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発表日:2020年1月17日17時

県政ニュース

「行田の足袋製造用具及び関係資料」及び「志木の田子山富士塚」の国重要有形民俗文化財指定について―埼玉県では昭和58年以来37年ぶりの指定―

部局名:教育局
課所名:文化資源課
担当名:指定文化財担当
担当者名:内田

内線電話番号:6987
直通電話番号:048-830-6981
Email:a6910-04@pref.saitama.lg.jp

  国の文化審議会(会長:佐藤信)は、令和2年1月17日(金曜日)開催の同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、行田市の「行田の足袋製造用具及び関係資料」及び志木市の「志木の田子山(たごやま)富士塚」を、国重要有形民俗文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申を行いました。

  この結果、近日中に行われる官報告示を経て、国重要有形民俗文化財に指定されます。埼玉県からの重要有形民俗文化財指定は、昭和58年以来37年ぶり、また2件同時の指定は初めてのことで、県内の重要有形民俗文化財は8件となります。

1 「行田の足袋製造用具及び関係資料」について

(1)所在地:行田市本丸2-5

(2)所有者:行田市(行田市郷土博物館保管)

(3)点数と内訳:5,484点(製造用具:4,219点、関係資料1,265点) 

(4)文化財の概要

「行田の足袋製造用具及び関係資料」は、行田市の地場産業として発展した足袋製造に関する用具とその関係資料のコレクションです。

行田の足袋は江戸中期には既に名産と評され、天保期の足袋製造には下請けなどの分業化が見られます。生産と販売を併せて行う製造卸としての足袋屋が集まり、地域の生業として発達を遂げました。

明治中期以降は裁断機やミシンが導入されたことにより、工程ごとの分業化が進みました。この時期、行田では馬車鉄道、電信電話等のインフラ整備も進み、行田は足袋製造を中心に、産業都市として発展しました。行田の足袋製造の最盛期は昭和戦前期で、全国生産量の約80パーセントに及び、昭和13年には8,400万足以上を生産しています。

コレクションは、行田市郷土博物館が長年にわたって収集・整理を進めてきたもので、その年代は江戸末期から昭和期に及びます。裁断、縫製、仕上げのそれぞれの工程の製作用具が網羅されている他、裁断用の金型や裁断機、用途に応じて異なるミシンなど、機械の導入を経て現在に至る変遷過程が理解できる内容となっています。また、用途に応じた様々な製品や、看板、商標ラベルなどの関係資料も含まれています。我が国における製造業の近代化への意向を読み取る上でも重要なコレクションです。

2 「志木の田子山(たごやま)富士塚」について

(1)所在地:志木市本町2-9-40 

(2)所有者:宗教法人敷島神社

(3)点数:1基

(4)文化財の概要

「志木の田子山富士塚」は富士信仰に基づいて、明治5年に築造された高さ約8.7メートル、直径約30メートルの富士塚です。築造は地元の醸造業者であった高須庄吉が中心となり、新河岸川舟運で栄えた引又河岸の舟運関係者や地元の商人・職人・農民など地域内外の多くの人々の協力を得て造られたものです。

富士塚には入口の浅間神社下社から頂上の奥宮までの間に、合目石や烏帽子磐碑、小御岳神社など113件もの石造物が設置されています。富士塚の北側斜面には黒ボク(富士山溶岩)が美しく配置されている他、御胎内と呼ばれる洞穴も残っており、山頂からは富士山を眺めることができます。富士信仰は現在も生きており、毎年7月には山開きが、8月には山仕舞いの行事が行われています。

このように「志木の田子山富士塚」は富士塚の豊富な構成要素が良好な状態で保存されており、富士塚の典型例として貴重なものです。 また、富士塚は、近世中期以降に、富士信仰が盛んな江戸を中心に築造されるようになったもので、明治5年に築造された「志木の田子山富士塚」は、富士塚の周辺地域への伝播の実態を理解する上でも重要です。

なお、富士塚の国指定は川口市の「木曽呂の富士塚」以来40年ぶりで、富士塚の国指定は5件目となります。

■重要有形民俗文化財について

(1)有形民俗文化財とは

有形民俗文化財とは、衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗慣習、民俗芸能、民 俗技術に用いられる衣服、器具、家屋その他の物件で、我が国民の生活の推移の理解のため欠くことのできないものである。 

(2)埼玉県の国指定重要有形民俗文化財(6件)

(1)秩父祭屋台(ちちぶまつりやたい)【秩父市・昭和37年指定】

(2)秩父の山村生産用具(ちちぶのさんそんせいさんようぐ)【皆野町・昭和42年指定】

(3)荒川水系の漁撈用具(あらかわすいけいのぎょろうようぐ)【皆野町・昭和46年指定】

(4)東秩父及び周辺地域の手漉和紙の製作用具及び製品(ひがしちちぶおよびしゅうへんちいきのてすきわしのせいさくようぐおよびせいひん)【東秩父村・昭和50年指定】

(5)木曽呂の富士塚(きぞろのふじづか)【川口市・昭和55年指定】

(6)北武蔵の農具(きたむさしののうぐ)【さいたま市・昭和58年指定】

(3)全国で国指定重要有形民俗文化財となっている富士塚(4件)

(1)豊島長崎の富士塚(としまながさきのふじづか)【東京都豊島区・昭和54年指定】

(2)江古田の富士塚(えこだのふじづか)【東京都練馬区・昭和54年指定】

(3)下谷坂本の富士塚(したやさかもとのふじづか)【東京都台東区・昭和54年指定】

(4)木曽呂の富士塚(きぞろのふじづか)【埼玉県川口市・昭和55年指定】

【問い合わせ先】

○文化財の指定に関すること

県教育局文化資源課指定文化財担当

電話 048-830-6981(内線6987)                                                   

○「行田の足袋製造用具及び関係資料」に関すること

行田市郷土博物館

電話 048-554-5911 

○「志木の田子山富士塚」に関すること

志木市教育委員会生涯学習課

電話 048-473-1111(内線3143)

(所有者等への取材を希望される場合にも、こちらへお問い合わせください。)

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