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発表日:2019年8月2日14時

県政ニュース

観測史上初!PM2.5の環境基準達成率100%達成!  平成30年度の大気汚染状況

部局名:環境部
課所名:大気環境課
担当名:企画・監視担当
担当者名:井村・竹内

内線電話番号:3051
直通電話番号:048-830-3051
Email:a3050-03@pref.saitama.lg.jp

  埼玉県では、さいたま市等と連携し年間を通して大気汚染の状況を測定しています。

  平成30年度の測定結果は、観測史上初めて微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準達成率が100%となりました(前年度93.1%)。

  二酸化硫黄等4物質の環境基準達成率は、前年度に引き続き全ての測定局で100%を達成しています。

  一方、光化学オキシダントの環境基準達成率は全ての測定局で達成できませんでした。なお、光化学オキシダントについては、全国においても極めて達成率が低い状況が続いています。

  埼玉県では、今後も事業者への指導などを通じ、大気環境の改善を進めてまいります。

  平成30年度における大気汚染状況の測定結果等は次のとおりです。

1  環境基準の達成状況(平成30年度)

物質名

環境基準達成率

(達成局数/測定局数)

微小粒子状物質(PM2.5)

 100%(65分の65)

二酸化硫黄(SO2

100%(31分の31)

二酸化窒素(NO2

100%(79分の79)

一酸化炭素(CO)

100%(14分の14)

浮遊粒子状物質(SPM)

100%(81分の81)

光化学オキシダント(Ox)

0%( 56分の0)

2  微小粒子状物質(PM2.5)について

  大気中に浮遊する粒子状物質のうち、粒径が2.5μm(1μmは1mmの1000分の1)以下の微細な粒子の総称です。呼吸により肺の奥深くまで入りやすいため、呼吸器や循環器に影響を与えることが懸念され、平成21年9月に環境基準が設定されました。

  平成22年度に県内6か所の測定局で濃度の測定を開始しました(環境基準達成率の評価は平成23年度からです)。それ以降、県全体の実態をより細かく把握するため順次測定局を増やし、平成30年度には65か所で測定しました。その65か所全てで環境基準を達成しました。

  これは、工場における環境対策の推進、自動車分野におけるディーゼル車規制や次世代自動車の普及といった様々な対策により、二酸化窒素などの原因物質の排出が削減されたためと考えられます。

3  光化学オキシダントについて

  工場や自動車などから排出される窒素酸化物(NOx)や、シンナーに含まれるトルエンなどの揮発性有機化合物(VOC)に太陽の紫外線が作用して生成される酸化性物質の総称で、そのほとんどがオゾンです。

  これは光化学スモッグの原因物質であり、夏季の日差しが強く風の弱い日に生成されやすく、高濃度になると目がチカチカする、のどが痛くなるなどの健康被害のほか、もやがかかったようになったり植物の葉が枯れたりします。

  環境基準達成率は、全国においても極めて低い状況が続いています。

4  大気の環境基準達成率の推移(過去10年間)

No

物質名

年度

H21

H22

H23

H24

H25

H26

H27

H28

H29

H30

1

微小粒子状物質(PM2.5)

有効局数

6

12

25

35

43

51

58

65

達成局数

0

6

3

10

37

44

54

65

達成率(%)

0

50.0

12.0

28.6

86.0

86.3

93.1

100

2

二酸化硫黄(SO2)

有効局数

43

43

38

36

36

36

31

31

31

31

達成局数

43

43

38

36

36

36

31

31

31

31

達成率(%)

100

100

100

100

100

100

100

100

100

100

3

二酸化窒素(NO2)

有効局数

84

85

83

83

81

81

80

81

81

79

達成局数

84

85

83

83

81

81

80

81

81

79

達成率(%)

100

100

100

100

100

100

100

100

100

100

4

一酸化炭素(CO)

有効局数

18

18

16

16

16

15

14

15

15

14

達成局数

18

18

16

16

16

15

14

15

15

14

達成率(%)

100

100

100

100

100

100

100

100

100

100

5

浮遊粒子状物質(SPM)

有効局数

80

82

80

81

82

82

82

83

83

81

達成局数

80

82

79

81

81

82

82

83

83

81

達成率(%)

100

100

98.8

100

98.8

100

100

100

100

100

6

光化学オキシダント(Ox)

有効局数

58

58

56

57

57

55

56

56

56

56

達成局数

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

達成率(%)

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

5  測定結果の詳細

各測定結果について、詳しくは大気環境課のホームページをご覧ください。

http://www.pref.saitama.lg.jp/a0504/taikikankyoutyousa/documents/h30sokuteikekka.pdf

<参考>

(1)環境基準  

物質名

環境基準(設定年月日)

微小粒子状物質(PM2.5)

1年平均値が15μg/m3以下(長期基準)であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下(短期基準)であること。(H21年9月9日告示)

二酸化硫黄(SO2)

1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下であること。(S48年5月16日告示)

二酸化窒素(NO2)

1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。(S53年7月11日告示)

一酸化炭素(CO)

1時間値の1日平均値が10ppm以下であり、かつ、1時間値の8時間平均値が20ppm以下であること。(S48年5月8日告示)

浮遊粒子状物質(SPM)

1時間値の1日平均値が0.10mg/m3以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/m3以下であること。(S48年5月8日告示)

光化学オキシダント(Ox)

1時間値が0.06ppm以下であること。(S48年5月8日告示)

 

(2)評価方法

微小粒子状物質(PM2.5)

  長期基準に関する評価は、1年平均値を環境基準と比較し、短期基準に関する評価は1日平均値のうち、低い方から数えて98%目にあたる値(1日平均値の年間98%値)を環境基準と比較する。

  長期基準及び短期基準を両方満たした場合について、環境基準が達成されたと判断する。

二酸化硫黄(SO2)、一酸化炭素(CO)及び浮遊粒子状物質(SPM)

  1年間の測定を通じて得られた1日平均値のうち、高い方から数えて2%の範囲にある測定値を除外した後の最高値(1日平均値の年間2%除外値)を環境基準と比較して評価を行う。ただし、上記の評価方法にかかわらず環境基準を超える日が2日以上連続した場合には非達成とする。

二酸化窒素(NO2)

  1年間の測定を通じて得られた1日平均値のうち、低い方から数えて98%目にあたる値(1日平均値の年間98%値)を環境基準と比較して評価を行う。

光化学オキシダント(Ox)

  1時間値の年間最高値を環境基準と比較して評価を行う。

(3)大気汚染の状況を測定している自治体

埼玉県(46局)、さいたま市(14局)、川越市(4局)、川口市(6局)、所沢市(5局)、越谷市(2局)、草加市(3局)、戸田市(2局)

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