平成30年 > 知事記者会見テキスト版 平成30年1月16日

ページ番号:120538

掲載日:2018年4月1日

ここから本文です。

知事記者会見テキスト版 平成30年1月16日

録画を見る(約43分)

平成30年1月16日(火曜日)

知事発表
ラグビーワールドカップ2019™チケット販売スケジュール及び開催600日前イベントの実施について

ラグビーワールドカップ2019™チケット販売スケジュール及び開催600日前イベントの実施について(PDF:1,106KB)

知事

今日は県民の皆様に、いよいよラグビーワールドカップが来年に控えまして、準備が徐々に進んでいますので、御報告をしたいと思っています。まず、日本で初めて、というよりもアジアで初めて、ラグビーのワールドカップが来年の9月から11月にかけて開催されます。熊谷ラグビー場など全国で12会場、そして本県の熊谷ラグビー場では、9月24日火曜日、ヨーロッパ地区の代表とヨーロッパ・オセアニア地区のプレーオフの勝者との対決カード、そして9月29日にはジョージア対アメリカ地区の第2位の代表、そして10月9日にはアルゼンチンとアメリカという大変すばらしいチームの対戦が予定されているところでございます。改めて、このラグビーワールドカップが熊谷で開催されます意義、そしてこの盛り上げについて様々なことを考えておりますので、これからの予定を県民の皆様に御報告したいと思っています。

早速、1月27日からチケットの販売を開始させていただきます。後ほど、詳しく御説明いたします。また、1月28日には600日前のイベントを開催させていただきます。併せて、御報告します。4月の中頃にはボランティアの募集開始を行い、5月上旬には500日前イベント、そしていよいよ、今建設中の熊谷ラグビー場が8月末に完成いたします。10月頃にはちょうど1年前イベントを開催し、2019年の9月20日にいよいよ開幕というかたちになってまいります。また、この熊谷ラグビー場に関しても改めて御報告したいと思いますが、もともと高校のラグビー界では「西の花園、東の熊谷」と言われるくらい、名門のラグビー場というかたちで評価が高かったところですが、もう全く一新するようなかたちで、新しくラグビー場が造られますので、これも非常に満足度の高いラグビー場として評価を受けられるものだと思っています。

それでは、早速チケットと600日前イベントについて御報告をします。チケットの種類は、熊谷ラグビー場で行われる3試合すべてが観戦できる、いわゆるパックのチケット。スタジアムパックと申し上げております。そして、熊谷ラグビー場で行われます3試合の個別のチケット、これが通常でいうチケットであります。この2種類を発行いたします。このスタジアムパックについては、希望が多くなることを予定していまして、抽選の受付期間を作ります。1月27日から2月12日、結果発表を2月26日にやっていくというかたちで、先にスタジアムパックからしっかりと確保していただくかたちになってまいります。スタジアムパックの料金でありますが3試合分、カテゴリーA、つまり真正面の所であります。それからカテゴリーB、比較的まずまずの所であります。カテゴリーC、やや外れますが、反面ゴールなどに近く、臨場感があると言われるところでございます。カテゴリーDとこども席(後に削除)がこういうかたちで比較的、こちらに比べれば少し、何というのでしょうか、やや満足度が高くないかもしれませんが、それなりにまた良い席だと思われます。それぞれ料金が、カテゴリーAが40,000円、(カテゴリー)Bが27,000円、カテゴリーCは大人分とこども分を分けまして16,000円と6,000円、カテゴリーDは8,000円(後に「8,019円」に訂正)と3,000円というかたちに、パック料金として安上がりに(後に削除)なっております。

通常のチケットでありますが、受付期間を少しずらしまして3月19日から4月12日と。結果を発表した後、今度は一般の受付を行っていくというかたちになっております。一般は、先着販売というかたちになってまいります。チケット料金は、先ほど申し上げましたようにカテゴリーごとで、席の場所によって料金が異なってまいります。これは1枚1枚のチケットになってまいりますが、ヨーロッパ地区代表対プレーオフ勝者に関しては、(カテゴリーAが)10,000円と。それから、ジョージア対アメリカ地区第2代表とアルゼンチン対アメリカに関しては、(カテゴリーAが)15,000円と。カテゴリーBは、それぞれ7,000円、10,000円と。カテゴリーCでは4,000円と、6,000円と。こどもは2,000円、2,000円と。カテゴリーDに関しては、2,019円と3,000円と、サービス料金になっております。2,019円、2019年にあるということで2,019円ということでございます。こどもは、サービスで1,000円というかたちです。カテゴリーDに関しましては、それぞれ1試合ずつ格安料金になっております。

