Myナビ 彩の国 開く

Myナビ 彩の国

総合トップ

県民向けトップ

事業者向けトップ

テーマ・目的別メニュー

  • 彩の国の安心・安全 危機管理・防災
  • 観光・魅力
  • 健康
  • 知事ブログ
  • マスコット

ドラッグ&ドロップで順番の並び変えが可能です

総合トップ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2018年度 > 2018年12月 > ドローンを活用した光化学スモッグ調査の結果について

ここから本文です。

 

発表日:2018年12月26日14時

県政ニュース

ドローンを活用した光化学スモッグ調査の結果について

部局名:環境部
課所名:環境科学国際センター
担当名:大気環境担当
担当者名:米持

直通電話番号:0480-73-8352
Email:g738331@pref.saitama.lg.jp

玉県は光化学スモッグ注意報の発令日数が全国で最も多い県の一つです。環境科学国際センターでは、全国で初めてドローンを用いた光化学スモッグの調査を行いました。その結果がまとまりましたので公表します。

ドローンにより測定した高度1,000mのオゾン(光化学スモッグの原因物質)は、日中、夜間とも標高850 m地点より高濃度となっていました。なお、この日の夜間の東秩父局のオゾンは、日中の平野部より更に高濃度でした。

高高度における高濃度オゾンの存在は、ドローンを用いたことで初めて明らかになりました。更に継続的に調査を行い、光化学スモッグの発生メカニズムの解明や対策に繋げていきます。

1.背景と目的

玉県による大気汚染常時監視測定では、標高約850 mに位置する東秩父環境大気測定局(東秩父局)においては、日没後、平野部で光化学オキシダント(主にオゾン)の濃度が下がった後も、夜間に高い濃度が継続することが確認されていました。この現象を詳しく調べることが、光化学スモッグの発生・解消メカニズムの解明に繋がると考えられるため、全国で初めてドローンを活用して、日中から夜間の高度1,000mまでのオゾンやPM2.5を測定しました。

181226-0401

2.調査の概要

  • 調査日時:平成30年7月30日(月曜日)、31日(火曜日)

(1)12時:オゾン濃度上昇前の時間帯

(2)15時:オゾン濃度高レベル(通常は注意報発令の時間帯)

(3)18時:オゾン濃度低下時(通常は注意報解除の時間帯)

(4)21時:オゾン濃度低下後(夜間)

  • 調査場所:埼玉県ときがわ町剣ヶ峰駐車場(ときがわ町大野1257番地)(図1)

(東秩父局の南方向約300m)

  • 調査高度:850m、880m、910m、940m、970m、1,000m
  • 測定項目:オゾン、PM2.5、風向、風速、温度、湿度、気圧

181226-0405 

図1測定地点

3.調査結果

(1)大気汚染常時監視局(測定局)のオゾン濃度(図2)

7月31日は各測定局でオゾン濃度が上昇しました。さいたま市役所局や環境科学C局では14~15時、小川局や秩父局では18時に最高値となり、その後低下しました。東秩父局は21時に最高値110 ppb となり、その後は緩やかに低下しましたが、翌朝7時でも60 ppb以上を観測しました。

(2)ドローンを用いたオゾン測定結果(図3)

7月31日の上空のオゾンは、東秩父局と同期して濃度が上昇しました。15時、18時の高度1,000 mのオゾンは、剣ヶ峰駐車場(高度850m)より約25 ppb高くなっていました。一方、東秩父局の最高濃度が見られた21時は、高度1000mと高度850mでの濃度差は最大で11 ppbであり、夜間は日中と比べて濃度差が小さいことが分かりました。上空のPM2.5濃度には大きな差は見られませんでした。

181226-0403 

4.今後の展開

ドローンを用い、夜間の上空の高濃度オゾン濃度を捉えたことは、埼玉県の光化学スモッグの発生メカニズム解明の第一歩となる成果です。

今後、平野部上空や、夜間から早朝にかけての調査、原因物質の個別成分等を調べることで、光化学スモッグの発生メカニズムを解明し、対策に繋げていきます。

県政ニュースのトップに戻る