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発表日:2017年7月21日17時

県政ニュース

国選定保存技術「唐紙製作」の保持者の追加認定について

部局名:教育局
課所名:生涯学習文化財課
担当名:指定文化財保護担当
担当者名:内田

内線電話番号:6987
直通電話番号:048-830-6981
Email:a6910@pref.saitama.lg.jp

 国の文化審議会(会長:馬渕明子(まぶちあきこ))は、平成29年7月21日(金曜日)開催の同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、八潮市在住の小泉幸雄 氏を、国選定保存技術「唐紙製作(からかみせいさく)」の保持者として追加認定するよう、文部科学大臣に答申を行いました。

 これにより、近日中に行われる官報告示を経て、国選定技術保持者に追加認定されます。埼玉県内では3人目の国選定保存技術保持者となります。 

1 国選定保存技術「唐紙製作」(平成11年6月21日選定)

 雲母(きら)や絵具等を用いて木版摺(もくはんずり)の技術で紙に文様を付ける技術。平安時代には唐紙の国内生産が始まり、和歌の料紙、冊子の表紙、屏風などに用いられる。建築、美術工芸品、書跡等の文化財の保存に欠くことができないもの。

 

2 小泉幸雄(こいずみ ゆきお)氏(昭和22年8月27日生まれ・満69歳)

 江戸の名工といわれた幕末の唐紙師・小泉七五郎(しちごろう)(屋号「唐七(からしち)」)から始まる江戸唐紙師の系譜を継ぎ、明治25年に七五郎の孫・源次郎(げんじろう)が独立・創業した東京都文京区湯島の「唐源」(からげん)を継承する。昭和22年東京都に生まれ、昭和44年から父・小泉哲(てつ)氏に師事し、伝統的な製作技法を高度に体得する。製作する手摺(てずり)による繊細で優美な唐紙は、国宝・重要文化財の屏風の裏張など、文化財の保存上不可欠の材料となっている。

 平成13年には経済産業大臣認定伝統工芸士、同14年には東京都知事認定伝統工芸士となる(共に現在に至る)。

 

文化財の概要と特色

(1)選定保存技術と保持者・保持団体

 1)選定保存技術

 文化財を確実に後世に伝えていくために欠くことのできない文化財の修理技術や、それに用いられる材料や道具の製作技術を国が選定するもの。昭和50年の文化財保護法改正により創設された。

 2)保持者・保持団体

 選定保存技術となった技を保持している個人及び保存団体を、国が認定するもの。

 

(2)「唐紙製作」の保持者

 現在、京都府在住の千田 堅吉(せんだ けんきち)氏が保持者として認定されており、今回、埼玉県八潮市在住の小泉幸雄 氏が追加認定されることになり、「唐紙製作」の保持者は2名となる。

 

(3)小泉幸雄氏の「唐紙製作技術」

 小泉幸雄氏の唐紙製作技術は、1)鳥の子紙(とりのこし)や間似合紙(まにあいし)などに胡粉などを塗って下地を作る、2)雲母(きら)や絵具に布海苔と蒟蒻糊を用いて木版摺に用いる絵具を製作する、3)刷毛を用いて絵具を篩(ふるい)に均等に塗布する、4)文様を彫刻した板木を机上に置き、篩をあてて板木に絵具を付着させる、5)紙を板木上に置き、紙の裏から手の平でなでることで紙に模様を写し取る、という工程をたどる。

 絵具の調整と正確な手摺の技術を持ち、国宝・重要文化財及び史跡・名勝地内の建具に用いる唐紙としてふさわしい上質なものである。一例として、国宝の洛中洛外図屏風(上杉本)、源氏物語関屋・澪標図屏風や、特別史跡・特別名勝の旧浜離宮庭園内の建具などに使用されている。

 

(4)埼玉県の選定保存技術保持者

 1)桜井 洋(さくらい ひろし) 氏

 選定保存技術名:木工品修理(平成9年6月6日選定)

 保持者に認定された年月日:平成9年6月6日

 住所:新座市

 2)泉 清二(いずみ せいじ) 氏

 選定保存技術名:漆刷毛製作(平成10年6月8日選定)

 保持者に認定された年月日:平成10年6月8日

 住所:上尾市

 

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