(2)死 亡


イ 死因別死亡数及び死亡率

 死因別にみると、死亡数の多いものは、[1]悪性新生物 13,163人(死亡総数の32.5%)、[2]心疾患 6,483人(16.0%)、[3]脳血管疾患 5,657人(14.0%)、[4]肺炎 3,481人(8.6%)、[5]自殺 1,414人(3.5%)、[6]不慮の事故1,405人(3.5%)となっており、その順序は前年と変わらない。
 また、死亡率(人口10万対)をみると、悪性新生物は 191.4で前年に比べ8.7ポイント上昇したが、心疾患(94.3)脳血管疾患(82.3)、肺炎(50.6)、自殺(20.6)、不慮の事故(20.4)については、いずれも前年に比べ低下している。

表−8 主な死因別死亡数及び死亡率(対前年比較)
  平成12年 平成11年
死  因率(人口
10万対)
死亡総数に
占める割合
率(人口
10万対)
死亡総数に
占める割合
総   数  40,486588.8100.0 41,067598.1100.0
悪性新生物 13,163191.432.512,547182.730.6
心 疾 患 6,48394.316.06,66997.116.2
脳血管疾患 5,65782.314.05,70783.113.9
肺   炎 3,48150.68.63,85456.19.4
自   殺 1,41420.63.51,56822.83.8
不慮の事故 1,40520.43.51,52622.23.7
老   衰 72910.61.878811.51.9
肝 疾 患 72310.51.875211.01.8
腎 不 全 6849.91.76709.81.6
糖 尿 病 5067.41.25067.41.2
小   計 34,245498.184.634,587503.784.2
そ の 他 6,24190.815.46,48094.415.8

 死因別に死亡率(人口10万対)の年次推移をみると、悪性新生物はいぜん上昇傾向にある。心疾患は、緩やかな上昇傾向を示していたが、平成12年は低下した。脳血管疾患は低下傾向にあるが、近年その傾向は緩やかになっている。肺炎は昭和60年以降上昇傾向にあったが、平成12年は前年を下回っている。
 なお、平成6・7年の心疾患及び脳血管疾患の著しい変動は、死亡傾向が急激に変化したものではなく、死因分類(ICD-10)及び死亡診断書の改正によるものと考えられる。

図−6 主要死因別死亡率の年次推移

※ 死因分類(ICD-10)及び死亡診断書の改正による影響
 心疾患の平成6年から3年間は、大きく前年を下回っている。この低下は、平成7年1月施行の新しい死亡診断書(死体検案書)における注意書き「死亡の原因欄には、疾患の終末期の状態としての心不全、呼吸不全等は書かないでください」の影響が考えられる。
 脳血管疾患は、平成7年は前年を大きく上回った。これは、死因分類の改正で、肺炎に影響を与えた疾患として脳出血を死亡原因とするようになった影響が考えられる。
 なお、逆に肺炎は減少している。

 年齢階級別に死因別割合をみると、10歳代まででは不慮の事故、20歳代では自殺の割合が高くなっている。30歳代では悪性新生物及び自殺が高く、40〜70歳代では、悪性新生物割合が最も高くなっている。

図−7 年齢階級別にみた主要死因別割合

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