平成31年、令和元年 > 知事記者会見テキスト版 令和元年7月30日

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掲載日:2019年7月31日

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知事記者会見テキスト版 令和元年7月30日

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令和元年7月30日(火曜日)

知事発表
熱中症予防対策について

熱中症予防対策について(PDF:341KB)

知事

まず、県民の皆様には、梅雨が明けて洗濯物がしっかり乾くという気持ちのいい部分もあるのですが、やたらと暑くなったということで、これもまた嫌な部分もあります。とりわけ、もうすでに36度などというような高いレベルで温度が上がっております。熱中症に注意をしていただきたいということで、改めて熱中症の予防対策について、改めて県民の皆様にお伝えしたいと思います。一般的に5つのポイントがあると言われています。エアコンを上手に使いましょう。暑くなる日には要注意です。そして、おかしいと思ったら病院にと。それから、水分はこまめに摂る。高齢者とか病人とか、近くに弱った人がいらっしゃったら少し配慮をして、どうでしょうかと確認をするとか、そういうことをやっていただきたいと思います。街なかを歩いていてもくらくらするなとかという時には、「まちのクールオアシス」。何のことかというと、デパートであるとか、ショッピングセンターであるとか、そういったところにちょっと軒先を借りるような気持ちで入っていただいて、少し休んでいただく。そうしたことをやりながら体調を整えていただきたいと思います。それで、どうしようかなと思ったら「#7119」に電話して御相談していただきたいと思いますし、いよいよダメだと思ったら、119番に電話をすると。こうした熱中症対策を是非行っていただきたいと思います。くれぐれも暑さには気を付けていただきたいと思います。

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川の再生について

川の再生について(PDF:2,530KB)

知事

それでは今日は、埼玉県が大変、川の資源に恵まれていること、もちろん川は洪水があったり、決してすべからく安全というわけではありませんが、しかし農業用水を確保したり、私たちの飲み水を確保したりする大事な資源であり、なおかつ、空間を広く取っていますので、自然環境も含めて、埼玉県にとっては海はないけど川があるという意味で、大変貴重な資源であります。特に県土面積に占める河川割合3.9パーセントは日本一です。それから川幅で、荒川の鴻巣、吉見間も日本一という、こういう2つの日本一があります。ただし、水が汚れていては嫌だねということですので、清流を復活させる運動を展開していますし、そして、川をもっと活用できないかと。安らぎと賑わい、そういう空間を作りましょうということで、「川の国埼玉」を実現するように県民の皆さんとともに、ふるさとを実感できるような、川の応援団の皆さんとともに、川の再生運動を行ってまいりました。その結果について、改めて御案内申し上げます。

平成20年から23年にかけて、水辺再生100プラン。要は汚ならしいような川は全部きれいにしましょうと。こういう鉄柵や、わしゃわしゃしたようなところ。フェンスでとにかく近づくなと、危ないからと。こういうものは全部直しましょうということで、鉄柵を取り、金網を取り、藪を取り、そして近くの大きめの川から導水をして小川のせせらぎを作りました。これは川口市とさいたま市を流れている藤右衛門川という小さなどぶ川だったものを再生させていただきました。

あるいは、これはときがわ町の都幾川ですが、このようにやや藪化した川の周辺をしっかり歩道を作り、あるいは石畳を作り、皆さんが川遊びができ、あるいは、散歩ができる運動ができる遊歩道作って、花菖蒲の時期などは本当に楽しむことができる。そういう空間づくりに変えてきました。これはまさに、平成24年、川の再生プロジェクトの第2弾。今度は「川のまるごと再生プロジェクト」。川を地域の交流の場にしようと。単に川をきれいにするだけではなくて、地元の人たちにとっても、交流の場にできないかという、そういうプロジェクトでありました。もちろん、それぞれの市町などの当局。それから、関係者、自治会などの皆さんとも、どういうプロジェクトにした方がいいかなど話し合いも行いました。そのいくつかの事例です。

例えば、「川の国埼玉はつらつプロジェクト」を横瀬川、横瀬町ですが、このようなきれいな川はきれいな川なんですが、親水公園というには少し言えない状態だったんですが、きちんと階段を作り、そして、少し休憩する場所も作り、また手段を作り、若干この辺は深くなっていて、水泳もできる。そしてバーベキューの空間もこの橋の下でできると。そういう川の観光や賑わい、全部できるようなかたちにさせていただきました。

