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掲載日:2023年1月6日

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知事記者会見 令和5年1月5日

知事記者会見動画【全体:YouTube】
知事会見パネル(PDF:430KB)

知事発表

知事年頭の挨拶【該当部分動画(YouTube)】

知事

 明けましておめでとうございます。謹んで新年の御挨拶を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。今年も埼玉県は明るいスポーツの話題で始動いたしました。元日のニューイヤー駅伝で、県内に拠点を多くHondaが昨年の初優勝に続き、史上7チーム目の連覇という偉業を達成いたしました。特に本県出身の、4区小山選手、5区青木選手、6区中山選手も活躍をされ、必勝のたすきリレーで栄冠を手繰り寄せました。Hondaの選手を始め、関係者の皆様にお祝いを申し上げるとともに、新年から明るい話題を埼玉県にもたらしていただいたことに、感謝を申し上げたいと思います。さて、昨年は新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、かつてない規模の陽性者数を記録するなど、大変厳しい状況でありました。また、昨年末から新型コロナの拡大とともに、季節性インフルエンザの流行期に入りました。最前線で奮闘されている医療関係者の皆様を始めとするエッセンシャルワーカーの皆様、その他感染症対策に取り組まれた全ての皆様に対し、改めて心から感謝を申し上げます。他方で、ウィズコロナが定着をし、新しい生活様式の下、3年ぶりに「熊谷うちわ祭」、「川越まつり」、「秩父夜祭」を始めとする地域のお祭りやイベントが再開されたのはうれしいニュースでした。こうした祭り等の久々の開催だけではなく、NHK大河ドラマでは、一昨年の渋沢栄一翁に引き続き、昨年は「鎌倉殿の13人」で畠山重忠(はたけやましげただ)や比企一族、木曽義仲(きそよしなか)といった、埼玉ゆかりの武将や人物が話題となるなど、埼玉県に大いに注目が集まることとなりました。スポーツでは、村岡桃佳(むらおかももか)選手が北京パラリンピックのアルペンスキーで2大会連続の金メダル獲得、そして日本パラスポーツ大賞も受賞されました。また、大相撲では阿炎(あび)関の初優勝を始め、ラグビーの埼玉パナソニックワイルドナイツのリーグワン初代王者に輝くとともに、サッカーの浦和レッズレディースも、WEリーグカップの初代王者となるなど、埼玉県にとり、明るい話題があったことにも勇気を頂きました。今年はラグビーワールドカップ・フランス大会が開催されます。4年前の日本代表の活躍は、私たちに大きな感動と勇気をもたらしていただきました。埼玉パナソニックワイルドナイツから出場する選手にも、大いに御活躍いただき、初のベスト8進出を期待したいと思っています。また、映画「翔んで埼玉」の続編の公開が予定されています。昨年、一昨年の大河ドラマに引き続き、埼玉の魅力を発信できる、またとない機会だと捉えています。こうした明るい話題を次々に発信し、長引くコロナ禍での暗い気持ちを一掃してまいりたいと思います。他方、本年は、厳しい年、厳しい状況になることを前提に、次々と起こるであろう新たな問題に対しては、自ら課題を発見する力、過去の成功体験や従来の発想に捕らわれず解決策を考え、速やかに実行していく力が求められます。そのためには、従来の働き方や仕事への取り組み方の「変革」が必要です。本県が進めるデジタル・トランスフォーメーションは、社会全体の変革を目指すものであります。デジタル技術により、省力化、つまりデジタルに任せて浮いた分の能力は、そして時間は、フェイストゥフェイスで丁寧に対応するべき、人と人との交わりの中でしか生まれない仕事、あるいは人間にしかできない創造的な仕事にシフトをしていくことが肝心だと思います。人口減少下にあっても、DXの推進等により社会全体の生産性を向上させることで、持続的に発展していく社会を構築していく、その礎を今年築いていきたいと思います。そして、今年はもう1つ、こうあってほしいという目標があります。今年こそ、ポストコロナ元年にしたいと思います。同時に、中長期的には、新しい時代の幕開けとして、10年後、20年後を見据えた大きな変革の年としていきたいと思っています。まずは、目下の危機への対応として、引き続き新型コロナウイルス感染症対策に最優先で取り組むとともに、長期化するであろうエネルギー・物価高騰への対応を進め、県民の皆さんの暮らしの安心・安全を確保し、同時に経済を一刻も早く回復させたいと思っています。その上で、新たな時代に向けた未来への確かな布石として、人材育成としての「人」、強い埼玉県経済に不可欠な「企業」、この人や企業が根付いている「地域」、これら「人・企業・地域」を三位一体として、持続可能な成長ができる施策を推進してまいります。また、5か年計画の2年目を迎える本年、「日本一暮らしやすい埼玉」の実現に向け、中長期的な視点に立ち、激甚化・頻発化する災害に対応するなど、安心・安全の追求はもとより、女性活躍の推進やLGBTQへの支援といった誰もが輝く社会の実現、さらには、埼玉版スーパー・シティプロジェクトを始めとする本県の持続可能な成長につながる取組を加速させていきたいと考えています。今年の干支「卯(うさぎ)」は、その跳躍する姿から、「飛躍」、「向上」を象徴するものであります。今年が埼玉県にとって、飛躍と向上の年となるよう、皆様とともに「ワンチーム埼玉」で県政に取り組みたいと思います。

