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発表日:2016年6月2日17時
部局名:産業労働部
課所名:商業・サービス産業支援課
担当名:映像コンテンツ担当
担当者名:荻野、大屋
内線電話番号:3734
直通電話番号:048-830-3734
Email:a3750@pref.saitama.lg.jp
埼玉県では、川口市等とともに、7月16日(土曜日)から7月24日(日曜日)までの9日間、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016」を開催します。
13回目の開催となる今年は、新企画を盛り込み、より一層充実した映画祭となります。普段観ることのできない世界各国の映画をぜひこの機会に御堪能ください。
映画祭開催期間中は、川口駅東口から無料直行バスを運行します。皆様の御来場をお待ちしています。
初日の7月16日には、川口市をはじめ県内で撮影した映画(熊谷まどか監督)を初公開します。2013年本映画祭の短編部門でノミネートされた若手監督の初長編作品で、キャストに、つみきみほさん、田島令子さんらを迎えました。
7月17日、18日には、彩の国さいたま芸術劇場、及びこうのすシネマにてノミネート作品を上映します。昨年から始まったサテライト会場での短編部門の上映に加え、オープニング作品を初上映します。
『バケモノの子』、『心が叫びたがってるんだ。』の特別上映、及びアニメーション部門ノミネート作品の一挙上映を行います。
コンペティションには過去最多となる88の国と地域から919本の作品応募がありました。映画祭期間中は、この中から厳選した長編12本、短編12本、アニメ12本をノミネート作品として上映します。
記者発表の様子 於)都道府県会館 ⒸSKIPCITY IDCF 2016 |
本映画祭は次代を担う新たな才能の発掘を目的の一つとしているが、まさにこれから期待の映像クリエイターの力作が揃った。また、オープニング作品は昨年に引き続き実行委員会が制作を支援し、本映画祭出身の熊谷まどか監督による『放す犬を、放す』を上映する。今年も暑い7月の開催になるが、映像制作に取り組む、若手クリエイターたちのさらに熱い気持ちを、作品から感じ取っていただきたい。
オープニング作品『話す犬を、放す』には川口市もロケ地として登場するので非常に楽しみにしている。本映画祭は年々入場者が増えているが、今年はさらに沢山の方に来ていただけるよう、盆踊りや地元有名レストランの出店、野外映画上映の時に、PTA による出店を行うなど、市民をあげて映画祭を応援していきたい。
SKIP シティは、映像産業を発展させていく場所であり、本映画祭は、そのために必要な人材を育てていくという目的で開催されている点が、ほかの映画祭と異なる、本映画祭の特徴と言える。次代を担う若手監督を輩出するため、オープニング作品の制作のほか、日々努力を重ねているので、そのことも含めぜひご覧になっていただきたい。
映画は監督一人で作るものではなく、大勢の人が関わる総合芸術である。そのため、映画には作られた時代の“匂い”が非常に色濃く映しだされる。長編部門の審査委員長として、責任を感じるとともに作品を観ることを今からとても楽しみにしている。
短編映画には、商業作品では難しい、「今、表現しなければいけないテーマ」が率直に描かれている。D シネマ映画祭は、現代の日本映画を知るうえで非常に重要な映画祭であると思っている。
映画祭で上映されるアニメーションは、商業的なアニメーションとは違い、映像の根幹に関わるような表現が浮かび上がってくる作品が多い。若手の作家にチャンスを与える映画祭の審査を務めることができて、光栄に思っている。
【参考】 「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016」開催概要(PDF:184KB)