あるいは、今度は荒川の皆野町のみなの親鼻河原ですが、ここはSLが通るときに絶好の写真のスポットでもあるんですが、ここはバーベキューの場所として大変有力なところですが、あえて民間活力で新たな魅力を作るというやり方。このバーベキュー場はちちぶ農業協同組合が運営するかたちになっておりますし、ときがわの「ときたまひみつきちコモリバ」は、民間企業がキャンプ場を運営するというかたちで、民間の活力も導入しながら、川の魅力を最大限に生かすことをやったりしております。

こんなかたちでやってまいりましたところ、川の再生事業の成果として、実施市町村数が52の市町村、実施した川の数が89河川・農業用水。そして水辺の入込客数が55万人。平成30年度の部分で。川の国応援団の登録団体が元々、平成18年に104団体だったのですが、665団体に増えました。そして、アユが棲める水質の河川の割合。平成18年を起点にしております。川の再生運動を始めた。この時には66(パーセント)だったのですが、22ポイント増えて88パーセントになっております。ちなみに朝霞とか和光あたりまで、アユが生息するようになってきております。都県境のところの川までアユが生息しております。こうしたかたちで様々な団体の皆様たちに、川のゴミ拾いをしていただいたり、あるいは河川の改修にも力添えいただいたりしているところでございます。

そこで、暑い夏が予想されますが、今年の夏も埼玉の川で楽しんでいただきたいと思います。川にちなんだ大きな祭りもあります。例えば今週の土曜日ですが、8月3日、10時から寄居の玉淀水天宮祭というのがあります。こちらの崖の方には鉢形城址があります。大変このきれいな水辺で花火も打ち上げられて、大変美しいところであります。あるいはまた、寄居の北条まつりなどをやる河原なども、皆さんが観覧できるように、この空間などを整備させていただきましたので、しっかり祭りを楽しむことができます。

同じように、古利根川の流灯まつりが有名なところですが、こちらもかつては、ただこの岸辺から見るだけだったのですが、護岸を整備しまして、階段状の護岸をつくりまして、事実上ここが観覧席になりましたので、皆さんたちが足場がしっかりしたかたちで、まさに野球なら野球を観戦するように観覧席に皆さんが座って、楽しみながらゆっくり流灯まつりを楽しむことができるようになりました。かつては皆さんがこの辺に座ったり立ったりして、例えば雨の後などは草が濡れているとか、ビニールを敷いてとか、いろいろデコボコがあったりして大変だったのですが、現在では、こうして階段状の護岸を作って、そして、そこを観覧席代わりにしながら楽しんでいると。こういう流灯まつりも、同じ8月3日、4日で行われます。いわば、ねぶたの灯篭流しみたいな感じです。

あるいはまた、バーベキューをしっかり楽しむことをお勧めするところであります。川の出入りが大変困難でありますが、そうした部分を整備して、石段を歩きながら、向こうを往復することができるようにするとか、あるいは木陰でバーベキューができると。くらかけ清流の郷バーベキュー場というかたちで、川の整備をやることによって、川で遊び、そしてまた、その周辺でバーベキューなども可能になるというかたちで、川の活用を最大限に行っているところでございます。ちなみに全国で1位の川のバーベキュー場では嵐山町、3位に飯能河原が入ったりしています。