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県民・事業者の皆様への要請、お願いについて【該当部分動画(YouTube)】

知事

 さて、昨年は、新型コロナウイルスの感染対策につきまして、県民、事業者の皆様、特にエッセンシャルワーカーの皆様には大変御協力を頂きました。誠にありがとうございました。今年も新年を迎え、改めての要請、お願いとなります。これから帰省・旅行、新年会、初詣、成人式等、様々な行事を予定されてる方もおられると思います。しかし、引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には御協力をお願いします。まず、県民の皆様へのお願いであります。帰省や旅行等、都道府県をまたぐ移動の際や、新年会、初詣、成人式等のイベントに参加する場合には、「三つの密」の回避を含め、「人と人との距離の確保」、「マスクの着用」、「手洗いなどの手指衛生」等、基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。また、体調がすぐれない場合には、どんなに楽しみにしていた外出・イベントであったとしても、参加を控えていただきたいと思います。そして、これから帰省をされる方もおられるかもしれません。その方々は帰省先で、高齢の御親族や、ふだん会うことがなかった人たち等、多くの方々とお会いになるかもしれません。帰省前、あるいは帰省から戻った際には、是非検査を行っていただきたいと思います。

 続いて、オミクロン株対応ワクチンを未接種の方は、早めにワクチン接種に御協力を頂きたいと思います。また、冬場は暖房器具の使用のため、窓を閉め切りがちになります。室内の温度に留意しながら定期的な換気を行っていただくとともに、ここでもこまめな手洗いをお願いいたします。飲食等については、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」の認証店、ステッカーの貼ってあるお店を御利用いただくとともに、飲食の際にもなるべく長時間を避け、大声を出さないようにしていただきたいと思います。

 次に、事業者の皆様への要請等であります。業種や施設の種別ごとに、自主的な感染予防のための取組等を定めた業種別ガイドラインの遵守をお願いいたします。施設管理者におかれましては、これまでにクラスターが発生しているような施設や、「三つの密」のある施設では、特に徹底した感染防止対策をお願いしたいと思います。また、エアロゾル対策として、屋内の効果的な換気をお願いいたします。職場におきましては、引き続き、テレワークや時差出勤、自転車通勤等を奨励していただくなど、人と人との接触を低減させる取組を行ってください。度重なるお願いにて申し訳ありませんが、新しい年を迎え、御自身だけではなく、大切な人を守るため、「三つの密」の回避等、引き続き感染防止対策の徹底に御協力をお願いいたします。

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新型コロナウイルスの感染動向について【該当部分動画(YouTube)】