チケットの購入、抽選申込は公式チケットサイトから「ラグビーワールドカップ チケット」で検索をいただきます。現在のところ、チケットの購入はインターネットのみ、1人あたり1試合につき6枚まで購入できます。支払いは、クレジットカードまたはコンビニエンスストアで可能です。公式チケットサイトの問合せに関しては、0570-09-2019でございます。若干、時間の制限があって恐縮ですが10時から18時ということになっております。いずれにしても、現在のところチケット購入に関しては、インターネットでスタートさせていただきます。もちろん、今後の展開に応じて窓口なども考えていきたいと、考えているところでございます。(後に削除)

併せて、600日前イベントの開催でありますが、まずはカウントダウンボードの除幕を行って、開催気運を盛り上げてまいります。1月28日、熊谷市のニットーモールの1階のイベント広場で行います。カウントダウンボードの除幕式やラグビーファンボードの設置、そして同時開催で「くまがやラグビー感謝デー」ということで、ステージイベント、ジャンケン大会、体験イベントを行いますが、ステージイベントでは、ラグビー女子トークショーでドーキンズ英里奈さんとアルカスクイーン熊谷のメンバーの皆さんとのトークショー、それからラグビー入門講座、三宅敬さん、元ラグビー日本代表からラグビーの入門講座を楽しく興味深くお話をしていただきます。また、ご当地キャラなども登場してまいります。ジャンケン大会でありますが、ラグビーグッズやコバトン等が当たる大ジャンケン大会を行ってまいります。最初はグー、グー・チョキ・パーというかたちで、ジャンケンでどんどん絞り込んで、いろいろなグッズが当たるということであります。また、体験イベントでは、ラグビージャージ折り紙、オリジナル缶バッチづくり、誰でもできますトライフォトなど諸々、今考えられているのはこんなことでありますが、内容によってそれぞれ、こうした細々としたイベントに関しては提供される企業、団体等々によって、今後厚みを広げていきたいと思っているところでございます。

いずれにしましても、いよいよラグビーワールドカップ2019が日程に上ってまいりました。いよいよチケット販売というかたちで、現実のものになってまいりましたので、県民の皆様におかれましては是非とも、熊谷で行われますアジアで初めて、日本で初めて行われる、オリンピックの前の年のラグビーワールドカップに乞う御期待というかたちで御理解を賜りたいと思っております。大変、対戦チームは非常にいいチームが当たっています。いずれも将来を代表するような上位のチームに昇っていくだろうと思われるものが対戦カードで出てきておりますので大変楽しめる、このように思っております。以上でございます。

日経

1点だけ、この600日前のカウントダウンボードなんですけれども、オリンピック・パラリンピックでいうと木材で作ったりとか学校の方が作られたりとかしましたが、このラグビーワールドカップのは埼玉らしさみたいな、そういうものは何か演出されるのでしょうか。

知事

まだ私も見ていませんので、埼玉らしさをどのように表現するかというのは見えておりませんが、会場のある熊谷市で駅の一角に大きく打ち出していきますので、当然埼玉県と熊谷市という、この特色を何らかのかたちで出していきたいと考えています。

NHK

いよいよチケット販売で、おっしゃる現実味を帯びてきたなという感じなんですが、一方で去年の県民の世論調査なんか見ますと、熊谷でラグビーのワールドカップやるんだと認知度が、やはり知っているという人が3割半ばにとどまるような現状があるのも事実だと思います。改めて、今県民の中での認知度、申し訳ないですが低さをどう捉えているかということと、その上で今後認知度を高めていくために取り組むことですとか、あるいは大会開催に向けて、こういう課題があるけれども、さらに進めていきたいという点を教えていただければと思います。