少しおっかない感じもありますけれども、新しい名所ができました。秩父の荒川の上流でありますが、平成31年3月18日に秩父ジオグラビティパークというかたちで、大変高いところを空中の散歩みたいなかたちで、キャニオンウォークというかたちで吊り橋を歩いていく空間ができました。それから、キャニオンスイングということで、ブランコのでかいやつみたいなやつでビューンと行ってビューンと戻ってきて、しばらくぶら下がって滑車で引き上げてもらうという、非常にスリル満点の空間ができ上がりました。また、川の楽しさを体験し、動画で配信するというユーチューブの検索で「埼玉 水遊び」というものをやっております。埼玉のレイクタウンでも小型ヨット体験をやったりして、(後に削除)6月28日から「プリッとChannel(チャンネル)」という方が、ユーチューブで配信し、登録者数が83万人で、再生回数も29万回ということで、非常に人気のある方で、水遊びする姿などが配信されているそうです。「内山ミエの山から降りればただの人?!」という方がここにいらっしゃるのですが、レイクタウンで小型ヨットで体験をしておられる姿などが15万人の登録者数で、再生回数も3.8万回というかたちで、そういう方がおられます。「MIKI TAKEHARA(ミキ タケハラ)」という方もやはり同じように動画配信して、登録者数が6.5万人いらっしゃるそうでございますが、こういうかたちで川遊び、こちらはレイクタウンですので、遊水池ですけれども、川遊びをしてる水遊びをしてる姿をユーチューブで配信して、皆さんも楽しんだらどうですかという呼びかけをしているそうです。全く、私、知らなかったのですが、この「プリッとChannel(チャンネル)」という方、なかなか人気があるそうであります。全く、私は知りませんでした。いろいろなものがあるのだなということを、改めて知ったところです。以上、今年の夏を、埼玉の川で楽しんでいただきたいと思います。ただし、プールと違って全部平面ではありません。浅いところもあれば、深いところもあると。それで、石もコロコロとしていますので、石につまづいたりすることもあります。十分、気を付けていただきたいと思います。以上でございます。

朝日

ちょっと細かいことになっちゃうかもしれないんですけど、(パネルの)4枚目と5枚目なんですけど、5枚目の方は管理している団体があるようなんですけども、民間でという話なんですが、4枚目の方はおそらくこれは管理はされてなくて、自分たちで行って…

知事

ええ、これは河川管理ですので、県が管理していると思いますが、ただし、横瀬町に何らかのかたちで委託していると思います。

朝日

ということは、やっぱり何か申し込まないと使えないんですか。

知事

いや、バーベキューは多分、有料で。あるいは、ちょっとバーベキューのところも、物を持ち込んでやる無料のところもあれば、すでに用意をされていて有料のところもありますので。横瀬町のここは有料、一定程度、置いてあるのですね。

朝日

じゃあ、事前に登録か何かしてということなんですね。

知事

そうですね。

朝日

あと、この中で川の国応援団というのが、ちょっとよくわからなかったんですけども。

知事

これは、草刈りをしていただいたり、護岸のゴミ拾いをしていただいたり、(川辺に)花を植えていただいたり、それから川の清掃を一緒にしていただいたりするメンバーです。川の応援団というかたちで、それぞれの市町村ごとに登録をされていて、この数がどんどん増えて、100ぐらいの団体が、現在では600を超える団体になっている状態ですね。

朝日

これは、ボランティア?

知事

ボランティアです、もちろん。

朝日

何の補助金もなしで…。

知事

小道具の貸出はやっていると思います。最小限度、清掃する時の小道具の貸出等はやっていると思います。

朝日

じゃあ、発想としては自警団みたいなものと同じような感じで。

知事

そうですね。特に川の清掃をする時などは、長靴だとかそういったものが必要になってきますので、そういったものを貸し出したり、それから草の中のゴミ取りなどでは、少し長いハサミのようなものを貸し出したりしております。

朝日

ピンセットみたいなやつですよね。でっかいピンセットみたいな。

知事

はい、そうですね。個人で用意するとバラバラになって、かえって危なかったりするので。一定程度用意した方が早いということで。ただ、御持参される方々もおられます。

朝日

さっきおっしゃったみたいに、川にフェンスを張ったりしていたのは、事故が起きたら困るっていうことだと思うんですけど。

知事

そうですね。まあ、このワシャワシャ感のある川というのを、できるだけ整理して、親しみのある川にしていこうというのが、川の再生事業のスタートでした。それから、第2弾ではまちづくりに活用してもらおうと。あるいは、観光も含めて。したがって、できれば単体でそこを良くするだけではなくて、近場に直売所があるんで、その直売所とセットメニューでその近くを整備していくとか、いろいろそれぞれの市町村のまちづくりの枠組みの中に県の事業をはめ込んでいくという、そういう作業もさせました。例えば志木市などでは、市役所前のかつての船着場だったところを復活させたいという御希望があるので、それに合わせるかたちでの若干の土木作業も含めて整備をしていくという、これはやはり志木市の計画に県の川の再生事業を絡ませるというかたちで。そうすると志木市は予算が比較的少なくて、いいことができると。県も市町村の意向を踏まえて、県の事業としても、よりレベルの高いことができると。両方ともいい話になると。そういうことを、比較的やっております。

