1.特色
大麻は、繊維用として栽培されてきた中央アジア原産の植物で、乾燥させたものを喫煙により摂取するが、知覚や聴覚などが鋭くなったような錯覚に陥り、わずかな音にも反応を示して幻覚を起こす。
心地好さやリラックスを感じることもできるが、それは物事がどうでもよくなるなどの投げやりな気分になっているに過ぎないことを忘れてはいけない。
しかし、常に楽しい感覚を得るわけではなく、不快な気分になることもある。それを「バッドトリップ」という。この状態になると激しく気分が落ち込み、妄想や錯覚を生み、思考が分裂して錯乱状態になる。こうした精神的に異常な体験は、判断力の低下や思考の混乱を招き、ついには無動機症候群といって、毎日ゴロゴロして無気力状態になることもある。
大麻は「中毒にならない」とか「依存性がない」との誤解から、繰り返し乱用する人もみられるが、大麻の中以外、自然界にはどこにも存在しない物質であるTHC(デルタ・ナイン・テトラヒドロカンナビノール)が、精神作用に与える影響は非常に大きい。「大麻精神病」は徐々に精神に障害を及ぼす。「神様が見える」「誰かが体を触る」などの幻覚、「誰かに見張られている、追跡される」「自分の考えが誰かに奪われる」などの迫害妄想を起こし、異常行動、思考力低下、ときとして自殺企図、衝動的な暴力などを誘発し、普通の社会生活を送ることができなくなってしまう。知的障害も起こり、複雑な会話は理解できず、簡単な計算も間違え、文章もひらがなばかりで幼稚な内容となる。
乱用を止めてもフラッシュバックという後遺症が長期にわたって残るため、一生の問題となってしまう。
○マリファナ 大麻の花穂や葉を乾燥させ、タバコのように喫煙する。
○ガンジャ 大麻の樹脂を花穂、結実部とともにかためたもの
○ハシシュ 大麻樹脂、花穂を固めたもの。
2.俗称
マリファナ ハシシュ ハッシュ チョコ ガンジャ THC など