知事

 なお、昨日の新規陽性者数は4,991人と、前週同曜日と比較して5,914名の減少、マイナスでありました。1週間平均も5,459人で、その前の1週間と比較をして3,394人、平均で減少することとなりました。しかしながら、昨年末に、オミクロン株に対応した新レベル分類をレベル2、感染拡大初期から、レベル3、医療負荷増大期に引き上げたところでありますが、病床使用率はいまだに高い状況で推移をしています。引き続き予断を許さない厳しい感染状況だと考えています。年末の専門家会議においても、新年のお休みの段階では、一旦陽性者数は減少するかもしれないが、通常長い休みの後は陽性者数が増えることが多く、決して油断してはならない、このような指摘を強く頂きました。今後の対応として、改めてでございますが、昨日、重症病床を確保する医療機関に対し、重症病床のフェーズⅠからⅡに引き上げ、病床の確保の要請を行ったところであります。移行日でありますが、2週間後の1月17日火曜日とし、移行後の病床数は90床を予定しております。病床の確保に向けては、救急搬送等、一般医療の状況について、医療機関の意見を聞きながら進めてまいりたいと考えているところであります。

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日経

 それでは知事の発表事項について、幹事から幾つか質問したいと思います。先ほどまず初めに知事、新年の抱負をお話しいただきましたけれども、その中で「ポストコロナ元年」にしたいというお話がありました。コロナに関しては、ウィズコロナ、ポストコロナということで、昨年から引き続きやってたと思いますけれども、今年具体的にですね、ポストコロナに踏み出したいということで、具体的にどのあたりを強調してやっていきたいというお考えでしょうか。

知事

 私ども埼玉県におきましては、これまでも重症者、死亡者を極力減少させるという対策を行ってきたわけですけれども、そのために、重症者、死亡者のみならず、陽性者、あるいは感染そのものを抑制するために、例えば経済や社会活動を抑制すると、こういったことが基本的な柱であると同時に、ワクチンの接種を推進してまいりました。引き続き今後も、ワクチンの接種等は進めるとしても、今後は是非、社会活動や経済活動、これを継続することを前提として、つまりこれを抑制することで、いわゆるゼロサムというんでしょうか、の関係にするのではなくて、社会経済活動を行いながら、感染症対策をやっていくということで、前提は社会経済活動の継続ということだと思います。そしてそのような中で、特に厳しい状況に置かれた、例えば観光業とか、それからこれは、実はコロナだけではなくて、ロシアによるウクライナ侵略等もあり、様々な物価やエネルギー価格が高騰する中で傷ついた事業者、例えば運送業者や、あるいは公定価格で転嫁できないところ、こういったところに対する対策を昨年から行ってまいりましたけれども、これを引き続き、対応を強めていきたいと思っています。また、これから4月に向けて、賃金の上昇も、これは勝ち取らなければなりません。価格の転嫁と同時に、これを良いスパイラルに持っていくということが必要だと考えています。

日経

 あともう1点ですけれども、先ほど最後に知事、コロナの感染状況に触れつつ、重症病床の確保要請をしたということでお話しいただきましたけれども、確か県の重症病床、即応病床の使用率だと、6割以上を超えるっていうことで厳しい状況ですけれども、これ今まで県としては、重症病床は極力抑えながらやってきたと思うんですけれども、ここに来て確保要請をした理由というのは、改めて伺えないでしょうか。

知事

 これまで実際のところ、現時点でもその重症病床については、必ずしも非常に高いという状況にはなっておりません。これは埼玉県のみならず、他の都道府県においても同様の傾向を示しています。しかしながら、現時点におきまして、やはり高いレベルの陽性者の状況が長く続くことによって、特に実は重症病床については、入院の日数が一般論として長くなります。そういった方々が増えてきて、徐々にやはりその負荷というものが高まってきているということになりますので、重症病床を引き上げて、より高いレベルで、これらの方々が必要とする入院の措置が講じられるようにしたということであります。他方で、この冬の期間というのは、コロナだけではなくて、他の病気等も残念ながら増える時期でありまして、これらのICUや様々な医師も含めて、負荷がかかるような、いわゆる重症病床に準じるようなところについては、他の病気でも使うことになりますので、90床を目途に、これから働きかけを行っていきますけれども、医師の、あるいは病院の状況を丁寧にお伺いしながら、自動的に、あるいは機械的に、この病床を割り振るのではなくて、最も良い方向で、また生じている病気等の傾向を見ながら、医療機関と相談しながら、これを進めていきたいと思っていますが、先ほど申し上げたフェーズⅡにして、最大90床の移行を目指すということについては変わりません。