朝日

そうすると、これはコンペをするような感じで採用して…

知事

もちろんそうです。希望をとっています。各市町村から。

朝日

それで、よかったものから採用して。

知事

そうです。原則、その地域の方々の御意見も聞いています。集会などもやっています。

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幹事社質問
参院選の結果について

朝日

ちょっと時間が経っちゃいましたけども、参院選の結果を見てどんなふうに評価されていますか。

知事

星取り表でいくと、自公で過半数は押さえられているけども、いわゆる憲法改正の数には至らない。もっとも、公明党に関していえば、相当、(憲法)改正については慎重な意見の方が多いということは、もう様々な調査ではっきりしています。それから、1人区で22勝10敗ですか、自公対野党統一が。これはもう何か、当初はもう少し27勝対5敗とか、そういうイメージなんかもあったのですが、意外に野党統一候補が善戦していると。こういうのを見ると、安倍政権としても頑張ってはいただいているけども、調子に乗ってはいけないねっていうぐらいの感じが、私的には言いやすい言葉なのかなと。私個人としての。頑張ってはいただいてるけども、でも調子に乗ってはいけないねというのが、星取表的には出てるのかなというのが、私なりの考えですね。国全体ではですね。はい。埼玉のことだったのでしょうか。

朝日

埼玉のこともお聞きしたいですけども。

知事

埼玉は、そこそこ順当なかたちになったのかなと。国の方では、国民民主党の方が共産党よりも強いのかもしれませんが、こちらの地元では伊藤さんが長年にわたって、御努力をされておられたこともあり、知名度も高く、準備運動も長かったということで、勝ちを収められたというんでしょうか。そんな感じかなと思っています。国民民主の方は、やっぱり支持率が今ひとつ弱いことと、運動不足というのでしょうか、そんなふうに見ています。

朝日

新藤さんは、ほぼワン・ツー・フィニッシュって言い方をしてですね、自公で本当はワン・ツー・フィニッシュをしたかったという意味を込めて言ってるんだと思うんですけども、公明が3位になってしまったわけですが、そのあたりは、その自公の連携の強さってどんなふうに…。

知事

どうなんでしょうかね。よくわかりませんが、比例区の公明の票以上に、公明の票が出ているのだと。その分が、自民の票が上乗せされているのだというのが、自民党の言い分なんでしょうけども、公明党の方々は非常に熱心な活動をなさってらっしゃいますので。地元でもですね、町内会活動とかですね、様々な活動をされていますので、党派関係なく、結構支持を広げておられる部分もあるので、その部分と自民党の支持の部分と、どのぐらいの兼ね合いなのかというのは、ちょっとなかなか分からないですよね。相当、丁寧な分析をしないと。実際、後で調査でもしないとですね。

朝日

大野さんの応援団長ってことなんですけども、この結果が知事選に与える影響って何か。

知事

予行演習的には、運動体としての予行演習としては、あるのでしょうけれど、そもそもの選挙の質が違うもので、国政選挙と知事選挙とは全く違うので。テーマも違うし。特に首長選挙は、時のエリアに関しての争点。誰を選んだことによってどう埼玉を変えていく。変わっていくんだということが問われていきますので、やっぱり国政の特に議員選挙っていうのは、強い人が強い。首長選挙というのは、やはりきちっとした正義の旗印を持った人の方が強いと思っています、私は。そういうことをきちっと出せるかどうかということだと思います。

朝日

今おっしゃってる予行演習的な観点から見ると、青島さんは割とずっと...

知事

自民党にしても公明党にしても動員体制ができるグループですから、政党ですので、そこに乗っかっていきますので、そこに行くと、多分大野さんをそこそこ応援するだろう、しっかり応援することも含めて、立憲民主とか国民民主とか、こういったところは動員力がないもので、当然、それに乗っかって、大野さんが動いてたわけではありませんので、その差は、予行演習の部分では差をつけられていると見るのが順当だと思います。

朝日

一部ではやっぱり大野さんの動きに不満の声も、立憲とか国民の間にはあるようですけれども、その点はどうなんですか。参院選の時に助けてくれなかったっていうので、逆に応援がもらえないっていう心配はないんでしょうか。

知事

助けてもらえなかったというと...