知事

2つの角度があると思っています。1つはオール日本で考えていかなければいけないところでございます。対南アフリカ戦での劇的な逆転勝ちの時の、あの空気というのは、にわかラグビーファンができたと言われるくらい盛り上がりました。五郎丸さんの特別な姿勢と言うのでしょうか、忍者みたいな、祈りみたいな、あの姿勢なども大変話題になり、盛り上がったところですが、その後やや下火になっているというのが、オール日本としての課題で日本ラグビー協会全体の課題として色々な打ち込みを今後やっていくこと。それから新しいスターの誕生なども望まれていると思っております。もう1つの角度の方は、まさに埼玉バージョンであります。もともとラグビータウンという名称を持つ熊谷市などでは、非常に知名度が高い。非常に熱心な取組も行っていただいているところですが、その他のところでは、まだまだであることは事実だと思っております。それが故に、今年度このラグビーワールドカップに向かっての認知度を高める様々なイベントや、また市町村にもお願いしながら、広報などで常に一定の枠でPRのお願いだとか、そうしたことを繰り返しながら認知度を高めていきたいと思っております。また、埼玉県にも非常に強い女性のアルカスクイーンなど非常に人気のある女性ラグビーチームなどもございますし、こうしたところの皆さんの御力も借りながら、何よりもラグビーそのものが、日本である時期はすごく沸騰していた時代もありましたが、その後若干下火になっていますので、今後このラグビーが盛り上がっていくような仕掛けをオール日本、そしてまた埼玉バージョンでがんばっていきたいと思いますが、徐々にこの部分に関しては逆算をしながら積み立てていきたいと思っております。今の段階では、これ、これ、これ、これと突き出していくよりも、ある意味では少し様子を見ながら打ち込みをしていきたいと考えています。

産経

開催前のイベントなのですが、600日前は行って、500日前も行うということで。今後のスケジュールとしては、100日毎にイベントなどを行っていくという…

知事

当然1年前などが一番ピークにしなければいけないと思っていますし、その後は然るべき日程を考えながら、ビッグゲームなどの誘致なども考えたいと思いますし、そういったものは、やはり重ねながら、折り重なるというのが、こういうのは非常に重要だと聞いていますので、できるだけ何かとぶつけながら一緒にやっていくというのが重要だと思っております。例えば、こけら落とし、ラグビー場が8月に完成する。その時に何ができるかということなども大きなアピールになると思います。そして、熊谷だけではなくてパブリック・ビューイングみたいなことも含めて様々な企画が、例えば何らかのかたちで、そうしたビジョンを持っている空間などを活用して多くの方々が集まるような時に、何らかのかたちでアピールしていく。例えば常にさいたまスーパーアリーナなどでは1万人単位で人が多く集まっておりますし、あるいは埼スタであるとか、駒場であるとか、あるいはまた様々な大きな会場などで電光(掲示)板で常にアピールしていくとか、そういう色々な方法があるのではないかと思っていますので、今そうした様々な方法について全部抽出して、どういう組み合わせで、どういうぶつけ合いをしたらよいのかということを、しっかり検討したいと思います。

ただ一つだけ問題点があるにはあるんです。まさに世界のラグビー協会というのでしょうか、主催者の関係で宣伝に限りがあるということがあります。それが一番難点です。こうしてはならない、ああしてはならないというのがありますので、それを掻い潜りながらアピールをしなくてはと思っております。

ページの先頭へ戻る

幹事社質問
産業用地の確保について

日経

先週、「県・市町村 産業団地整備等情報交流大会2018」を2月9日に開催すると報道発表がありました。県と63市町村が協働して産業集積を促進する目的とリリースされていますが、今産業用地が足りないというようなことも言われておりますが、産業用地確保について、今後、新たに取り組む施策はありますでしょうか。また、県と市町村はそれぞれどのような役割を担っていくのでしょうか。

