V 地域の特性
1 自然的条件
本県の気候は,比較的温和で春と秋は気温,降雨,風速いずれも適度にしのぎよく,冬期には,乾燥した北西の季節風が吹くことが多く,四季それぞれ変化に富んだ気候であるが,特にこの地域は海に近いこともあるため県中央部の気候と多少異なる面もあるようである。
本図幅内の中央部浦和市内に気象観測所があるが,ここでの気温,雨量は,第3表のとおりである。
図幅内土地の状況については,全域低地を含む台地状の平野であるが,この低地の多くは,遊水機能をもつ地域でもある。
主な河川は荒川,綾瀬川,元荒川,芝川などであるが,その他にも1級河川が多く集まっている。
2 社会的経済的条件
本図幅内の道路は,第2図のごとく数本の国道と,それに多くの県道が交差している。
この地域の道路交通量については,大都市近郊でもあるため頻度が高く,多くの道路で改修が望まれる地域でもある。
なお,南西のほうには関越高速自動車道の一部が開通しており,昭和47年11月には,東北高速自動車道が岩槻を基点として宇都宮まで開通している。
鉄道網については,図幅内中心の大宮市において,国鉄の高崎線,東北線が分岐し,また国鉄の川越線,私鉄の東武野田線が基点となっており,南西部には東武東上線がめぐっている。また,南部においては,国鉄の武蔵野線が本年4月から開通する予定であり,東北,上越新幹線計画も最近明らかにされ,将来は,地下鉄の東京からの乗り入れも予定されている。
また,図幅内市町村の土地利用の状況を市街化区域と市街化調整区域別でみると第4表のとおりであるが地域全体で市街化区域は42%,調整区域が58%となっている,特に図幅中央都市部での比率は50%以上と非常に高くなっている。