朝日

大野さんがもっと青島さんみたいに一緒に回るっていうのを...

知事

青島さんみたいに回るという...青島さんは、公明党や自民党の候補者のために、集会が行われて、あちこちでそれに乗っかるかたちで、そういうかたちで例えば熊谷さんにしても、宍戸さんにしても集会が作られたかたちではないもので、大野さんがそれに乗っかって歩くというかたちではできなかった。大野さんが各地区に集会ができるかというと、これまたできません。両方ともできない。だからそういう意味では、自公の体系の中に乗っかった青島さんが先行するのは当然だと思いますね。ただし、選挙の体制が全く違うもので。それと、かつて私が埼玉高速鉄道の社長にスカウトしてきたのですが、神奈川県連にスカウトされて、神奈川の知事選に出た方もおられます。その方なんかは自民党県連の集会に全部こう出て、1,000人単位の会合をずっと500人から1,000人ぐらいの会合をあちこち出てね。23(後に「18」に訂正)ぐらいあるんですかね、小選挙区が。そのぐらいの単位でずーっと出て、気持ちのいい気分で選挙されて、でもね、大差で負けるよと私ははっきり言っていました。松沢さんはそういう集会できないけれども、松沢人気というのはしっかりあるからねと。多分倍ぐらいで負けるよと。ほとんど集会やっていませんよ、松沢さんは。500人、1,000人の集会をそれでも倍ぐらい差をつけて勝っていますから。1,000人の集会を15やったら勝てるかというとそうでもない。それがやはり難しいところです。一般の県民の方が圧倒的に多いですから。やはり一般の県民に知事選で何を訴えられるかという。こっちの方が大事です。そうでないと、平成15年の選挙で私は当選しておりません。自民党の島津さんが強いはずです。圧倒的に私が勝ちました。

読売

今回の参院選では上田知事、国民民主党の宍戸さんを応援されたと思うんですけれども。

知事

要請があれば、どこでもと言うわけではありませんが、それぞれお世話になってますので、公明党にもお世話になってますけど、その立場の中で行きますが、要請がないところまで、行きますよ行きますよと言って押しかけるほど私も厚かましくないもので。要請があれば、要請があって、なおかつ自分の日程が許されれば行っているということです。

読売

終盤戦では、私も応援していますっていうステッカーも作られて…

知事

あれもちょっと一部誤解がありまして、5人ぐらい名前が全部出るので、そういうことだったらいいですよということできたんですが、そうではなかったところもあったみたいですね。

読売

一部の報道なんかでは、大野さん、知事選のことも考えて大島さんと話し合ったっていいう報道とかも出てたんですが。

知事

いやいやそんなことはありませんが、大島代議士から要請があって、応援に来てくれと言われれば、空いてる限り行きました。むしろ意外に少なかったかなと思ってます。初日と集会ぐらいだったですかね。

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知事選について(1)

毎日

知事選に関連して、来月5日ですけれども、大野さんの政策発表会に知事も同席されると。

知事

ああそうですか。

毎日

そのようです。

知事

いつ?

毎日

来月5日。

知事

すみません十分把握していなくて。

毎日

同席される御主旨なんですが、応援団長にも就かれてますけれども、政策立案にも知事もかなり関わっているということなんでしょうか。もし主旨があればちょっと教えていただきたいんですが。

知事

関わっていることはないと思いますが、相談には応じるようになってます。スローガンだとか、そういったものに関しては、相談がありますので。お答えはしています。細かい政策については特にまだ相談を受けておりません。

毎日

知事も、不出馬の会見の際も、今後のご自身の政治については、取り合えず休みに入るというようなかたちで示されました。5日のこの会見でご自身に関して、何か今後の政治方針等をお話される御予定はありますか。