知事

各63の市長さんや町村長さんたちは全て企業立地、いわば企業誘致などについての強い要請がございます。1つは、やはり雇用の確保、それから固定資産税が市町村になりますので、面積を押さえた分だけ安定的な税源が確保できると。法人税関係は景気の波で減ったり増えたりしますけれども、固定資産税は非常に安定的な財源ですので、そういう意味でも一定の規模感のある企業などが工場立地されるとか、あるいは研究所、本社などが来るというのは、非常にメリットが大きいということで埼玉県が17年の1月から企業誘致大作戦を展開して以来、市町村の首長の皆さん達の熱心さは年々高まってきております。それは、ますます地方財政などが厳しくなってくること。それから、高齢化社会の高齢化と言うのでしょうか、その中での社会保障費関係の負担が増えていくということも考慮されながら、安定的な財源を確保したいということで非常に熱心です。そこで、首長さん達は忙しいので、実務上の責任者の副市長さん、副町長さんなどを一堂に集めまして、いわば企業立地の進め方、考え方や、あるいはそこに至るまでのプロセスの研修とか情報交換などを昨年やりましたところ、非常に好評でしたので、改めて今日的な課題も含めて、今度2月9日に、やはり同じく実務上の責任者、副市長さんや副町長さんなどに来ていただいて、お互いに率直に意見交換しようと。これは、県の計画でもございます第3次田園都市産業ゾーン基本方針で5年間で目標面積300ヘクタールの産業基盤づくりをしましょうということでいます。今までの対象地域、例えば圏央道周辺地域に加えて、圏央道以北についてもしっかりエリアを確保しましょうというのが方針の一つでもあります。2点目は、よりオーダーメードでエントリーしていただく仕掛けをしていくと。要するに、造成着手前に、ある程度進出企業を募集して、企業のニーズを踏まえた造成の仕方もしましょうと。つまり、参加しますよと、オーダーメードにしますよと、同時並行したかたちを。一般的には枠を作って、どの枠が好きですかというのが今までの募集の仕方だったのですが、非常にニーズが高いですので埼玉県に関しては。したがって、もうある程度このエントリーされる方々のニーズを聞いて、そのオーダーメードに合わせて区画整理もあらかじめしていくと。そういうやり方でやっていきましょうと。それで通常よりも2年早く完成させましょうというのが2点目になっております。3点目は、いかんせん非常に希望が高いということでありますので、もう既存の団地であれば上下水道をはじめ、いわゆる産業基盤に必要な基礎的なインフラが出来上がっているわけですね。したがって、この区画でもう出来上がって、稼働していて、その会社がまたもうひとつ欲しいよ、という時には隣り合わせに造ってあげる。そうすると、効果がより高くなるということと、それから改めて上下水道の準備だとか、そういうものをしなくても済むという、そういうスピードが速くなりますので、そういう既存の産業団地を拡張しましょうと。この3点をテーマにして、それぞれの市町村の実務上の責任者の皆さん達と情報交換、意見交換をしながら、例えばAという町だったら、このパターンですね、とか。Bという町はここですね、とか。そういうやり方でより早く企業のニーズに応えながら、また市町村の考え方に沿って、合わせていこうと考えております。もとより県と市町村の役割分担があります。市町村はもともとの地区全体の計画について責任を持っておりますし、地元調整も必要なわけですね、当然。地主さん達との交渉等々についても主体的にやっていただかなくてはいけないと。また、県はそういう蓄積がありますので、そういった部分に関しては、アドバイスを的確にやっていくと。企業局を中心にしたこの開発については、まさに市町村が用地を確保し、あるいはまた開発の調整の主催者になると。もちろん我々はバックアップを一番していくわけですが。企業局としてはプロとして造成、あるいはまた分譲について責任を持っていく。とりわけ、企業の情報に関しては県の企業立地課が一番持ってますので企業局とも相談しながら、でも市町村にも結構情報が入ってきますので、そういうものをずっと調整しながら県の企業立地課が中心になって全体を調整していくという。こういうかたちでよりスピーディーに、今回さらにできるような3つの方針を固めて、それぞれ県の役割はこれですよ、市町村はこれですね。県は諸々の経験の蓄積をできるだけ出して、お手伝いさせていただきますと。こういう研修を徹底的に意見交換をさせていただいて、漏れなくというのでしょうか、少なくともチャンスを逃すことの無いようにしたいと考えています。

