6 騒音・振動・悪臭の防止
 騒音・振動・悪臭は、特に日常生活に密着しており、その発生源も多種多様となっている。
 騒音・振動・悪臭は感覚公害であり、工場・事業場に対する規制だけでなく、きめ細かな対応が必要となっている。
 騒音については、一般地域、道路に面する地域、新幹線鉄道に係る地域、航空機に係る地域について、環境基準が定められている。平成13年度の環境基準達成率は、道路が33.2%、新幹線が66.7%、航空機が41.7%であった。

図2-6-1 環境基準の達成状況
図2-6-1 環境基準の達成状況
(注) 自動車騒音については平成11年度から新基準による評価となったため、平成10年度以前については記載していない。

 振動は、一般的には心理的、生理的な影響が主体となっており、その影響範囲も、大部分が周囲10〜20m程度であり、同時に騒音を伴っている場合が多い。
悪臭は、近年の社会の多様化、産業の複雑化により、悪臭物質単体ではなく、複合臭が増えてきている。
 なお、騒音、振動及び悪臭に係わる事務は、規制地域の指定と規制基準の設定が県、それ以外については市町村が行うことになっている。

講じた施策

1 騒音・振動・悪臭の対策
1 工場・事業場の騒音・振動・悪臭
 工場・事業場等にかかる騒音・振動・悪臭問題は、その特性や地域の実情など、要因が複雑に絡んでいる。その解決のためには、工場・事業場において単に規制基準を遵守するというだけでなく、きめ細かな防止対策が行われることが重要である。
 産業形態の多様化に伴い、生活環境保全条例により、深夜営業に対する騒音の規制や屋外作業場の振動の規制を強化し、事業所指導を行うこととした。

2 自動車騒音
 自動車騒音の防止のためには、自動車本体の構造を改善するなどの発生源対策、道路網整備等の交通流対策、道路構造の改善、沿道対策などを総合的に推進していく必要があり、関係機関へ要望、要請を行った。

3 鉄道騒音
 環境基準が定められている新幹線鉄道騒音については、防音壁の設置やレールの削正等の音源対策が行われている。また、環境基準が達成されていない地域については、東日本旅客鉄道株式会社に対して、音源対策の要請を行った。

4 航空機騒音
 国では、航空機騒音対策として、学校、病院、住宅等の防音工事に対する助成を進めている。また、県では関係機関に対して、必要な対策の実施を要望した。

2 生活に潤いを与える音環境やかおり
 近年、日常生活に起因する騒音、悪臭問題が増加傾向にある。
 一方で、音やかおりには我々の生活に潤いやゆとりを与えてくれるものも数多くある。
 そこで、県民の方々に、身近にある音やかおりを見つめ直していただくという観点から、「彩の国 音・かおり環境保全連絡協議会」を設置し、「埼玉の音風景10選・かおり風景10選」の選定などの事業を行なっている。

駄菓子、焼き団子のかおりが漂う 川越の菓子屋横丁 駄菓子、焼き団子のかおりが漂う
川越の菓子屋横丁
(環境省選定:かおり風景100選)

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