知事

ありません。8月30日までは完全に自分自身の知事の仕事を熱心にやります。

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その他の質問
全国知事会議について

埼玉

知事は先週、富山県で開催されました全国知事会議に出席されています。今回最後の知事会議ということになりますが、終えての感想をお聞かせください。

知事

一つに、比較的どうしても47都道府県がまとまるために、政策を取り纏めて、それと地方分権を推進するという立場で政府に要望をしていくというきらいがなきにしもあらずだったので、もうちょっと時代変わりましたねと。国自体が地方創生担当大臣をつくり、地方創生(推進)交付金などもつくったりして、地方創生そのものを国があげてるくらいですから。むしろ違うでしょうということで、私達はやはり地方創生を自らのものにするために、具体的に行動しないとだめでしょうということで、「行動する知事会」。かつては梶原会長時代には「闘う知事会」なんて言ったんですけど、それはまさに地方分権推進というかたちで制度要求があったので、それを実現するために「闘う」という意味合いもあったのですが、そういう意味合いではもうなくなってきてるので、逆に時と場合によっては国と責任を共有して行動しなくてはいけないと。このことを強く私自身会長のリーダーシップと言ったら語弊がありますけども、皆さんと協力しながらこれを謳い文句というのでしょうか、皆さんに共有してもらう努力をしました。その象徴的なものとして、健康立国宣言も昨年掲げて、これは持続可能な社会保障制度を実現するには我々が努力しないとどうにもならない。具体的にはやはり病人を減らす、より健康長寿そうすることで医療費を削減し、なおかつ生産年齢人口が減っていく中でより元気な人達を維持させて経済にもパワーを残して行くと。そのためにはもう健康立国しかないんだというかたちで、この作業をまず第一に考えて、優良事例・先進事例を369、新規もしくは拡充で47都道府県が実はやったんです、1年間で。この部分に関しても、随時国の方にも報告したりして、国と地方との協議の場でも私が報告したりして、官房長官が議長役ですので引き取るかたちの中で、2年に渡って骨太方針の中に、私どもの主張したことが全部明記されまして、埼玉県方式なんていう埼玉県の名前までわざわざ入れていただいたりしながら、「の例など」とか言いながら、私どものを入れていただきました。これがまず健康立国の部分で、これをこうした部分も単に国と地方との協議の場だけではなくて、大臣に認識させるだけではなくて、副大臣・政務官にもしっかり理解していただこうということで私たちと意見交換をさせていただきました。これだけで終わってはまた駄目なので、(国の)局長(後に「課長」に訂正)さんたちとまた実務者レベルで私どもの部長さんたちと知事会側の部長たちと実務者レベルの協議、そういうかたちで身につくように、きちっと中身がでるようなかたちをさせていただいているところです。これはかつてないことだったと思います。二つ目は、ちょっと手前みそ的なところもありますが、やはり災害が例外でなくなってきている。想定外とかそういったものではなくて、災害があることを前提にしなくてはいけないということで、私たちは、防災減災さらに復興を前提にした防災、復興防災(後に「事前復興」に訂正)という概念なんかも言い始めました。そのことについて国の方でも捉えていただきまして、1兆5,000億の防災・減災の特別な予算を組んでいただきました。これは基金的なもの(後に「地方財政計画」に訂正)として。これ二つやはり私どもの主張が実った形でしょうか。三つ目はまだ実ってるわけではありませんが、これも総務大臣も同じような認識を持っておられますが、ソサエティ5.0の時代を迎えて、5Gの使い方については、むしろ条件不利地域、過疎だとか、あるいはローカルなところほどこの技術を使わないと駄目だと。しかし実はこういう5Gなんかのインフラっていうのは、都市部からできちゃうんです。いつまで経ってもローカルにはそれがいかないんです。しかし、ローカルで病人がいらっしゃると。しかしそこでは高度な医療なんかできっこないと。しかし、画面を見せて、有力なお医者さんに、画面で病人の傷口なんかを見せて、どう手当をすればいいということを教えていただいて、へき地の医師がトップレベルの医師の指示のもとに、場合によっては手術をするとかそういうことが可能になる。もう来てるんですね。でも残念ながら、地方に行けば行くほどそういうインフラがないんで、知事会的にはこのソサエティ5.0、5Gの時代こそは、そのインフラを地方からしっかりつくれという考え方を強く今回打ち出させていただきました。総務大臣もそのような認識を持っておられますけれども、ただやっぱり民間事業者レベルで整備をしていくと効率の問題があるので、費用対効果という。どうしても都市基盤というのでしょうか、人口の多いところとかそういったところだけが先行していく可能性があるので、そんなことのないように、時と場合によっては、国が重点的にお金出しててもその整備に責任を持つべきだというようなことを知事会的には、これ知事会だけではないですけど、地方6団体全部ですけど、やはり訴えていかなくてはいけないかなというこの三つぐらいを、私自身は総括させてもらってますね。二つは比較的うまくいったっていうか、一つはこれからの課題として残っている。こんな感じでしょうか。