日経

 以前、コロナ病床全体の引上げをしようとしたときに、病床数が結果的に足らなくなったという、要請した数だけ集まらなかったっていうことがあったと思うんですけれども、今回重症病床に関してそのあたりは懸念はないでしょうか。

知事

 埼玉県といたしましては、仮に本当にそれが必要な場合には、16条の2、感染症法の、以前から申し上げているとおり、法に基づく要請を行っても、これを確保するつもりであります。ただ、先ほど申し上げたとおり、機械的にこれを当てはめるのではなくて、フェーズⅡにはしましたけれども、病院等が一番、今の感染症や、あるいは冬季に流行(はや)るような、流行するような病気や必要とされる病床等について、一番よく御存じですので、そこを相談しながら、コロナだけを引き上げて、他の方々が誰も入れないような状況というのは、必ずしも望ましいわけではないので、相談を丁寧に行いながら進めていくつもりであります。したがって、90床を充足することは、目標ではありますけれども、これが絶対に実施しなければならないものではなく、医療機関と相談をしながら、必要な方が、というのはコロナな方のみならず、必要な方が入院できる体制を整えるのは、我々の目標になります。

時事

 2点ほど伺いたいんですが、今の重症病床のフェーズ引上げについてなんですけれども、年始以降、やはり調べる方が少ないのか、人数的には先ほども指摘されたように少ない中で、年末ではなく、年始のこの時期に重症病床のフェーズを上げる理由って、改めてこの時期という理由ってありますでしょうか。

知事

 年末の時点で、前回の記者会見時だったでしょうか、まだ重症病床20パーセントを切っている、19パーセント程度でありました。これが徐々に積み上がる中で、必ずしもコロナの症状ではなくてもですね、やはりその重症病床ってのは長く入院される方がおられるので、こういったことが実際に上がってきたことを含め、今、我々としては、警戒を強める必要があると考えていましたので、普通の、いわゆる一般病床だけをこれまで引き上げてきましたが、抑えていた重症病床についても、フェーズを上げたということであります。

時事

 もう1点、今日、県民たちへのお願いってのがあったんですけれども、確か年末の中に、季節性インフルエンザ流行期に来たということで、ツインデミックに対する懸念があるって話だったと。これについて言及がなかったものですから、改めてツインデミックに対する懸念、現状どうなっているのか、そこらへんを伺えればと思います。

知事

 季節性インフルエンザにつきましては、流行の時期に入ったというふうに考えています。具体的には、これは速報値ですけれども、昨年12月26日から今年の1月1日までの定点当たりの患者数、以前から1を超えると流行だと申し上げましたが、患者数とうとう2を超えまして、患者数が2.07となりました。今後、年末年始を経て、それぞれの指標がどのように変化するのかについては、現時点ではまだ注視をしているところであり、新型コロナウイルスの感染症も、この今の状況、ちょっと下がっても、先ほど申し上げたとおり、下がってはいますけれども、年末年始の一時期の傾向だけかもしれませんし、このあたりについては、感染動向やはり、まずはしっかり注視をするということが必要だというふうに思っています。他方で先ほど申し上げたとおり、新型コロナウイルスも下がったとはいえ、極めて高いレベルで、いまだに陽性者数はありますし、また医療機関への負担も、残念ながら極めて高い状況にございますので、それに加えて、季節性インフルエンザが既に上がりつつあるということでありますので、ツインデミックを十分に意識しながら、我々としても対応を進める時期に来ていると思いますので、まずは、この年末年始の状況、速報値は先ほど申し上げましたが、丁寧に分析をし、迅速に必要な場合には対応を行いたいと考えています。

