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発表日:2017年7月21日17時

県政ニュース

登録有形文化財(建造物)の新規登録について

部局名:教育局
課所名:生涯学習文化財課
担当名:指定文化財保護担当
担当者名:根ヶ山

内線電話番号:6981
直通電話番号:048-830-6981
Email:a6910-04@pref.saitama.lg.jp

 国の文化審議会(会長:馬渕明子(まぶちあきこ))は、平成29年7月21日(金曜日)開催の同審議会文化財分科会における審議・議決を経て、本県に所在する「内木酒造店舗兼主屋(うちきしゅぞうてんぽけんしゅおく)、同離れ」2件(さいたま市)、「加藤家住宅主屋(かとうけじゅうたくしゅおく)」1件(さいたま市)、「飯能織物協同組合事務所棟(はんのうおりものきょうどうくみあいじむしょとう)」1件(飯能市)を登録有形文化財(建造物)に登録するよう、文部科学大臣に答申を行いました。

 これにより、後日行われる官報告示を経て、県内の登録有形文化財(建造物)は172件になります。

1 内木酒造店舗兼主屋

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 さいたま市桜区西堀六丁目905-1

 (3)構造・形式 木造2階建、瓦葺、建築面積172平方メートル

 (4)年代 明治6年(1873)/平成20年改修

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」 

 

2 内木酒造離れ

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 さいたま市桜区西堀六丁目905-1

 (3)構造・形式 木造平屋建、瓦葺、建築面積40平方メートル

 (4)年代 大正後期

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」

内木酒造店舗兼主屋、離れの主な特徴 

 さいたま市桜区西堀に所在する内木酒造は、安永4年(1775)創業で、さいたま市内最古の酒蔵とされています。

 「店舗兼主屋」は、敷地中央に南面して建てられています。木造2階建、入母屋造(いりもやづくり)、桟瓦葺(さんがわらぶき)の建物で、下屋庇(げやびさし)を廻らし、正面には玄関を張り出しています。内部は、西半分を広い土間とし、床上部は3室×2列の6室から成り、奥の間には付書院(つけしょいん)を設けています。重厚な構えを持つ明治初期の商家です。

 「離れ」は、店舗兼主屋の南東に接続して建てられています。木造平屋建、入母屋造、桟瓦葺で、銅板葺の下屋庇を廻らせています。内部は6畳と8畳の2室を並べ、南西側にL字型の縁を廻らせています。8畳間には平書院(ひらしょいん)を付け、欄間彫刻に凝った意匠を見せています。瀟洒(しょうしゃ)な造りの離れで、敷地内の景観を良好に形作っています。

 このように、内木酒造店舗兼主屋、同離れは、近代に建設された大型の店舗兼用住宅で、質の高さと歴史的な価値を兼ね備えていることから、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に該当するとして、登録されることになりました。 

 

3 加藤家住宅主屋

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 さいたま市岩槻区大字古ヶ場字白水68

 (3)構造・形式 木造2階建、銅板葺、建築面積185平方メートル

 (4)年代 安政6年(1859)頃/明治12年(1879)増築、昭和59年・同61年頃改修

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」

加藤家住宅の主な特徴 

 加藤家住宅は、さいたま市岩槻区大字古ヶ場に所在し、敷地中央に南面して建てられています。加藤家は、古ヶ場(こかば)村の組頭(くみがしら)を務めた旧家とされています。

 「主屋」は、木造2階建、寄棟造(よせむねづくり)、瓦形銅板葺(かわらがたどうばんぶき)で、内部は東半分を土間とし、床上部を3室×2列の6室としています。土間沿いの一室であるブツマには、幕末の打ちこわしに備えて建て込まれたと伝わる格子戸が残っています。平書院を付けた上質な座敷を持つ大規模農家です。

 このように、加藤家住宅主屋は、幕末建設の大型農家で、さいたま市内に残る近世住宅として貴重であることから、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」に該当するとして、登録されることになりました。

 

4 飯能織物協同組合事務所棟

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 飯能市仲町(元原町分)31

 (3)構造・形式 木造2階建、瓦葺、建築面積221平方メートル

 (4)年代 大正11年(1922)

 (5)登録基準 「二 造形の規範となっているもの」

飯能織物協同組合事務所棟の主な特徴 

 飯能織物協同組合事務所棟は、飯能市街の仲町(元原町分)に所在しています。飯能市域の主産業の一つであった織物業に関わる、同業組合の事務所として建設されたものです。施工には、地元業者が携わったことが分かっています。

 建物は、木造2階建で、屋根は寄棟造桟瓦葺(よせむねづくりさんがわらぶき)、外壁は下見板張(したみいたばり)となっています。洋風の意匠でまとめる一方、屋根には鯱(しゃちほこ)の棟飾りが付けられており、和洋折衷となっています。内部は、一階廊下の漆喰壁に鏝絵(こてえ)が残されており、左官の高い技術を見ることができます。また、2階大広間の天井は、小幅の折上天井(おりあげてんじょう)で中央部に起りを持たせています。

 このように、飯能織物協同組合事務所棟は、飯能の経済を支えた織物業の組合事務所として貴重であり、細部意匠にも優れた特色を示していることから、「造形の規範となっているもの」に該当するとして、登録されることになりました。

 

<登録有形文化財(建造物)とは>

 文化財保護法に基づき、建築後50年を経過している建造物で、次のいずれかの基準に当てはまるものが対象となります。

 一 国土の歴史的景観に寄与しているもの

 二 造形の規範となっているもの

 三 再現することが容易でないもの

 

※本件に関する詳しいお問い合わせ先

 1から3に関すること…さいたま市教育委員会文化財保護課文化財保護係

 電話048-829-1723

 4に関すること…………飯能市教育委員会生涯学習課文化財担当

 電話042-973-3681

 

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