総合トップ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2016年度 > 2016年6月 > さきたま史跡の博物館平成28年度最新出土品展「地中からのメッセージ」の開催について
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発表日:2016年6月23日14時
部局名:教育局
課所名:さきたま史跡の博物館
担当名:資料・展示担当
担当者名:末木・鈴木
直通電話番号:048-559-1181
Email:k591111@pref.saitama.lg.jp
さきたま史跡の博物館では、(公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団並びに埼玉考古学会と共催で、平成28年度最新出土品展「地中からのメッセージ」を開催します。
県内では、毎年200件近くの発掘調査が行われています。これらの調査では貴重な発見が相次いでおり、出土した品々は本県の歴史を語る上で欠かせない資料です。
今回は、熊谷市前中西(まえなかにし)遺跡出土の全国的にも類例の少ない弥生時代の祭祀具(さいしぐ)である石戈(せっか)や、飯能市別所平(べっしょだいら)遺跡出土の珍しい文様の縄文土器、埼玉古墳群との関係が注目される行田市白山愛宕山(はくさんあたごやま)古墳の出土品など、学術上注目される資料を関係市町村の協力を得て、いち早く公開いたします。
1 会期
平成28年7月9日(土曜日)~8月31日(水曜日)9時00分~17時00分
※ 休館日:月曜日(7月18日(月曜日)は開館)
2 会場
さきたま史跡の博物館 企画展示室
(行田市埼玉4834)
3 主な展示内容
(1)前中西遺跡(熊谷市)
弥生時代中期後半(約2、000年前)の石戈(せっか)と呼ばれる祭祀具(さいしぐ)がほぼ完全な形で出土しました。石戈は銅戈(どうか)を真似たもので西日本に多くの出土例がありますが、のこぎりの歯のような文様(複合鋸歯文ふくごうきょしもん)がある石戈は全国初の出土です。
(2)別所平遺跡(飯能市)
縄文時代中期(約5、000年前)の集落遺跡で、多くの遺物が出土しています。中には、生き物をモチーフにしたような文様が連続して描かれている土器など、縄文時代の精神文化をうかがわせる資料が出土しています。
(3)白山愛宕山古墳(行田市)
埼玉古墳群の北側にある白山古墳群の中の古墳で、径約30mの円墳と推定されています。稲荷山古墳の外堀までわずか約70mという距離にあり同古墳との関係が注目される古墳です。古墳から出土した埴輪や須恵器すえきを展示します。
4 観覧料
( )内は20名以上の団体料金
一般200円(120円)、高校生・学生100円(60円)
※ 中学生以下、障害者手帳をお持ちの方(付添1名を含む)は無料
5 問い合わせ先
さきたま史跡の博物館 資料・展示担当
行田市埼玉4834
電話:048-559-1181 FAX:048-559-1112
ホームページ:http://www.sakitama-muse.spec.ed.jp/
又は「さきたま史跡の博物館」で検索
6 関連事業
○第49回遺跡発掘調査報告会
日時:平成28年7月31日(日曜日)10時00分~16時00分(予定)
場所:さきたま史跡の博物館 講堂
○学芸員による展示解説
日時:7月10日(日曜日)・17日(日曜日)・24日(日曜日)・8月7日(日曜日)・14日(日曜日)・21日(日曜日)・28日(日曜日) 14時00分~(約30分)
【参考画像:チラシ表(PDF:2,671KB)】