朝日

 コロナの関係で1点伺いたいんですけれども、年末の会見では、今レベル3ということで、「医療ひっ迫防止対策強化宣言」であったりとか、飲食店の営業の時短とか、外出自粛の要請だったりは、お考えはないということだったんですけれども、年が明けて今のお考えといいますか、判断がもしあればお伺いしたいです。

知事

 今現在、私どもといたしましては、病床に関するそのフェーズと病床に着目をしたレベルについては、これを前者については重症病床について、後者についてはレベルそのものについて引上げを行いました。現時点においては、前回、新型感染症の専門家会議の後に申し上げたとおり、専門家が指摘しているとおり、極めて高いレベルの陽性者ではあるけれども、状況をコントロールできていると、経済と両立できているという話もございました。こういった状況にある間は、警戒のレベルや医療機関の体制についての強化を図らなければならないと考えてはいるものの、もちろん感染症一般的な、こういったものについてお願いしますけれども、具体的に、例えば飲食店だとか、あるいは学校だとか、経済だとか、これを制限するということを現時点で念頭にはございません。先ほど幹事社からの質問にもございましたとおり、今年、これを何とか可能な限り続けて、経済や社会は継続をする、これが原則、そこにどのような感染症対策を打っていくかということについては、この今の時点でも同じ考えであります。

朝日

 念のためですが、具体的な宣言であったりも、出すお考えは現時点ではないということでしょうか。

知事

 宣言につきましては、御存じのとおり、レベル3になる場合には、この宣言を出すことができるというのが、立て付けになっています。他方で、この「医療ひっ迫防止対策強化宣言」、これは都道府県知事に与えられた権限でありますけれども、ここについては、いわゆる制限、社会的な、例えば活動や経済活動を制限しなければいけないということが伴うわけではありませんので、伴う場合もありますけれども、宣言がイコール制限にはならないということになることは御理解いただきたいと思います。いずれにしても、今後宣言そのものについては当然、行う可能性は、常に医療のひっ迫状況を見ながら、検討していきたいと考えています。

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幹事社質問

新型コロナウイルスの感染動向について【該当部分動画(YouTube)】

日経

 先ほどコロナの感染状況についてありましたけども、先ほど知事からもありましたように、一旦、年末年始は、医療機関が少ないので、一旦、コロナ陽性者数も下がる傾向にあるということですけども、改めて下がって今後どうなるのかっていう見通しとですね、あとこの今の、いわゆる第8波のピークがどのくらいに来るのかっていうあたりの知事のお考えを伺いたいと思います。

知事

 実は先ほど申し上げたとおり、専門家の方に責任を押し付けるわけじゃないんですけども、専門家の方から言われたのは、休みになると1回下がると、長期の休みになると。しかし、それが終わるとまた上がるという傾向があるので気を付けろという言い方を前回(専門家会議で)されました。我々も経験値から、長期の休みの後には、陽性者数が上がるということを、特に人が移動した後ですね、長期の休みの後には上がるということを、我々も見てきています。今回の状況を見ていても、今の陽性者を見ていても、例えば会食とかですね、旅行とか帰省、こういったところで感染した疑いが強い方々がいることは確かなので、我々としても、一旦、目に見える新規陽性者数が減っているものの警戒を高めておくべきだというふうに考えていますが、どの程度まで上がるのかとか実際にそれが上がるのかも含めて、そこはすいません、先ほど申し上げたとおり、ツインデミックのもう片方の季節性インフルエンザも含めて、注視をしているところであります。第8波のピークについては、専門家ではないので、申し訳ないけれども、これ想定することはなかなか難しいと思っていますが、私たち行政としては、様々な想定をしながら、第8波のピークがどこに来ようが、これに対応できるような体制を敷いていくことが大切だと考えています。

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観光応援キャンペーンの実施について【該当部分動画(YouTube)】