埼玉

知事会に期待することなどありましたら。お聞かせください。

知事

少し良い癖がつきつつあるんじゃないでしょうか。成果を出すという埼玉県と同じようなやり方ですけども。言いっぱなしで終わらないようにっていう。

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東京オリンピックでの瀬戸大也選手の活躍について

埼玉

先日韓国で行われた世界水泳で毛呂山町出身の瀬戸大也選手が男子の200メートル個人メドレーと400メートル個人メドレーで金メダルを取りまして、東京五輪の内定になりましたが、改めて1年切りましたが、東京五輪に向けて瀬戸選手への期待などがありましたらお聞かせください。

知事

これまで水泳選手では金メダル3個の北島康介さんを抜いて4個ということですので、まさに埼玉県毛呂山町出身の瀬戸大也選手がダイヤのごとく輝いて、日本水泳選手の第一人者にすでになっていると、なったというのでしょうか、間違いのない事実で、非常に期待ができますね、東京オリンピックでは。今後、倍活躍されるのを期待したいですね。第一人者になられることが、かなり確度の高いかたちで見えてきたのではないかなと思います。ぜひ頑張っていただきたいと思います。

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知事選について(2)

読売

知事選のことでちょっとお伺いしたいんですけども、先程、首長選というのは埼玉のこのエリアの中で誰を選んでどう変わっていくのかが問われる選挙だっておっしゃいましたけども、知事は今回の知事選についてはどういったところが争点になるとお考えでしょうか。

知事

今の段階ではまだちょっと言いにくいですかね。候補者の皆さんたちが、まだ正式に手も挙げてない、手を挙げてないというのは、公約をしっかり打ち出していない時に、部外者の私がああだこうだって言うのはちょっと失礼かなと思いますので、あんまりノーコメントっていうのは好きじゃないですけど、やはり程度というのがありますので、それは勘弁していただきたいなと思います。先ほども言ったように、その時代その時、そして候補者の顔ぶれの中で、おのずからテーマというのは決まっていくと思っています。

読売

分野っていうんですか、社会保障とか少子高齢化…

知事

社会保障は、実践部隊は地方ですけど、枠組みは国が定めてますからね割と。

読売

各候補者の政策というか、そういったものが出揃った中でまた見えてくる…

知事

今の時点ではあまりとやかく、出されてからは私なりの考え方は申し上げられますけども、出してもいらっしゃらないのに、抽象的には出しておられますけど、まだ具体的に正式なものになってないでしょう。だから、いろいろ物申すのは失礼ですね。全くの評論家ならともかく、現職の知事ですので。

読売

今回の知事選で大野さんの応援団長に就任されまして、その一方でこれまでの記者会見の中とかでも、知事選というものに後継っていうのは馴染まないっていうお話はずっとされてきたと思うんですけども。

知事

後継指名というものは馴染まない。私が指名する側の時の言い方というのは馴染まないと言っています。決めるのは有権者だと。

読売

知事のその後継っていう考え方は、応援団長っていうのが、応援団長に就任したということは実質的にもう後継指名なんじゃないかという声も一方では…

知事

それはもう考え方だと思います。言葉として正式に後継指名とか、そういうことを言う方がおられると思います。私は後継というのは有権者が決めることだと。しかし私は最適な人を応援する権利があると思ってますので、そういう意味での最適な人を応援したいと。

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知事の任期が残り1か月となったことについて

朝日

あと残り1か月ぐらいですけど、この1か月間で、必ずこれだけはやっておきたいっていうようなことは何かありますか。

知事

もう毎日毎日やることばっかりです。今もやってます。今日も今後の重要な政策課題についても、部長さんたちと意見交換をやっております。これは誰が知事になろうと課題は課題ではっきりしてますし、それから解決方法についても、誰が知事になろうと知事が万能であるわけないんで、私もアイデアがあるけれども、皆さんにもアイデアがあるんで、今もアイディアをぶつけ合いっこしてます。そうだよね、残りが少ない割には真剣な議論してるな。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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