日経

今の3点のテーマなんですけれども、1点目は1次2次も含めてエリアを決めて取り組む…

知事

エリアの拡大ですね。圏央道プロジェクトでやりましたので1回目は。したがって今度は県北プロジェクトを加えていくと。

日経

2点目だと、今年度ですけれども、草加柿木などで実験的に取り組まれて。この3点目なんですけれども、やはり今まで産業団地で整備していたところの隣地の農地みたいなところを機動的に拡張するというのを、これは新しくやっていくというかたちなんですか。

知事

そうですね。ある意味では新しくですね。今までであれば一般的には(モニターを指しながら)こういう区画が仮に全体であれば、あらかじめ大きさを変えて区画を造っていたわけですね。こういう区画を造ってたり、これを3つぐらいに切ってたり、このくらいの区画にしてたり、このくらいの区画にして。そうするとその中からどうぞというかたちで選んでもらってたんですね。これからはやはりエントリーされる、「いやぁ、埼玉に進出したいんだ」と。で、「エリアはここがいいんだ」と比較的。「しかしここでもいいぞ」と。その場合、「もうこのくらいの大きさが欲しいんだ」とあらかじめ向こうで、僕らだったら一旦20なら20のこの大枠を造ったり、30なら30の大枠の中でここは6、ここは4、ここは3、ここは2というようなかたちでそれぞれニーズに合わせて、色んなニーズがあるからということで造っていたわけですけども、もう最初から「うちは10だ」と、うちは「8だ」と言われたら8を造ると。

日経

それはインフラが既にあるところの近くに…

知事

そういう方法がエントリー&オーダーメードと。これでやっていきますと2点目はですね。1点目は御案内のとおり圏央道プロジェクトでやったんですが、県北プロジェクトをしっかりやりましょうと。それから3つ目が、この区画でもう既に稼働してますと。そこに4ヘクタール欲しいと。もう1つ欲しいと。どこかないかなということではなくて、待てよということで、ここにはちゃんと幹線にそれぞれ上下水道は入っているねと。くっつければと。この下水もこの上水も使えるねと。この農地を転用できないかどうかを探るとか、ここはできなかったけど、こっちは可能だとか、あるいはここが可能だったとか、そういう方法でやっていけばインフラ造りに時間がかからないと。まるっきり新しくこの区画をもう1つこうきれいに造っていくとなると当然ここに、真ん中に配管だとか電気工事やら諸々全部また基礎的なインフラをやらなければいけません。そうやらずに済むので付け足しの部分は比較的早くできると。そういう方法も加えましょうというのが今回新しい方法です。当然、一旦ここで終わってて、こちらの人たちは「残念だぞ、引っかからなかったな」と思って不愉快な思いをされている人たちがいますので、気分を害してね「今までだってなんだ」という話がなりかねませんので、その辺は市町村の顔というんでしょうか、非常に顔の見える関係がありますので、そういう方々にお願いをしながらこの枠づくりについては、しっかりと市町村の役割を果たしてもらいたいと。しかしメリットはありますよと。基礎的なインフラは造らずに、造らずにということはないんですが、それを活用しながらやれるというスピード感が出ますよというかたちで説得ができると。こういう部分でやはり今までにないやり方ですので、市町村との協議も丁寧にやっていかなければならない。今までは枠からスタートしてましたので、20なら20でいきましょうとか、30でいきましょうというようなかたちで。あとは個別案件でちょうどいい適地があるからこの6ヘクタール何とかならないかとか、この4ヘクタールを何とかしようじゃないかとか、そういうのがポコポコあってやってたわけです。例えば学校の跡地を活用しましょうとか、たまたま何かの跡地があったのでこれを使いましょうとか、そういう話だったんですけども、一般的に産業団地を造る場合には、もう一定の区画をとって、基礎的なインフラを造って、区画割をして、2、4、6、8とかそういう大きさも決めて、それぞれ好きなところを選んでくださいというような状況だったんですね。今後はもうかなり柔軟にやりましょうと、さらに柔軟にやりましょうというのが大きな姿勢転換ですね。

ページの先頭へ戻る

その他の質問
12月定例会で可決された原子力発電所の再稼働を求める意見書について

共同

昨年12月の県議会の関係でお伺いしたいことがあったんですけれども、意見書を可決されたものの中で原子力発電所の再稼働を求める意見書というのが可決されて国、政府に提出されたということなんですけども、今さらにはなってしまいますけれども知事のこの意見書についてお考えをちょっとお聞かせいただけますでしょうか。