日経

 これもコロナに関係するんですけども、いわゆる全国旅行支援が一旦年末で切れて、1月10日にまた、再開されると思うんですけども、現時点で、知事のお考えとして、これも続けていくのが適切かどうかというあたりのお考えをお願いします。

知事

 昨年の12月27日、埼玉県のレベルを感染拡大初期のレベル2から、医療負荷増大期のレベル3に引き上げました。その際にも申し上げましたが、社会経済活動の制限、あるいは行動制限は行うつもりがないというふうに申し上げたところであります。基本的な感染防止対策の徹底を図りながら、社会経済活動を行うというのが原則でありますので、現時点においても、旅行支援の再開という判断は適切であったという考えは変わっていません。全国旅行支援では、宿泊施設等の参加事業者には、業種別の感染拡大予防ガイドラインの遵守等の感染対策の徹底を事業への参加条件としています。また、クーポン利用店舗のうち、飲食店については、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」の認証店であることが条件です。これらの本県独自の感染対策もあります。また旅行される方には、「新しい旅のエチケット」という感染予防策の周知を行っています。このような感染対策を行った上で、観光を行うことが、コロナ感染拡大の原因となるとは考えていません。私たちとしては、一定程度、新規陽性者が増えたとしても、これらの感染対策を行いながら、そして医療体制を整えながら、今後、観光事業者たちを、これまでも随分傷ついてまいりましたので、感染拡大の防止と社会経済活動の両立という前提の下ではありますけれども、観光の需要の喚起策には引き続き取り組んでいきたいと思いますし、その一環としての観光応援キャンペーンにつきましては、我々としても、その判断は正しかったと考えています。

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その他質問

子育て支援対策について【該当部分動画(YouTube)】

時事

 昨日、岸田総理がですね、異次元の少子化対策として児童手当の増額に言及してたと思うんですけど、一方で、荒川の対岸の東京都の小池都知事がですね、都内の子供に所得制限のない月額5,000円の給付を行う方針を示しています。これに対する受け止めと、埼玉県の子育て支援対策、来年度以降やると思うんですが、そこらについて、何か考えがありましたらお願いします。

知事

 来年度以降の子育て支援対策につきましては、現在その予算編成時期でありますので、担当部局において、これを積み上げてやらせていただいているところで、検討しているところでございます。これまでの、いわゆるギフトボックスみたいなその支援も含めてですね、我々としてはできるところをしっかりと対応していきたいと思っています。他方で子育て支援策については、実はお金の面もそうですけれども、多様な側面から対応していかなければならないということもあり、結婚の支援から、子育てや出産ができる環境から、医療から、あるいは経済的な支援まで、そういった一環のうちの1つとして、岸田総理が取り組まれるということについては歓迎したいと考えています。

時事

 特に何か方針とか何かやりたいってのは、これからということでよろしいでしょうか。

知事

 既に我々積み上げております。ただ、これは予算も絡むので、議会がありますので、そこでしっかりと皆様には御報告させていただきたいと思います。

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ツインデミックに対する県民への呼びかけについて・ニューイヤー駅伝を優勝したHondaについて①【該当部分動画(YouTube)】

埼玉

 2点ございます。まず1点目が、今回先ほど、ツインデミックというお話が出ましたけれども、改めまして県民の皆様に対して、これから受験を控えている御家庭とかもあると思いますけれども、どういったことを気を付ければいいのかと、併せてですね、ワクチンにつきまして県民の皆様に呼びかけをいただければと思います。

埼玉

 もう1点がですね、Hondaの陸上部なんですけれども、先ほど選手の中で、伊奈学園総合高校、春日部高校、松山高校って県立高校出身の選手もいらっしゃったということなんですけれども、昨年4月にHonda陸上部につきましては、彩の国功労賞も表彰されているんですけども、新たな表彰ですとか、何かそういった対象になるのか、知事、現在の段階で結構ですのでお考えをお願いいたします。

