまの水と森ふれあい体験」を実施しています。
この事業は、本県の主要な水源となっている荒川上流域の秩父市大滝や中津川を訪ね、ダムの役割や森林の水涵養機能について知っていただくとともに、地元の方々との交流を図っていただくものです。
今年度は、応募者の中から抽選で小学生や保護者など49名の方に参加していただきました。森林インストラクターの案内による「彩の国ふれあいの森」の散策、大滝こまどり荘で行われた「紅葉まつり」への参加、”奥秩父もみじ湖”の愛称で知られる「滝沢ダム」の見学を行いました。
好天に恵まれ、参加者からは「楽しかった」「勉強になった」などのご意見を多くいただきました。来年度も開催しますので、是非ご応募ください。
7時30分 |
熊谷駅南口出発 |
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8時45分 |
西武秩父駅出発 |
10時00分 |
大滝こまどり荘到着 |
10時10分から12時20分 |
彩の国ふれあいの森、水源林散策 |
12時30分から13時30分 |
大滝こまどり荘(昼食、紅葉まつり見学) |
14時10分から15時10分 |
滝沢ダム見学 |
16時15分 |
西武秩父駅到着 |
17時40分 |
熊谷駅南口到着(解散) |
こまどり荘に到着。これから彩の国ふれあいの森の散策へ出発です。
森林インストラクターのレクチャーを所々で受けながら足を進めます。
天候に恵まれ、程よく散策が楽しめました。
大若沢休憩所に到着。今年はさらに先に足を進めます。
美しい渓谷沿いに「勘兵衛の滝」まで進みました。
渓谷を流れる水は荒川を下り、水道とつながります。ここでの水は透きとおり、川底までくっきり見えます。魚が泳いでいるのがわかるかな?
水源林散策の後は、こまどり荘に戻り昼食です。紅葉まつりが開催されていて、広場では体験イベントが実施されていました。
丸太切り体験でノコギリで切り落とした材片に焼き印を押してもらっています。これは記念品としていただけます。ヒノキの清々しい香りが鼻をくすぐります。
昔、木材を産出するために用いられていた木馬引きの体験。重量感があり引き出すのは大変です。
こちらはドングリ細工の体験。笛とコマを作ることができました。笛は中の実を削り出すのですが、削る量が少ないと音が出ないし、削りすぎるとドングリが割れてしまうので慎重に作業していました。
いつも使う橋はコンクリートや鉄でできていますが、ふれあいの森にはいくつかの吊り橋があります。渡るときに揺れを感じるため、少し怖かったのではないでしょうか。
こまどり荘付近を流れる中津川の風景。今回は紅葉に向けて色つきはじめた時期に訪問となりました。あと少しで山々が赤や黄色に映え染まります。
午後は、滝沢ダムの見学です。管理所の中で滝沢ダム工事記録をビデオで学びました。
水資源機構の職員の方から、滝沢ダムの概要をいろいろな場所で説明していただきました。
ダムの堤体上から下流側の眺め。荒川とループ橋(雷電廿六木橋)の景観が美しいです。
ダムの堤体上から上流側の眺め。水を湛えるのは奥秩父もみじ湖です。
当日は紅葉まつりの一環で、洪水吐ゲート真ん中の扉が操作されました。見学の時はちょうどゲートを閉めるタイミング。クレスト(越流部)とゲートの間から空が見られる珍しいシーンです。
滝沢ダムをバックに集合写真を撮影。紅葉最盛期には少し早いタイミングでしたが、水源林とダムの見学を通じて水の大切さを学んでいただきました。お疲れ様でした。
関係機関の方や参加者の皆様の多大なる御協力をいただき無事終了することができました。この場をお借りして御礼申し上げます。また、参加者の皆様には早朝からの参加をいただきありがとうございました。
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