知事

これ賛否両論がはっきりした意見書だったというふうに記憶しております。一般的に、一般論だけで申し上げれば、できるだけ再稼働は慎重に行うべきだという考え方を私自身はもっております。ただ、最終的に廃棄するにしてもその技術が、廃棄する技術が残されないといけませんので、限られて安全なところを稼働させながら最終的に0に持っていくという、そういうやり方は必要だというふうな認識は持っております。全くいきなり全部0だという話では廃棄もできないと思います。廃棄しなければいけないと思っています。基本的には、私は。それはもう英知を集めて、日本中の英知を集めて、あるいは世界中の英知を集めて、どういうプロセスを経て廃棄に向かっていけばいいのかということをやはり考えるべきです。今やはり営業が厳しいので、何となく早く再稼働をという電力会社の考え方みたいなのが少し反映されているのではないか。もうちょっと慎重であるべきではないかという考え方を私自身は持っております。以上です。

共同

今の関係なんですけれども、意見書の中では原子力規制委員会で世界で最も厳しい水準のこれに適合すると認められたものを再稼働してくださいという話ですけれども、ただ新潟の柏崎刈羽ですとか、今の段階ですと適合というふうに当たっていると思うんですが、埼玉県には無いそういうような場所の、新潟県の原発ですとか、それを埼玉の人が県議会、代表の立場として意見書を出していたということについてはどう思われますでしょうか。

知事

それはエネルギー問題という大枠の話だとか環境問題という大枠の話でいろんな意見を言うことに関して、出すことに関しては特に問題はないと思います。ただ、やはり最終的には新潟県民とか当該地の皆さんが決める話ですので、考え方を表明するのは悪くないと思います。

ページの先頭へ戻る

振袖販売・レンタル業者「はれのひ」について

埼玉

成人式での振袖業者の「はれのひ」の問題についてなんですけれども、埼玉県内で被害や相談などがあったのか把握されているかどうかと、あの問題全体についての知事の受け止めをお願いします。

知事

支店が無いこともあり、今のところ消費者の苦情相談だとか被害に関する情報というのは県の中では受け止めておりません。市町村からもそういう話も伺っておりませんので、支店網が無かったということで埼玉県民的には被害を受けてない可能性が高いと。間接的にはどこかであるかもしれませんが、直接的には無さそうだという状況です。

ページの先頭へ戻る

東京オリンピック・パラリンピック期間中の渋滞対策について

埼玉

東京オリンピックの渋滞対策の関係でお伺いしたいんですが、組織委員会と東京都の専門家会合が現状より15パーセント削減したらどうかという提言をされました。知事の受け止めをお願いいたします。

知事

当然、混雑を避けるために何らかの交通規制が今後加わってくるということは当然だというふうに思っています。また、そうすべきだという考え方にはある程度の理解を示したいと思います。我々の方からすれば、どんなかたちでしていくのか。いつまでにどのような準備と実行をしなければいけないのかという、やはりプロセスなどについて、できるだけ早く発表していただきたいと思いますし、場合によっては内々に御相談もいだたきたいと、こんなふうに思っています。会場があるだけに当然、輸送経路もまだ発表されておりませんのでその辺もぜひ内々の段階でも御相談ができるのであれば相談していただければありがたいなと思います。その上で意見を申し上げながら協働で場合によっては輸送路についても知恵の限りを尽くしてうまく運ぶようにやっていきたいと思います。また、渋滞対策についてもできるだけ御協力したいと思いますし、多分、日本国民、埼玉県民、皆非常に公共精神の高い国民だと私は思っておりますので、そうした事態の時には一定の協力は大方の方々はなされる可能性が高いのではないかなと思いますので。ただ、いきなりは誰でも難しいですから、是非、特に公共交通機関を担ってるようなところは困りますので、輸送会社であるとかバス会社であるとか、そういったところは早めにそういうことも知らないと色々と段取りというんでしょうか、そういうものがあるかと思いますので。どちらかといえば総論では皆さん賛成で、大方御理解と御協力をいただけるものだと思っています。問題はより早く中身について発表していただきたいと思います。

ページの先頭へ戻る

(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?