知事

 まず先ほど、ツインデミックの可能性についても言及をさせていただきました。季節性インフルエンザの流行が、以前申し上げたときには、南部を中心に、東京に近いところを中心にと申し上げたが、現在ではそれが他の地域にも広がりつつあり、埼玉県全県において、ツインデミックの可能性が広がっていると思います。埼玉県では、高校3年生のようなですね、これから将来において左右するような時期が来る子供たちを対象にして、しかも、ワクチンの接種がなかなか難しい方々を対象として、ワクチンバス等の措置も行ってまいりましたが、是非ですね、今からでも遅くないので、早い時期にワクチンの接種をお願いしたいと思っています。現在、学校あるいはその保育園、幼稚園等を感染経路とする感染は、(冬)休みであることもあり、極めて少ない、この休み前の3分の1から4分の1に、今なっています。今の時期に、しっかりとワクチンを接種していただくことが大切だと思います。また、今先ほど申し上げたとおり、学校等が主要な感染経路から外れた状況にありますので、是非、学校やクラブ、あるいはお友達とお会いになるときもそうかもしれません。是非先ほど申し上げたですね、様々な感染症対策を実施していただきたい。特に最近では、これは季節性インフルエンザも、新型コロナも、基本的には同じ感染症対策で済みますので、是非これを実施していただいて、もちろん、いつも大切なんですけれども、特にこの受験の前とかですね、人生の本当に右か左かを分ける、そういった時期でありますし、受験ができたとしても、その前に、例えば感染すれば体力がなくなるとか、いろんな影響が出ますので、是非、御家族、皆さんで協力し合って、感染症対策に努めていただきたいというふうに思っています。またその中でも、ワクチンは、恐らく我々が現時点までに持っている新型コロナ対策で最も有効な対策だと考えます。以前から申し上げてるとおり、高齢の方につきましては、ワクチンを接種した方と、していない方、死亡者の割合で言うと、1対6から1対9という極めて顕著な差が出てきています。また、若い方はお亡くなりになる方少ないので大丈夫、あるいは感染をしたから、一度感染をしたので自分は免疫があるから大丈夫、そう思いの方も多いかもしれませんけれども、季節性インフルエンザのワクチンを常に打っておられる方が、もしも感染を避けることができると考えておられるであれば、同じ程度、若しくはそれ以上の有効率が確保されていますので、是非、愛する人や友人や、あるいは、これから、人生の転機を迎えるであろう、試験等に望まれる方をしっかりと守るためにもワクチンの接種を検討いただきたいと思っています。

知事

 Hondaに関しては本当にうれしいニュースで、特にもちろん、県立高校だからうれしいわけじゃないんですけれども、全ての方々の力であり、私たちとしては、埼玉県に所在するHondaの優勝をまずは喜びたいというふうに思っています。そしてその上で、今後の県としてどのように顕彰させていただくか、また今後の活躍を支えていくかにつきましても、今後、部局内で検討させていただきたいというふうに思っております。

埼玉

 ちなみに彩の国功労賞、2回表彰するってことはあるんでしょうか。

知事

 すいません、ちょっと担当がいないのでごめんなさい。後ほど、お答えさせていただきます。

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順天堂大学附属病院の整備について【該当部分動画(YouTube)】

毎日

 順天堂大と埼玉県が取り交わした確認書の件なんですが、確認書の中に平成35年度の開院を目指すと、開院スケジュールが具体的数字を挙げて、こう書かれてたと思うんですが、そのことをさいたま市が知ってたのかなと思ってちょっと聞いてみたんですが、当初の計画変更ということでお話があった際は、いつ開院しますというスケジュール感は示されていなかったということで、午前中、さいたま市長会見があったとき、清水勇人さいたま市長は、「具体的なスケジュールを示してもらう中で、できるだけ県の取組に協力していくというスタンスなので、いろいろ変更あった場合は随時、連絡をいただければ」と言われていました。県が進めるかなり大きな事業で、県とさいたま市とで連携が取れてないのかなと思ったんですが、知事の受け止めをお願いいたします。

知事

 ちょっとすいません、質問が分からない。質問は、変更があった際には。

毎日

 当初の計画、平成30年着工、その何年後にオープンっていう、その当初の計画から変更をしたという、その間のことなんですけど、お話があった際はいつ開院しますというスケジュール感は示されていなかったと。

知事

 その後ってことですか、前のこと。要するに令和5年末までの開院を目指すという、前の合意ですよね。それが今度、変更になったわけですが。

毎日

 違います。平成35年度に開院を目指すと確認書に書いてあったことを知らなかった。

知事

 最初の方ですね。

毎日

 そうです。で、1年前の計画変更の際の、スケジュールしか知らなかったんですね、その1年前に。平成35年度に開院を目指すって、その言葉を知らなかったんですが、それに対して清水勇人市長が、随時連絡をいただければと言われてたと、それについて。

知事

 まず後者については、公表されてる話なので、後者ってのは変更した後ですね、その前の確認書の話であるとした場合に、これ、どういった文脈でお答えになったか、全体は読んでないんですけど、今のお話でありますけれども、県としては、これまで詳細な必要な情報について、さいたま市には提供してきております。今後についても、さいたま市と連携をとりながら、病院の整備を推進していきたいと思います。

毎日

 既に、知事は、平成35年開院っていうのは、もう効果、効力をなくしてると言われてるから、昔の話だと思うんですが、その前の段階、計画スケジュールが平成35年、3年後に後ろ倒しになったっていうことは、詳細な情報、必要な情報なんじゃないかなと思うんですが。

知事

 提供してきております。

毎日

 さいたま市にはもう、平成35年度に開院を目指すというものを、さいたま市には連絡していたってことですね。

知事

 これまでも必要な情報は提供してきておりますし、今、御指摘の情報についても提供してきております。今後もちなみに、しっかりと提供します。

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ニューイヤー駅伝を優勝したHondaについて②【該当部分動画(YouTube)】

知事

 ちょっとすいません。先ほどの話ですけれども、1例としては村岡桃佳さんが平成30年7月18日に受賞をされ、令和4年8月31日にも受賞されておられます。二度は駄目だということではありません。

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知事選等について【該当部分動画(YouTube)】

東京

 2点ちょっとお伺いしたことがありまして、1点目は今年の夏に、もう任期満了で、知事選もあると思うんですが、その知事選への出馬するか否かっていう、その態度の表明をいつ頃までにしたいというふうに、現時点でお考えかということをお聞きしたいのが1点と、あともう1点は、今日の午前中に県議会の新年の賀詞交換会があったと思うんですけれど、終わった後に自民党県議団の幹部の方々と少し長くお話をされていたと思うんですが、どのようなお話をされていたのか、教えていただけたらと思います。

知事

 まず、任期の表明について、今、確実に言えるのは8月までにするぞとしか言えないんですけれども、ただ、前回、お話を聞かれたときにも申し上げましたけども、皆さんに御迷惑をかけることもあるでしょうから、いつ、いかなる形で、どのような方向で、私の1期目の後ですね、どうするか2期目いくのか、それともやめるのか、こういったことについて、立候補するのかどうかについては、シミュレーションもしていると申し上げましたけども、今後、適切な時期に、特に県議選もありますので、統一地方選もありますので、そういったこともにらみながら考えていきたいというふうに思っています。それから先ほどの、県とそれから議会の新年賀詞交歓会の後に、様々な会派の方が来られて、写真も撮られておられました。そして御挨拶もさせていただいたり、近況の御報告を交換させていただいたということであります。

朝日

 先ほどの知事選の関係で1点追加で伺いたいんですけれども、大型連休前には、その判断をというような話も一部報道であったかと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。

知事

 一般論で言うと、先ほど申し上げたとおり、統一地方選もにらみながらということになりますので、そのあたりはやっぱり、私としては、さっき言ったシミュレーションの中の1つには入っています。ただ、まだ、決めたわけでもないですし、具体的にいつまでと、もし言われれば明確にいえるのは、8月の前しか言えないです。(終)

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お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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